《 雅羅・/・襍囈〝山間の花〟❖ ’24-90❖ 》

以上、2画像は借物。


クロモジ(黒文字) クスノキ科(Lauraceae)
学名:Lindera umbellata Thunb. var. umbellata 

《 思いがけなく見かけた樹花〝3月花XXIII〟》
クロモジと云えば和菓子を連想してしまう。
樹名の由来は木肌だが、黄色い花色は春の陽光に似合う。
枝や葉に芳香があり楊枝の材料。樹自体も黒文字と呼ぶ。
東北地方南部以南の太平洋側に自生している。
クロモジ(黒文字);在来種(日本固有種)
落葉低木で樹高5m前後。葉が出ると同時に淡黄緑色の小花を多数つける。
幹は灰褐色、円い皮目がある。若い枝は皮目がない暗緑色で黒い斑入り。
はじめ絹毛があるがすぐに無毛になり皮目はない。折るとよい香りがする。
葉は互生し卵状長楕円形、先は尖り先端は鈍端。基部は、楔形で全縁。
葉表は無毛。葉裏は白色を帯び初め絹毛があるが後に無毛。葉脈は目立たない。
葉柄は長さ1~1.5㎝。雌雄別株で葉の展開と同時に開花する。
黄緑色の小さな花が集まってつき、花柄には毛がある。
花被片は6個、雄花の花被片は長さ約3mmの楕円形、雌花の花被片は少し小さい。
ともに花のあと脱落する。雄花の雄蕊は9個。
雌花の子房のまわりには黄色の腺体が囲む。仮雄しべは腺体より小さい。
果実は液果。直径約5mmの球形で、9〜10月に黒色に熟す。
種子は球形で赤褐色〜黒褐色。基部は白っぽい。花期は4月。
冬芽の葉芽は長さ1〜1.5cmの紡錘形。基部に丸い花芽がつく。

以前、鎌倉・天園ハイキングコース、散在ガ池で見かけた事があった。
大和市・泉の森・しらかしのいえ前に植栽された樹(雌株)がある。
今回見かけたのは、南足柄市・大雄山最乗寺裏山(2024/03/28)。

「令和陸年(皇紀2684年)3月30日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝はぁるの小川〟❖ ’24-89❖ 》

春の小川を彩るカラシナ(辛子菜)。
カラシナ(辛子菜)   アブラナ科(Brassicaceae)
学名:Brassica juncea (L.) Czern.
別名:セイヨウカラシナ(西洋辛子菜)
カラシナ(辛子菜)の拡大花。
カラシナ(辛子菜)の葉。
カラシナ(辛子菜)の葉姿。


《 野菜の花〝3月花XXII〟》
カラシナ(辛子菜);
西アジア原産と云われているがよく分かっていない。
日本には弥生時代に伝来したといわれている。
本州の一部堤防上などに大群落をつくっていると聞く。
種子から辛子ができる。これが和名の由来。
クロガラシとアブラナ類の交雑が起源と推定されている。
茎は直立し、高さ30〜80cm、無毛で白緑色。
下部の葉は大きく、しばしば羽状に分裂、縁に鋸歯がある。
上部の茎葉は小さく全縁。葉の基部は、茎を抱かない。
花は黄色の十字形で、直径1cm、上方のものは蕾とほぼ同じ高さにある。
花弁の長さは、9~13㎜と 小さい。萼片は長さ4~6㎜。
萼片は、開花時には斜め上に向けて立つ。
果実は、線形で長さ3〜6cm。先には6〜9mmの嘴がある。
種子は幅1.2~2㎜の球形、赤褐色。花期は3〜4月。
花は菜の花(アブラナやセイヨウアブラナ)に似ている。
アブラナ、セイヨウアブラナは葉の基部が茎を抱く。
カラシナ(セイヨウカラシナ)は、原種が帰化したものとされている。
だが、在来のカラシナやセイヨウアブラナと交雑し、多様である。

「令和陸年(皇紀2684年)3月29日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝備忘録 '24-10〟❖ ’24-88❖ 》

オトコヨウゾメ(男莢蒾)の蕾。
“ 今頃は、蕾状態だろう。 ”
オトコヨウゾメ(男莢蒾)   レンプクソウ科(Caprifoliaceae)
学名:Viburnum phlebotrichum Sieb. et Zucc.

《 里山緑地に見られる樹〝3月花XXI〟》
オトコヨウゾメ(男莢蒾);在来種(日本固有種)。
太平洋側の丘陵や低山の落葉樹林周辺に自生する落葉低木。
雌雄同株(しゆうどうしゅ)。開花期は、ガマズミよりも早い。
存在は地味だが、花、紅葉、赤い実と観賞に耐えうる程に華麗である。
普通なら4月に入ると、紅色を帯びた白花を見せ咲き誇る。
秋に熟す赤い果実、苦味があるので生食は難しいが美味な果実酒になる。
神奈川県内では陣馬山や高指山、丹沢、箱根に自生。
湘南・三浦半島には自生地は、確認されていない。
昨今、丹沢山地ではブナ林が減少している(再生事業は、進んでいるが)。
ブナ林の林床に見る男莢蒾、どうなったか心配(近日は探訪していない)。
**植栽されてるオトコヨウゾメは、俣野別邸庭園で見られる。**
オトコヨウゾメはコバノガマズミに似て、葉の幅が狭く、托葉がない。
ガマズミは毛が多く、葉の幅が広く、葉先がややにぶい。

オトコヨウゾメ;  
幹は灰褐色。葉は対生、葉身は楕円状披針形、先が尖り基部は広楔形~円形、鋭鋸歯。
葉が乾燥すると黒色になる。葉柄は、赤色を帯びることが多く無毛、稀に多毛。
托葉は無い。葉表はほぼ無毛、主脈上に長い絹毛がある。
葉裏は主脈に長い絹毛があり、星状毛はあっても少ない。
枝先の散房花序に白色の花をまばらにつけ、花が紅色を帯びることも多い。
花柄が細くやや垂れ花序の花数がやや少ない。
花序の柄は、赤色を帯び基部に葉が1対つく。
苞は、線形で早落性。花冠は5中裂、雄蕊も雌蕊も花冠よりかなり短い。萼片は5個。
果実は、惰円形の核果、9~10月頃に赤く熟す。核は、広卵形。
コバノガマズミは似ているが、やや鋸歯が細かく脈が深く葉裏に星状毛が密生する。
葉柄の基部に托葉がある。花序に花が密に多数つき、雄しべが花冠より長い。

*** 以上は、自宅のメモから ***

オトコヨウゾメとは意味深な名前だが、
「男」はオトコヨモギやオトコゼリのように食用にならないことを意味する由。
それとガマズミの地方名イヨゾメ、ヨソゾメ、ヨンゾメ等が合体してオトコヨウゾメ。
つまり食べられないガマズミとなったという。
紫から始まり紅や黄色に変化する紅葉も味わい深い。
枯れた葉は黒っぽくなるのが本種の特徴。




丹沢山地のブナ林の窮状。心配事。
二次的に低木にも及ぶのが心配だ。
自然林も頑張ってほしい。


「令和陸年(皇紀2684年)3月28日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝備忘録 '24-9〟❖ ’24-87❖ 》

ミヤマガマズミ(深山莢蒾)   レンプクソウ科(Caprifoliaceae)
学名:Viburnum wrightii Mig.
Viburnum wrightii Mig. var. wrightii
ミヤマガマズミ 蕾1
ミヤマガマズミ 蕾2
《 里山緑地で探したい樹、冬芽〝3月花XX〟》
ミヤマガマズミ(深山莢蒾);(花期は5〜6月)
北海道〜九州(日本海側)の山地の樹林内や林縁に生える。
よく分枝して茂り、高さ5mほどになり、灰褐色樹皮。若い枝は紫褐色。
葉は対生、葉身は倒卵形〜広倒卵形。
先は急に細くなってとがり、基部は広いくさび形〜円形〜切形。
縁には浅い三角形の鋸歯があり表面は、無毛か、長い毛を散生する。
裏面は脈に沿って長い毛があり、脈腋には星状毛の毛叢がある。
裏面全体に腺点。葉柄は赤みを帯び、長毛が少し生え、托葉はない。
茎頂に幅6~10㎝の散房花序を出し、白色の花を多数つける。
花序軸には長毛があり、まばらに星状毛がある。花冠は、先が5裂する。
雄蕊5個花冠より長くつきでる。花柱1個でごく短い。萼片は5個、ごく小さい。
果実は、広卵形の核果で9~10月頃に赤く熟す。核は、卵円形で5個の稜がある。
*       *       *
冬芽は、長さ5〜7mmの卵形。芽鱗は2対あり、外側の1対は小さい。
表面は無毛または粗い毛が生える。
*       *       *
コバノガマズミは毛が多く、葉の幅が狭く、托葉がある。
オトコヨウズメは、コバノガマズミに似て、葉の幅が狭く、托葉がない。
ガマズミは毛が多く、葉の幅が広く、葉先がややにぶい。

*** 以上は、自宅のメモから抜粋 ***
 
「令和陸年(皇紀2684年)3月27日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝備忘録 '24-8〟❖ ’24-86❖ 》

バラ科 サクラ属の低木!?!
ベニバスモモ(紅葉李)  バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus cerasifera Ehrh.
別名:ミロバランスモモ  アカバザクラ(赤葉桜)、ベニスモモ(紅李)
ベニバスモモ(紅葉李)の蕾、姿が瀟洒。
ベニバスモモ(紅葉李)・・まさしく紅葉。
核果 ( かくか: drupe)・・果実だ、まさしく。


《 今時の里山緑地に見られるだろう樹花〝3月花XIX〟》
ベニバスモモ(紅葉李);
バラ科・サクラ属(Prunus)・スモモ亜属(Prunus)、観賞用の栽培種。
3月上旬には、開花し始めるが未だ身近では出会っていない。
紅色の萼に包まれた蕾は見とれてしまう程に可愛い!!
遠目に見ると、早々ソメイヨシノが咲来始めたか?  と勘違いしてしまう。
そんな紅葉李、淡い紅色の花も花形も染井吉野に似ているが、花は小ぶり。
又、花の間に赤い新芽が出るので、桜とは違うのがわかる(資料で知る)。
紅葉李は、葉色が美しい。環境選ばない、更には樹高が低い。
色々な植栽条件を思うと、魅力ある樹である。
開花時期、葉の時期、実がなる時期と三度も楽しめる。
低木で樹高10m位。枝は暗褐色で刺があるものもある。
小枝は暗赤色で無毛。冬芽は紫色。芽鱗にはときに縁毛がある。
葉柄は、無毛(若い時にまばらに毛があるのもある)、蜜腺はない。
葉身は、楕円形~卵形~倒卵形、まれに楕円状披針形。
葉の縁は円鋸歯又はときに、重円鋸歯、先は鋭形。
葉は花が満開を過ぎたころから開き始める。
花は単生、まれに2個、束生し、直径2~2.5㎝。
花柄は長さ1~2.2㎝、無毛、又はまばらに有毛。
咢片は狭い卵形、外側は無毛、縁は浅い鋸歯縁、先は鈍形。
花弁は白色、長円形~へら形、縁は波打ち先は鈍形で先割れなし。
雄蕊は25~30個。子房には絨毛がある。柱頭は円盤形。
核果は黄色~赤色~黒色、楕円形で直径2~3㎝、粉白色を帯びる。
内果皮は楕円形~卵形、平滑又はざらつき、ときに穴がある。
この紅葉李、花期後の“銅葉”と呼ばれる葉は魅せるに余りある。
花期は、3~4月。果期は7~9月。

平塚市花菜ガーデンでは、春告げの小道に植栽されている。
似てるよなぁ^^)。

「令和陸年(皇紀2684年)3月26日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝備忘録 '24-7〟❖ ’24-85❖ 》

カテンソウ(花点草) イラクサ科(Urticaceae)
学名:Nanocnide japonica B.L
Nanocnide dichotoma S.S. Chien
花 構造。
雄花。
雌花。

《里山緑地に見られるだろう野草だが、小さい。〝3月花XVIII〟》
カテンソウ(花点草);
本州~四国~九州に分布、山野の木陰に群生する多年草。
4~5月頃開花、雄花・雌花を同じ株につける(雌雄同株)。
雄花は葉腋から長い柄を伸ばし、その先につくので目立つ。
雌花は葉腋のところにかたまってつくので目立たない。
雄蕊は1本ずつ順番に外側へはじけ、その勢いで花粉を飛ばす。
名前の由来は「花が小さく点のようだから」等々諸説ある。
山地や丘陵地の日陰、湿った林床に見えるようだが、自生地は限定的。
神奈川・三浦半島にも群生している所はあるが、最近は出会っていない。
昔、鎌倉の浄智寺谷戸で群落を見た。かつて鎌倉が緑濃かった証だろう。
茎高は10〜30cm、多少の上向きの毛がある。
葉は互生、葉身は扇状卵形で先は円い。
葉の縁に4〜8対の深い鈍歯牙があり、基部は切形。
葉柄は葉身より少し長いか同長。托葉は小型の卵形で長さ1〜2mmと小さい。
花は上部の葉腋に付く。雄花は、集散状で葉よりも長い柄があって目立つ。
雌花は、頭状でほとんど無柄のため目立たない。
雄花の花弁は5枚。雄蕊は5個。
雄蕊は、内側に曲がる花糸状で次々に伸び葯が破れ花粉を散らす。
雌花の花弁は4枚、披針形で薄紅色。
花弁の先端に1個の小剛毛があり、外側のものは背面に竜骨がある。
雄花、雌花、いずれも小さく数ミリ。肉眼では、構造が分らない。
*** 以上、手持ち資料・メモから ***
 
「令和陸年(皇紀2684年)3月25日、記」
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《 雅羅・/・襍録〝定点観察Ⅱ〟❖ ’24-84❖ 》

ミスミソウ(三角草) は、花期が盛りを過ぎたって感じだった。
中に綺麗な青紫色の三角草が開花していた。
花色で開花時期で決まるか?
花期も終わりに近いのが見えて・・・!!


ウラシマソウ(浦島草)は、いよいよ以って生き粋と姿を見せていた。
日本固有種、年々増えている。嬉しい限りだ。

カタクリ(片栗)は、点々と6茎見えた。
林床奥が見えないので増えているかも?
又、カタクリ奥林床にヒメヤブランの花を見たことがあった。
記憶のある場所に綺麗なコバルト色(コバルトブルー)の種子が見えた。
色からすると玉竜(ジャノヒゲ)に見える??綺麗と驚き遠望した。
ジャノヒゲ(蛇の髭) キジカクシ科(Asparagaceae)
学名:Ophiopogon japonicus (L. fil.) Ker Gawl.
別名:リュウノヒゲ
和名は、細い葉を竜の髭にたとえたものと云われている。
匐枝を地中で横に長く伸ばし、葉は細く、硬く、縁がざらつく。
花茎は、葉よりかなり短い。花は、不完全な小さな円錐花。
花後の果実のように見えるのは種子である。果皮が破れて種子となる。
いま見えてる、コバルトブルー色は、玉竜としかみえない。
種子であるため、花柱の跡がないように感じた。
ジャノヒゲの種子を玉竜と呼んでいる。


帰り道の小路には、アオキの花が可愛く咲いていた。
又、ウグイスカグラの花があちこちで咲き誇っていた。


そろそろムサシアブミが茎を見せるか、とよって見るがまだ。
帰り道、ウバユリの群生地端に、観察中の札をみた。
よくよく見ると“オオアザミ”と記されている???
“オオアザミ”と云えば外来種!?!
帰宅して調べてみると、葉の形、もようが似ている葉を見つけた。
資料によれば、別名マリアアザミと呼ばれている由。
聖母マリアの母乳がアザミの葉の上にこぼれ落ち、美しい大理石模様が出来たと。
オオアザミ(大薊)    キク科(Asteraceae)
学名:Silybum marianum (L.) Gaertn. 
別名:マリアアザミ
地中海沿岸の南ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに分布する一または二年草。
葉には強いトゲがあり、草丈が1m以上。5~6月に開花する。
直径5cmほどのすみれ色がかった紫色の花を咲かせる。
全草に食欲増進や消化促進作用があると云われている。
若い芽をサラダに、炒った果実をコーヒーの代用に等、広く利用されている。
種子に含まれるフラボノイド複合体であるシリマリンには肝機能の改善ほか、
解毒作用、抗酸化作用があり、肝臓を守るサプリメントとして使われている。
別名のマリアアザミと呼ばれているように、西欧では古くより愛用されてきた。



《 雅羅・/・襍録〝泉の森・山野草園Ⅱ+α〟❖ ’24/03/24 ❖ 》
天候は曇り。朝のうちに定点観察に急ぎ出掛けた。
里緑地は、着実に春姿をみせていた。
地味な花々は、見入る人は少ない。観察には都合が良い。
だが、散策路以外に入れないのが辛い所だ。
里緑地の再生とかで、伐採される木々が沢山見えた。
その伐採木等で野草が傷められる。配慮が必要だ。

「令和陸年(皇紀2684年)3月24日、記」

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《 雅羅・/・ 襍囈〝雪花??〟❖ ’24-83❖ 》

真上からサギゴケ、おはよう、と言ってるようだ。
数年前のサギゴケの姿。いつ頃から群生したか??
見事な光景、かわいくもいやされる。

近くにすみれも姿を見せていた。種類は未だ判らない。

《  “花見??・・・額庭”❖2024/3/23❖  》
サギゴケ(鷺苔);
ムラサキサギゴケ の白花、シロバナサギゴケとは呼ばない。
このサギゴケは、余り見かけないと聞く。
毎年、群落を形成するほどあたり一面が白くなる。
良く見かける紅紫色のムラサキサギゴケも可愛いが、白花はいい。
今年も咲き始めた。近寄ると今年も沢山見せるぞ、と言っているようだ。
そばにすみれもさきはじめている。野草的に自然発生の小花達。


咲くも無心、散るも無心、花はいまを生きる。
可愛い花たちに癒やされる。
「令和陸年(皇紀2684年)3月23日、記」
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《 雅羅・/・ 襍魂〝壹佰壹歳〟❖ ’24-82❖ 》

関東大震災時の横浜正金銀行。
現在は、神奈川県立博物館として使われている。
** 上2枚画像 産経新聞より拝借 **

《 知人の誕生した年“関東大震災”  》
1923年(大正12年)9月1日11時58分頃、
神奈川県西部から相模湾にかけてを震源とする
マグニチュード7.9の関東大震災が発生した。
死者・行方不明者100,000人以上、
全壊家屋100,000棟以上にのぼった。
近代日本において首都圏を襲った最大規模の震災。
建物の倒壊に加え、地震発生が昼食時だったことで、
大規模な火災も発生し被害を拡大させた、と記録にある。
1960年(昭和35年)にこの9月1日を「防災の日」に制定。
地震・台風の来襲等を踏まえて防災訓練の啓蒙をおこなっている。
*       *       *
もう一世紀を以ってしまった、関東大震災から。
そんな未曾有の震災があった日の1ヶ月後に誕生された知人。
ご主人は、作家の故神吉拓郎さん。葉山で我が妻がお世話になったご夫妻。
前の東京オリンピックの後、1970年代始めの頃からのお付き合い(我が妻)。
夏の葉山~秋谷の海岸は、若者達の町と化していた’70年代。
葉山は、御用邸ある町として知られていたが良き海岸町である。
僕個人としても、葉山は思い出が沢山ある場所だ。
当時、まだ一般的ではなかった“彫金”を妻(当時大学生)が習っていた。
その彫金の先生が、神吉夫人(当時神吉夫妻は葉山に住まわれていた)。
以来、半世紀に渡って色々とご指導頂きお世話になった。
夫人と我が妻は、親しく親しくお付き合いさせて頂いていた。
拓郎さんは、60代なかばで天星されてしまった(早逝に絶句だった)。
夫人は、お元気で百歳を以っても意気軒高だった。
コロナ禍で、お祝いごとは伸ばし今年のお花見を計画していたのだが・・。
3月22日昼前に天星された。余りにも突然のことで言葉を持てない。
生前のご厚情に感謝、深くこうべをたれたい。
大正人、身近には居なくなってしまった。寂しい限り。
関東大震災の年に誕生、能登大震災の年に逝去されたが・・・。
夫人の人生は、実に優美に過ごされた、と感慨を持つ。
深く哀悼の意を、 合掌。
 
「令和陸年(皇紀2684年)3月22日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝定点観察〟❖ ’24-81 ❖ 》

ミスミソウ(三角草);
別名のユキワリソウ(雪割草)の方が似合ってる姿。
3/17に見たときは、手前の実は見られなかった。
自生地では準絶滅危惧 (NT)種だが、ここは年々増えている。


ウラシマソウ(浦島草)は、数日の間に、茎が沢山でてきた。
同じサトイモ科テンナンショウ属のムサシアブミが、
ここの緑地内で見られる。が未だ茎を確認出来なかった。



セントウソウは、群落を形成している。昨年より増えた気がする。


ユリワサビ・・枯れ落ち葉から可愛く顔を見せ存在感を示していた。


ニリンソウは、大群落を形成していた。
一花・二花・三花と色々あって楽しめた。

※ 以上、泉の森・山野草園 2024/3/20 ※

「令和陸年(皇紀2684年)3月21日、記」



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