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555.5月より心機一転

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555.5月より心機一転
本日より、
不育・着床・専門クリニックとして
開業11年目です。

心機一転、
検査項目の一部を変更しました。

妊娠の免疫機構の検査を
さらに充実させました。

診療時間も変更して増やしました。


家事、仕事等で日々の生活が忙しく、
体外受精もあればなおさら、

その中で不育症、着床障害の方は、
不安、不信
でいっぱいの事と思います。

当院の予約は約一か月待ちですが、
私はこの道、
約40年の実績がありますので、
わかりやすく説明できると思います。


今後のひとつの選択肢として、
一度、当院の受診も
ご検討してみてください。


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554.子宮内膜ポリープは炎症のサイン?

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554.子宮内膜ポリープは炎症...
ポリープの原因はいろいろあり、
まだ、よくわかっていませんが、
何らかの炎症も関係しているようです。

最近では、胃のポリープの原因として、
ピロリ菌による炎症が疑われています。
実際、ピロリ菌の除菌治療で
ポリープの多くが消失してしまうそうです。


子宮内膜ポリープと不妊の関係は
以前より指摘されていますが、

子宮内膜ポリープがある子宮内膜
の中の炎症状態が
着床障害の原因かもしれいません。


その場合は、
子宮内膜ポリープを切除するだけでなく、
子宮内膜の炎症状態の有無と、
その様子をチェックするために、

同種免疫系の詳しい検査をする
必要があるかもしれません。


ブログNo.541に書いたように、
子宮内腔にも細菌叢がある
ことが判明してきております。

また、
ブログNo.528に書いたように、
子宮内膜の機械的な傷に対して
アレルギー的に炎症が起こる
「無菌性炎症」が流産を引き起こす
ことも報告されています。


子宮内膜ポリープは
ひとつの局所的炎症の
サインの可能性があり、
同種免疫異常による
不育症、着床障害の可能性
があるからです。

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553.子宮内膜症と免役と妊娠

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553.子宮内膜症と免役と妊娠
子宮内膜細胞が子宮筋層や、卵巣に
侵入してしまい、
生理として排出されないため、
強い生理痛となる子宮内膜症の方が
いらっしゃいます。


子宮内膜症と免役は、
いろいろと関係しています。


自己免疫異常が原因で
子宮内膜症が発症することもあり、
また、
子宮内膜症が原因で
その炎症状態により、
免疫異常が発生している
場合もあるのです。


自己免疫異常も
同種免疫異常も
妊娠維持には悪影響しますので、

子宮内膜症がある
不妊・不育の方は、
免疫系の精査をお勧めします。


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552.抗カルジオリピン抗体IgMは保険外

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552.抗カルジオリピン抗体I...
胚への栄養血管であるラセン動脈に
血栓を作ってしまうことにより、
流産・死産の原因となる
抗リン脂質抗体の有無
についての検査があります。

世界的に認められている
抗リン脂質抗体症候群の
分類基準(2006年)に
抗カルジオリピン抗体IgM の検査は
含まれていますが、

現在、日本の保険未収載のため、
保険の検査では検査できません。

自費で検査するしかありません。


また、近年、
ループスアンチコアグラントと
強い相関を示す抗体として、
抗PS・プロトロンビン抗体
が注目されており、

単独陽性例においても、
血栓症や産科合併症を
合併する場合があることが
報告されています。
(J Immunol Res, 2015)


残念ながら、
抗PS・プロトロンビン抗体も
保険未収載のため、
自費の検査となってしまいます。
#抗リン脂質抗体

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551.アレルギー体質と妊娠

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551.アレルギー体質と妊娠
花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息などの
アレルギー体質は、
免疫検査のTh1/Th2細胞比の検査
をすれば、
Th2優位となる方が多いです。


Th2優位は妊娠の維持には良いと
考えられていますが、

花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息の方が、
有意に流産しないということはなく、
反対に、
アレルギー症状がひどい方は
流産しやすい傾向です。


流産発生率には季節差もあり、
春先の流産率は高い傾向にあるという
報告もあります。


過度なアレルギー状態は、
その強い炎症反応により、
不育症、着床障害の原因にもなる
と、考えられます。

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550.タクロリムス治療について

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550.タクロリムス治療につい...
タクロリムスは、
強力な免疫抑制薬であり、
腎臓などの臓器移植における
拒絶反応を抑制する薬として、
開発されました。


反復着床不全(着床障害)の患者さんで、
Th1/Th2細胞比が高い場合、
移植前より妊娠成立までの期間に、
タクロリムスを服用すると、
少数例の研究ですが、
妊娠率が有意に高かったという報告が、
2015年にありました。


理論的にも魅力的な
臨床研究結果ですが、
日本の医薬品添付文書(公文書)では、
「妊娠又は妊娠している可能性のある
婦人には投与しないこと。(禁忌)」
と書かれていますので、
十分な注意が必要と考えられます。


当院では、免疫検査で
免疫抑制が必要と判断された場合、
子宮内ステロイド洗浄治療と、
ステロイド内服(10mg~15mg/日)治療
を行っています。

他院で不成功が続いている
難治性不育症、難治性着床障害
の方への治療の一つとして、
良い結果を得ています。


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