さてさて、今日は詩人会の理事会議がある。電車を使い一時間くらいのところある文学館へ向かう。朝起き、うーん、なんだか身体がダルオモって感じだったが、いざ歩き出すと真っ直ぐな光と青空に背中を押され、気分が乗ってきた。だらだら休日を過ごせば私の場合、月曜日から体調が悪くなるから無理にでも動かないといけない。理事会がなければグダグダと休日を過ごしてしまうのだろう。理事を引き受けて良かったのではないかと思うこの頃である。そして、詩人会では詩人サロンや詩祭などのビックイベントが控えている。今月に行われる詩人サロンでは「埼玉県 詩人サミット」というテーマで埼玉県に所在している同人誌発行に携わっている方々を集め、同人誌の紹介や朗読会などを企画している。普段苦労していることや工夫されている詩誌等での情報交換がなされ、このイベントで埼玉県から詩の世界がもっと深く広く発信力を強めることを期待している。さあ、次の駅で降りなくては……
先週の雪は道端に積まれ 回収を忘れたゴミのように 未練ばかりを回想して なるべくひとが少ない道を選び 図書館へ向かう 混んでいるのだろう 図書館へは時間をずらそうと 献血センターを覗いてみた 常連の私にとって 一時間待ち程の賑わいと感じた いつもは閑散としているのに 陽気がこの街を今日は変えている やはり図書館かと向かう 座るところがない程に混んでいる しかし詩集が並んだ棚には 誰ひとりとして興味を示していない ここがなんとも落ち着く場所だ 今の気持ちに合う詩集を探すが 見つかるわけもなく 二月三日ということで 上から二番目の棚 右から三冊目の中原中也の詩集を抜く 座る場所を確保して詩集を読まず タブレットを取り出し 詩を書き始めている いつもの私は今日も変わらない