6月23日に自作のスポンジ・ウレタン培地で栽培を開始した。
翌日の6月24日レタスの種のコーティングがわれ根が伸びるかと思われたが、この状態のまま4日間が過ぎた。通常4日経てば間違いなく双葉がでるのだが、出ていない。スポンジ・ウレタン培地をはずしてみてみるとスポンジが硬いためか根が成長でないでいるのがわかった。
今回試したキッチン用スポンジではスポンジ・ウレタン培地として使用することがかなわなかった。もっともっと柔らかく給水性に優れたキッチン用スポンジをチョイスする必要がありそうです。
6月22日から6月23日約24時間のレタスの液肥を吸い上げる量を測ってみました。
写真からも分かるように65ccの液肥が吸い上げられたことが分かります。
6月27日から6月28日までの約24時間をもう一度測定してみると今回も65ccという結果が出ました。
収穫に近いレタスは、ほぼ24時間で65cc程度の液肥を吸い上げることが分かります。この量は、葉の大きさに関係すると思われるので、次回の栽培のときにもう少し丁寧に調べてみたいと思います。
上記の写真は向かって左がLED光、右が太陽光で栽培した6月24日ころのものです。見ていただくと分かるように、LED光の方が緑が濃く育っています。食べてみるとLED光を当てたほうが若干硬めで、味が濃い感じがします。
植物の色は、肥料の成分によっても変化しますが今回同じ濃度液肥を使っているので色の違いは肥料成分ではなく光の違いと考える妥当です。
また、光の当たっている時間の差が色の差に表れることも考えられるのでシアトルの日照時間を調べるみました。
017年6月21日(夏至) 日の出 午前5時12分 日の入り午後9時11分 日照時間15時間59分19秒 となっており、6月6日の植え替えから6月24日までの日照時間の平均は15時間57分11秒となり、LED光15時間より太陽光の方が長く当たっていることがわかります。このことから、光を長く当てたからというよりは、LED光と太陽光の違いがもたらした、色の違い(味、硬さ)といえるようです。
ペットボトルへ植え替えしたレタスを窓辺に置いて育ててみた。
LED光で栽培したものと同じように、収穫まで毎日液肥を追加し光の違い以外はできるだけ同じ栽培条件を心がけて育てた。
レタスの成長は写真でもわかるように、内側の新しい葉が養分を吸いどんどん成長してゆく、外側にゆくほど古い葉となる。当たり前のことだが、この成長の仕方は光の種類には関係しないことが分かった。
「ペットボトルへ植え替えしたレタスを太陽光で育ててみると」
6月27日 栽培計画のとおり収穫しました。
収穫したレタスはサマースクールの給食に
市販のレタスよりやわらかい感じの食感ですが、やはり取れたてはおいしい
6月27日
植え替え後は、毎日LEDを15時間つける設定、液肥は濃度1250ppm前後になるようにしました。
5月25日双葉の真ん中から3番目の葉が23日よりは伸びてきたかな。
5月26日大きな変化なし
(5月25日26日)
5月23日のレタスは上のような生育をしています。
右がLEDの光をあてつづけたもの、左が室内で普通に栽培したものですが、どちらも双葉がしっかりでてきましたが、明らかが違いも見えてきました。
こちらがLEDの光をあて続けたもの
こちらは、普通に室内にある光で栽培したもの
明らかな違いありますが、それはなぜでしょう?
ここが理科の面白いところです。
(5月23日)
LED照明を一日中当て続けた苗と何もしない苗に生育の差がでるのか実験をはじめて、4日後の5月21日の写真がこれです。右がLEDの光をあてつづけたもの、左が室内で普通に栽培したものですが、少し成長に違いが出てきました。
こちらがLEDの光をあて続けたもの
こちらは、普通に室内にある光で栽培したもの
次回は、ここから2日後の5月23日の生育状況を公開いたします。
(5月21日~)
2日後の18日、種のコーティングを割り、根が伸び始めました。
これ以降、LED照明を一日中当て続けた苗と何もしない苗に生育の差がでるのか実験栽培を行いました。
20日に双葉出てきました。
右がLEDを当て続けたものと左はそうでないものですが、この時点ではあまり差が見られませんがはたしてこの後は、どのような生育の違いがでるのでしょうか。
(5月18日から20日まで)
今回栽培するレタスは、アメリカのシーザーサラダによく使われるロメインレタスです。
(水耕栽培用に種がコーティングされています)
苗を植えるのは当たり前せすが土ではありません。
水耕栽培用の苗床(なえどこ)となる専用のスポンジを使用します。
スポンジに十分水を含ませてから、種を植えます。
あとは、双葉がでるまであたたかく見守ります。
( 5月16日に種まきをしました。)
LED野菜工場でテスト栽培する野菜は、レタスとしました。レタスは種まきから収穫まで約7週間と短い期間で生育することと、授業の時間割に組み込みやすいように、一週間ごと同じ曜日に栽培作業を計画することができるという2点からです。毎週同じ曜日の同じ時間にレタスの作業があると思えることが教材としてとても大事なことだと考えました。
さて、栽培作業ないようですが、種をまいて双葉がしっかり緑化したところでLED水耕栽培するために植え替えをします。「育苗」とう栽培用語ですが、苗を育てるという意味です。2週間育苗したあと、成長の良いものだけを植え替えします。成長の悪いレタスを取ってしまうことを「間引き」といいます。
間引き、植え替え作業が終わるとあとは3週間後に収穫となります。
今後のLED野菜工場ブログは、レタスの栽培と成長の様子を5月16日の種まきから随時アップして行きます。
LED野菜工場は丸の内のオフィス街の地下にもあります。これは、設備があればどこでも栽培ができる特徴を生かし、消費地の近くで生産するフードマイレージ(食料の輸送距離)を小さくし、環境負荷をを低減するねらいからです。
LED野菜工場のよさは、太陽がなくても、土がなくても栽培が可能なことです。学校教育で考えると、従来の理科の授業でも鉢植えや水耕で栽培の体験学習が行われています。しかし、普通の栽培には植える時期があるので、栽培計画を緻密にしないと収穫時期がちょうど夏休みにかかってしまい、収穫の体験ができなまま授業がおわることがあります。また、アメリカでは日本のように植物の栽培は必修内容ではなので、理科の教材として植物栽培があまり採用されない現状があります。しかし、LED野菜工場は時期を選ばないとう利点を生かしていつでも種を植え、収穫まで体験できる理科の授業が可能となります。
Bellevue Children's Academy 2 CAMPUSの1階
「ともしび文庫」の隣に、LEDと水耕栽培の設備かあります。この設備を使って今年5月より、理科の授業の教材として活用する方法を探る(教材開発)プロジェクトがスタートしました。
このプロジェクトでレタスをテスト栽培しました。
今話題のLED水耕栽培方法を今回、LED野菜工場ブログとして公開することのなり、苗床の準備から種まき、間引き、収穫まで、LED野菜工場でのレタス栽培を随時公開してまいりますのでご期待ください。
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account