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  • “春一番!!・仏の座”《襍感・/・野華‘17-01》

“春一番!!・仏の座”《襍感・/・野華‘17-01》

ホトケノザ(仏の座) シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Lamium amplexicaule L.
別名:サンカイグサ(三階草)

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

春の七草「ほとけのざ」と同名だが、葉が仏の蓮華座を思わせる事で付いた名。
畑の中や周りに、絨毯をしきつめたように群生する。
ヒメオドリコソウによく似るが、蓮華座は、花の向きが上向き。
ホトケノザは秋に芽吹き、ロゼットで冬を越す。
ロゼット、根から直接葉を出して広げるさまを意味する。
陽に暖められた熱を摂取する仕組みで、日本語では根生葉と呼んでいる。
ロゼットの語源は、バラの花を上から見た形を意味している。
別名三界草(さんがいぐさ)と呼ぶ。階層状の葉っぱと花である故。
2がつ頃から開花し始め5月末頃まで、と花期は長い。
半円形の葉が、茎を取り囲んでつく様子を蓮華座(れんげざ)に見立てた。
春の七草の一つ“ほとけのざ”は、キク科の「田平子」(たびらこ)を指す。
海岸から山の上まで、開けた辺りあちこちで見かける。
畑をピンクに彩るのは、ホトケノザとかヒメオドリコソウだ。
「セリ ナズナ オギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ これぞ七草」
有名な源氏物語の注釈書「河海抄」の中に上の記述が在る。
平安時代から食べられている若菜についての記載があり、中に春の七草の記述がある。
ただし、和歌の構成にして「これぞ七草」としたのは後世の人である。
この「河海抄」の中のホトケノザを現代のホトケノザと思ってしまうが、
実際に料理して食べてみた学者もあり、全く食用にならないと説明している。
それ故に春の七草「ホトケノザ」は、タビラコを指すとするのが一般的である。
早春、赤紫の小さく可愛い花を付け、青色のオオイヌノフグリ共々早春の散歩道を彩る。
この花は、したたかな生存戦略を持つ。他家受粉の開放花と自家受粉の閉鎖花を同時に持ち、
種の先にアリが好む成分(エライオソーム)を付けアリに種を運ばせる機能を持つ。
自然界の妙だが繁殖の為の手段にはおそれいる驚かされる。
葉が仏座に似、又、花が段々に咲く為サンカイグサ(三階草)とも呼ばれる。
往古に西欧から渡来した帰化植物と考えられている。
四角い茎と唇形花を持ち、シソ科の特徴をよく表す。又、強い繁殖機能に驚かされる。
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今年の“春一番(強風)”が吹いた前後、色々な事象があった。
国内外の諸問題。そして猛毒の神経剤VXを用いた殺人事件。
これらを思うと、国会審議に呆れる!!
言葉尻りを捉えて、事の本質に迫らない、否、蔑ろにしてはいまいか!?!
時世は、動き、対応・予防措置が最優先されてしかるべきだ。



「大磯町国府本郷付近で出会った華」

#ブログ #花

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