神戸：ファルコンの散歩メモ

漫画家の＜松本零士＞さん（８０）が２００７年から中断していた代表作「銀河鉄道９９９」の執筆を再開し、１１年ぶりの新作が完成しています。タイトルは「ドリームブラックホール」で、１９７０～８０年代に一大ブームを巻き起こした未完のＳＦ大作が、新展開へ再始動します。

同作は機械人間が支配する未来が舞台で、主人公の少年、＜星野鉄郎＞が謎の美女＜メーテル＞と共に銀河超特急９９９号で宇宙を旅し、成長する物語。１９７７年から１９８１年まで「週刊少年キング」で連載、テレビアニメや劇場映画が大ヒットしました。

ＳＦ漫画の伝説的存在である同作は、１９７７年に『週刊少年キング』で連載開始。１９８１年に連載は終了しましたが、テレビ、劇場でのアニメ化をへて１９９６年に『ビッグゴールド』で続編が再開。同誌休刊後はＷｅｂで不定期連載され、２００７年までに『ビッグコミックスペリオール』増刊に松本さんの画業５０周年を記念して４話分が描き下ろされたのを最後に、新作は作られていませんでした。　

新作は、＜松本＞さんの生誕８０年（１９３８年１月２５日～）を記念して２月２８日に刊行される「松本零士　無限創造軌道８０ｔｈ　ＡＮＮＩＶＥＲＳＡＲＹ　クロニクル」（２５００円・小学館）に収録されています。