神戸残像(85)店舗閉鎖【イグレック・プリュス】
パンや焼き菓子などを製造し、神戸や大阪、東京で菓子店やカフェなどを展開するイグレック・プリュス(神戸市中央区)は、神戸や大阪、東京で販売店6店やカフェ3店などを展開していましたが、すでに大丸神戸店、同梅田店、JR六甲道駅の商業施設プリコ六甲道店に入る店舗が閉鎖。大丸心斎橋店とそごう神戸店の店は1月31日で閉店しました。
帝国データーバンクによると、負債総額は6億7千万円。同社は 【神戸北野ホテル】 の総支配人・総料理長で運営会社社長の山口浩氏が2001(平成13)年12月に設立。阪神・淡路大震災によって休業していた神戸市内のホテルが再開する際に運営を受託した業者によって、同ホテルで提供する洋菓子やパンなどの製造販売を目的に別途設立されました。
当初は同ホテル向けの卸売のみを手がけていたが、顧客層の拡大を図って小売業に進出。小売店「イグレックプリュス」は、知名度を誇る同ホテルのブランド力もあり、北野や三宮のほか2005年には大阪に、2007年には東京のいわゆるデパ地下などに直営店を展開。この間、レストラン事業にも乗り出し、2003年9月にフレンチレストラン「イグレックベガ」など3店舗を出店、2010年6月期には年売上高約16億円を計上していました。
2015年9月に全保有株式を沖縄県石垣市の不動産業IBSに譲渡した。現在、同ホテルと資本関係はありません。
神戸市内のベーカリー店やスイーツ店関連が閉鎖するのは珍しいと感じていますが、かなり熾烈な競争激化や景気低迷・多角化の影響が関係しているようで、今後この分野の閉鎖が続かなければいいなと感じた出来事でした。
帝国データーバンクによると、負債総額は6億7千万円。同社は 【神戸北野ホテル】 の総支配人・総料理長で運営会社社長の山口浩氏が2001(平成13)年12月に設立。阪神・淡路大震災によって休業していた神戸市内のホテルが再開する際に運営を受託した業者によって、同ホテルで提供する洋菓子やパンなどの製造販売を目的に別途設立されました。
当初は同ホテル向けの卸売のみを手がけていたが、顧客層の拡大を図って小売業に進出。小売店「イグレックプリュス」は、知名度を誇る同ホテルのブランド力もあり、北野や三宮のほか2005年には大阪に、2007年には東京のいわゆるデパ地下などに直営店を展開。この間、レストラン事業にも乗り出し、2003年9月にフレンチレストラン「イグレックベガ」など3店舗を出店、2010年6月期には年売上高約16億円を計上していました。
2015年9月に全保有株式を沖縄県石垣市の不動産業IBSに譲渡した。現在、同ホテルと資本関係はありません。
神戸市内のベーカリー店やスイーツ店関連が閉鎖するのは珍しいと感じていますが、かなり熾烈な競争激化や景気低迷・多角化の影響が関係しているようで、今後この分野の閉鎖が続かなければいいなと感じた出来事でした。