4端子法とは低抵抗(1Ω以下)を高精度で測定する手法です。 LANケーブルも短いモノになるとこの範囲となります。 通常のLANケーブル(24AWG)では1000FT(303m)で25Ω前後、1mに換算すると 0.08Ω。 通常の蓄積型のデータ通信であれば、この抵抗値には関心は払われず「断線して いなければ良い」がほぼ常識で、この部分にパーツに費用も新規開発も行われませんでした。 ところが最近、このLANケーブルを通常のLAN通信以外に使用し、問題があるとの 問い合わせが増えています。と、言うよりもともとの設計の範囲を越えての使用環境 が構築されています。 このため、製造側もこれに対応する製品の投入が必要となり、まずはプラグ内の 接触抵抗の低減と安定化に取り組んでいます。 しかし従来の検査方法では低抵抗の測定は無理で、新規に開発せねば ならず、そのテスト機の製作を弊社がやっているのです。 LANケーブルは8本の芯線から構成されているので、これらを素早く正確に測定 せねばなりません、ここから先は企業秘密となりますが、アナログ部分が多いの ですが、そのアナログがIoTを支えています。 ※図などはWebから拝借 https://synapse.kyoto/tips/LowRes/page001.html