LANケーブルをIEEE802.2bt(Max100W)で使用した場合のシュミレーションを 行う装置の作成をしています。 電圧を測定したり、PSEの試験機は存在しますが、LANケーブルに負荷電流 を流しての検査機器は販売されていません。 この機器は、長時間一定負荷をかけ続ける構造となっています。 放熱を考慮し、あえて電球を使っています。 左のターミナルにDC50Vを印加し、二つのSWでA方式、またはB方式を、 両方ONにすれば、802.3btの負荷が得られます。 右のターミナルで負荷試験中の電圧測定も可能となっています。 部品の取り付けは終了し、今日配線を行う予定です。 802.3btの規格でも24AWGであれば理論値ではクリアしますが、それ単線無限空間での事、 撚り線状態で4対8本、熱伝導の悪いビニール皮膜で覆われた状態で 果たしてどこまで大丈夫なのか、100mで8OHMもある抵抗値での電圧降下は どの程度か、これは計算値ではダメと判断し、こんな装置を作ったのです。