“2017年発歳”《襍感・/・点描‘17-01》



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今年も発歳の朝、慣わし的に「歯固」様式で朝食をとった。
延命長寿を願い、餅や大根を中心に頂く。おせち料理は、夕食で。

毎年三が日は、駅伝観戦(TV)で過ごすのが常。
今年のニューイヤー全日本実業団駅伝は、楽しみにしていた。
箱根駅伝に出場出来なかった、東農大出身のルーキーが出るからだ。
日清食品グループの1区戸田雅稀選手、
箱根に出られなかった分どんな勇姿を魅せてくれるか。
そんな戸田選手、スプリント力を活かして最後で抜け出し区間1位。
その勇姿を眺めながら、今年の箱根予選会東農大に頑張って欲しく思った。
未だ明日からの箱根駅伝も終わっていないのに^^)。
箱根駅伝応援風景には、「大根踊り」は欠かせないものだと感じているから。
それにしても元旦の実業団駅伝で1区1位は立派だ。してやったり!!
こちらも活力をいただけた。

2017年、ブログルで何ができるか!?!
本年もよろしくお願い申し上げます。
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“2016年・最後の出来事”《襍感・/・点描‘16-84》

宝乳菓=チーズケーキ


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愈々、今年もあと一寸で終わる。
1年なんて早い、なにもしないうちに今日を迎えた。
思う所あって、初心に帰って論考を思考し始める。
でも老化が激しく思案が進まない。あっという間に1年を持った。
最も能力がないだけのことだが・・・・!!
そして、今ひとつ淋しいこともあった。
先日も記したが、贔屓にしていた西洋菓子店が店じまいされた。
諸々あっての事、それ故、残念でも、只々感謝で一杯である。
そんな店主から、宅配便が届いた。最後・・・本当に最後のお菓子だ。
長いお付き合いだった、開店当初からお付き合いさせてもらっていた。
思えばバラで購入、箱入なんてどなたかにさし上げる時だけ。
包装等・・・知らなかった。
最後の最後に、大好きだったお菓子を送って下さった。大切な記念品だ。
お菓子故、永久保存は無理だ。心して正月のオヤツにさせて頂こう、感謝。


今年もあと1時間余りで終わる。
ブログルの拙い記事を読んでくださった方々に感謝しながら、
来たるべく新しい年、何を記そうか^^)。

皆さん良い年を向かえられんことを祈って、さいごのブログ終了。
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“枯れ葉!?! 寒期に見せる黄色い花”《襍観・/・点描‘16-83》

ハウチワカエデ(葉団扇楓) カエデ科(Aceraceae)
学名:Acer japonicum
別名:メイゲツカエデ

「藤沢市長久保公園2016・12・04」
イソギク(磯菊) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Chrysanthemum pacificum Nakai
Dendranthema pacificum (Nakai) Kitam.
英名:pacific chrysanthemum , gold-and-silver chrysanthemum

「大磯町城山公園2016/12/24]


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ハウチワカエデ(葉団扇楓)
若葉が開くと、葉の形、大きさからハウチワカエデの花であることがわかる
緑から黄色、黄色から赤へと変わるカエデ類の最も美しい時期。
モミジとカエデの仲間の中では最も葉が大きい。
同じ種類でも気候条件、地理的条件などにより、紅葉になったり黄葉になったりする。
葉の形が、天狗の羽団扇に似ているためについた木名。
丹沢には、各所で自生している。
葉は対生し径7~12cmで掌状に9~11裂。裂片は卵形で尖鋭頭、縁には重鋸歯がある。

イソギク(磯菊)
イソギクは、黒潮の影響を受ける房総半島から御前崎の海岸に自生する。
海岸に育つハマギクやアシズリノジギクは、普通の花弁、対しこちらは非常に小さい花弁。
強風の吹き荒れる海岸の断崖や砂地でも丈夫に育ち、花を咲かせる。
拡大で見ると、小さな5枚の花弁のような管状花、花の集まりであることが分る。
愛知県でも渥美半島に少数自生する。
シオギク(シオカゼギク、マメシオギク) Chrysanthemum shiwogiku Kitam. はイソギク似。
四国の海岸の崖地に自生する日本固有種。やや大型、葉の切れこみが少なく頭花も少なく花柄が長い。
キノクニシオギク(Chrysanthemum kinokuniense) H.Ohashi et Yonek.は紀伊半島に分布。
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“赤い実&面白い木の葉”《襍観・/・点描‘16-82》

タラヨウ(多羅葉) モチノキ科(Aquifoliaceae)
学名:Ilex latifolia
別名:モンツキシバ、エカキシバ、ハガキノキ


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タラヨウ(多羅葉)、静岡県以西の山地に自生している常緑樹。
特に葉の裏に文字を書くと痕が黒くなる。
紙が発明される前のインドでは、タラジュ(多羅樹)とかバイタラジュ(貝多羅樹)
と呼ばれるヤシの葉に経典を書いていた事に模して付いた名前なる説がある。
モチノキ科は、クロガネモチ、ウメモドキ、ヒイラギモチ、アメリカヒイラギ等、
冬に実を付けるものが多い。タラヨウは、雌雄異株なので実を付けるのは雌株のみ。
5月頃に目立たない花を付けるが、秋の実は、赤く美しい。
常緑高木で樹幹が立ち、樹形も綺麗。互生葉であり葉表は光沢がある。
この樹木、「はがきの木」と称される様に葉の裏に文字をなぞると字が浮かび上がる。
これは、外性酸化酵素によりタンニンが酸化して黒褐色になるのだとか。
又、寺境内に多く植栽されてるは、葉に経文を書いたとされる南方産のヤシ科植物、
「タラヨウ」多羅葉(ウチワヤシ・パルミラヤシ) Borassus flabellifer に擬えての事。
モンツキシバ・エカキシバ・ハガキノキの名も同じ理由か。
モチノキ属の大方の種から黐(もち)が採れるが、モチノキから採るものを本黐、
タラヨウ・イヌツゲから採るものを青黐と呼んで区別する。
タラヨウの葉は、木から取り外しても萎れたり腐ったりしないし乾燥しても形が崩れない。
つけられた紋様は、消えづ情報保存できる、故に色々な名称が付いている。
タラヨウのハガキノキという別名に因み、平成9年(1997)「郵便局の木」に指定された。
中央郵便局(東京駅丸の内南口前)の玄関脇に植えられている。
自然植生は、山地の林内で、本州(静岡県以西)、四国、九州に時世している。
高さ7-10m位が普通一般的だが大きいものは20mにもなる。
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「神奈川県立相模原公園2016/12/04」

#ブログ #植物

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“冬の風情”《襍観・/・点描‘16-81》

相模原公園と麻溝公園を繋ぐりりちゃん橋。
橋の欄干のにある小さなりりちゃん像。
神奈川県の県木銀杏と県花ヤマユリがモチーフ。
緑の”り”と山百合”り”から“りりちゃん”橋。
落ち葉を使ってのお遊び^^)。
曙杉(メタセコイア)に囲まれた相模原公園内フランス庭園
来年のカレンダー等^^)の撮影会か!?!
おとなしくモデルをしていたワンチャン達。
アケボノスギ(曙杉) ヒノキ科(Cupressaceae)
Metasequoia glyptostroboides H.H. Hu & Cheng
別名: メタセコイア
フランス庭園の並木路
アケボノスギ(曙杉)の葉形


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僕等世代の今時期の風情は、“焚き火”。
庭の落ち葉を集めて焚き火、そこで焼き芋をつくったものだ。
今の時代、焚き火をしようものなら、火事って・・通報されてしまう。
其れ故か、公園などでも焚き火をしている所に出会わない。
先日訪れた公園で落ち葉で遊んでいる人たちを見てなつかしかった。
県立公園と市立公園が隣りあっており四季折々色々たのしめる。
地表近くの草花は、冬眠!! 咲いてる花は、とても少ない。
が、あちこちで見れる紅葉・黄葉、風情ある。
此処の公園ペットのワンチャン連れがとっても多く其れ又たのしめる。
色々な犬種、個性ある彼等のしぐさを見てるだけでいい。
犬用バギーが売られてる昨今。“時代”を痛感する瞬間だ。

僕等の幼・少・青年期のクリスマスはお祭り騒ぎだった気がする。
この歳になると、爺は何もしなくなった。
だが今年は、ちょっと寂しいクリスマスを迎えた。
40年近く美味な西洋菓子を提供してくれた“ケーキ屋さん”
店主であり西洋菓子職人である方がお店を閉じた。
頑固一徹、こだわりを持った、街のケーキ屋さん。
後継者だったご子息が、先に旅立たれて、、随分の時を持つ。
お子さんの分も背負って丁寧かつ安価でお菓子を提供して下さった。
高名な昭和の西洋菓子職人・ルコントさん、Sワイルの大谷さん、
そして、最も身近でお菓子を味わせてくださった職人さん、
が“藤沢・片瀬、チロルの池田さん”。
お疲れ様でした、そしてありがとう、と畏敬の年を以って申し上げたい。
チロルのクリスマスケーキを最後に2016年、西洋菓子、食べ納め。
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「神奈川県立相模原公園2016/12/04」



#ブログ #公園 #自然

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“初冬に咲く紫陽花”《襍観・/・点描‘16-80》

ヨウラクタマアジサイ(瓔珞玉紫陽花。ラセイタタマアジサイ系)
学名:Hydrangea involucrata v. multiplex(nakai)


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定点観察をしているヨウラクタマアジサイ(瓔珞玉紫陽花)。
今年もひっそりと花を見せてくれた。
咲き始めは白っぽい花弁らしいが、其の状態にでく逢わせていない。
眺めていると、密穂状の花序、見事だ。
其れにもまして見事なのは、葉の大きさ、長さ30センチはある。
花弁が垂れ下がってくる花期の後半、其れを守っているような葉。
ライムグリーンの花弁と葉のバランスがとても良い。
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「神奈川県立相模原公園2016/12/04」

#ブログ #植物

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“WBー錦秋_色”《襍感・/・点描‘16-79》

「もみじ」
「ファルコンさん」の復活を教えてくれてる「ノキシノブ」
ブログに戻ってこられた「ファルコンさん」
ご活躍をお祈りしたいが、無理なきよう、祈ってやまない。
はなみずき・・黄葉
紅葉そのもの「もみじ」


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
日本の地名でとっても雰囲気・想像をふくらませる漢字がある。
『雲谷』と書いて、「もや」。
先日、訪ねた足柄地区、天候状態に依ったのだが、
柔らかい雰囲気、どことなく霞んでみえる景色。
和むと言える風情、「もや」って感じだった。
樹・草、1本ゝゝを見ればじつに艶やかだったが。。。!
今年の晩秋も癒やしに、出会えた。
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「足柄山麓2016/11/20」

#ブログ #自然

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“足柄と言う名称”《凡声・/・叛逆のろれつ》

ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦) タデ科(Polygonaceae)
学名:Persicaria capitata
[別名] カンイタドリ
花の咲き始めは白で徐々に赤くなっていく(ツルソバは最後まで白)
小さな花の集まり。明治時代に導入され、今や全国的に野生化している。
キク科の園芸種。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
暫く前に訪れた南足柄市矢倉沢地区周辺は、様変わりするかもしれない。
今は、素朴な山里だが地域の行政的構想=改編が聞こえてくる。
此の足柄周辺を「東箱根市~箱根市」へと改編していこう、と!?!
四季折々の花「あしがら花紀行」、花と農業「フラワーユートピア構想」。
既に春めき(桜)、夏の花葵、秋は酔芙蓉、冬は蝋梅、と下地はできつつ在る。
花による集客力は、確実に成果を上げているようだ。
しかし「地域ブランド」に悩んでいるとか!!一山超えれば箱根町である。
箱根・・温泉入口が、湯元なら、花の入り口が足柄と言いたいのか!?!
しかしながら行政的地名で「箱根」には及ばない!?!
「地域ブランド」として南足柄市と足柄上郡(開成町、大井町、松田町、山北町)
を併せて『東箱根』という名称に、更には地域ブランドとして「東箱根オリーブ」。
こんな構想が練られている。今人気!?!「鎌倉野菜」がモデルか!!
でもちょっと、『東箱根』という名称、短絡過ぎないかって思う。
南足柄市・・明神ヶ岳や金時山等は、箱根外輪山だが「足柄山地」という由緒ある名。
大きく捉えて「箱根の中に足柄山地があり、金太郎が存在する」とされるのだが??
由緒ある地名を活かして将来に向かって進めないか??って思う。
よそ者の夢想家(僕自身)の勝手論だが、慎重に対処して欲しいのだ。
東箱根・・箱根市??等と短絡的行政区分にしてほしくない。
2014年、南足柄市矢倉沢地区と箱根町の仙石原地区に通じる林道が、
一般道路《県道(仮称:南箱道路)》として、2020年完成を目指し始動している。
足柄上郡と箱根町が、僅か30分の距離になるのは嬉しいのだが。。。!
箱根町に供給する地場野菜を、足柄野菜と称してアピィールしては!?!
地域の活性化を、短絡的に「名称」を利用するのは??
林道にして然り、南箱道路ではなく<足柄箱根路>の方が適しているように思う。
市町合併で『東箱根市』、将来的に観光都市として箱根町を含め『箱根市』???
こうした感覚が、あちこちにある。あえて「市」にすることはないと思えるのだ。
『箱根』に固執するよりも、ブランド名「足柄・・・」を目指すべきではないか。
単に観光的ブランド名「東箱根」という括りは、いただけない。
地名・名称には歴史・由緒が在るではないか。
箱根は、山地である。酒匂川を含めて相模湾まで取り入れたリゾート(観光圏)!!
農ある暮らし、「クラインガルテン」(ドイツ)感覚等々、施策が出ているが、
「クラインガルテン」の内容・趣旨は、足柄で言われるものと異なる(仔細は略)。
未来志向的方策、地域の活性化は、他力本願ではなく「創造」ではなかろうか。
『箱根市構想』に???を感じた現地散策であった。
歴史的に箱根町仙石原地区は、明治22年以前今の南足柄市や開成町、大井町等と同じ
足柄上郡に属しており(明治22年4月1日―町村制の施行にて仙石原村が設立され、
所属郡が足柄上郡から足柄下郡に変更された)箱根町とは同じ生活圏、経済圏であった。
こうしたことを下地に「箱根」という名を足柄全体に使うのは、単にこじつけと映る。
今、しっかりと定着している「足柄山地」も箱根に一括りにするのか??
足柄と箱根の生活圏や経済圏、芸術文化まで共有した歴史があることは史実だ。
しかしながら、足柄を箱根にくみいれる根拠にはなり得ない。
「足柄」名をもっと大切にブランド化できる方策を計るべきだろうと、強く感じ入った。
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「箱根外輪山・足柄山麓2016/11/20」



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“WBー錦秋二”《襍観・/・点描‘16-78》

奥に見ゆるが、金時山!?!
矢倉沢地区・地蔵堂奥、典型的な麓景観。
麓っぽい、小川・・風情
木立の奥に見える夕日の滝。
夕日の滝全容姿。


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神奈川県西部南足柄市矢倉沢地区、素朴な田園景観が残っている。
神奈川と御殿場を結ぶ古くからの街道筋である。
この街道から矢倉沢地区に入ると左奥にこんもりと見えるのが金時山。
童謡に歌われている「足柄山の金太郎」ゆかりの地でもある。
丹沢山地麓周辺が、登山基地ではなく観光地化されてしまった。
かつての素朴な山里・集落が消えつつある中で素朴さが色濃く残っている。
この金時山の向こう側は、箱根・仙石原高原。
足柄側から仙石原に通じる往古よりの山道が、矢倉沢林道として整備されている。
箱根外輪山・金時山周辺を「足柄山地」と称しているが、
足柄山という単独峰はない。
矢倉沢林道を横目に見て金時山方向に進むと地蔵堂集落に達する。
素朴なかつてよりの足柄山地風情が色濃く残っている。
古いから良いのではなく植生的にも野性的で良いって感じだ。

金時山は粘性の高い金時山溶岩からなっており山頂付近の傾斜が非常にきつい。
遠くから見るとひときわ高い峰が天を突いているように見える。
この姿、イノシシの鼻のように見える!!
それ故、猪鼻嶽(いのはなだけ)や猪鼻ヶ嶽(いのはながたけ)と呼ばれてもいた。
地蔵堂から金時山に登るルートの麓に「夕日の滝」がある。
酒匂川の支流内川にかかる落差23m、幅5mの滝。金太郎が産湯をつかった滝と伝承されている。
夕日の滝の名称は、1月半ばに夕日が滝口に沈むところからつけられた由。
周辺は、新緑・紅葉ともに見事だ。
先日、訪れた時、滝壺よりちょっと下に希少植物の茎・葉を見かけた!?!
来年の晩夏~初秋に再訪してみたい。
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「箱根外輪山・足柄山麓2016/11/20」

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“WB-錦秋一”《襍観・/・点描‘16-77》



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人気の社寺公園は、艶やかな樹々葉でいっぱい。
それらの多くは、人工的に、園芸的に作られたもの。
おまけに人を眺めに行くようでもある。
里山での紅・黃葉も“素朴”って感じる原風景感が薄い。
超がつく人気地ではないが、好みの景観に出会えた。
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「箱根外輪山・足柄山麓2016/11/20」

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“WG-4路傍の花”《襍観・/・点描‘16-76》

カシワバハグマ(柏葉白熊) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Pertya robusta (Maxim.) Beauv.
ヒサカキ(姫榊) モッコク、又はサカキ科(Pentaphylacaceae)
学名:Eurya japonica Thunb
タムラソウ(田村草) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Serratula coronata L. subsp. insularis (Iljin) Kitam.
Serratula coronata L. var. insularis (Iljin) Kitam. ex Ohwi
ヤクシソウ(薬師草) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Youngia denticulata (Houtt.) Kitam.
ヤクシソウの綿毛。
終焉間近の状態だが、役目を果たしている強さを感じる。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
カシワバハグマ(柏葉白熊)
柏の葉に似てることで名前が付いた。
ハグマとは仏具の払子の先についている”白熊”(ヤクの尾の毛)のこと。
在来種(日本固有種)で山地の木陰等に自生、本州、四国、九州に見られる。
茎高30~70cm。茎は分枝せず、葉は卵状長楕円形で縁に粗い鋸歯がある。
10月前後、茎上部に白い10個程の筒状花を咲かせ花冠の先端が反り返る。

ヒサカキ(姫榊)
神事で使われるサカキの小型種でヒサカキ(姫榊)と呼ばれている。
晩秋に黒い実を付ける。在来種の常緑小高木。
壷型でクリーム色の花を下向きに沢山つける。
生垣や植え込みとして利用されるが、神前に供え用いられている。
名前の由来は、「姫さかき」が訛ったと言われている。

タムラソウ(田村草)
アザミの仲間は夏の花が多いが、タムラソウは秋の訪れを告げる花。
茎は直立し、綾(縦線)があり、有毛。アザミに似るが葉に棘がない。
葉は互生し、両面に細かな白毛があり、質はやや薄い。
頭花は紅紫色で上向きに咲き、剛毛状の冠毛をもち斜めに花床につく。
雌蕊の先が2裂しカールしている。総苞は、鐘形で総苞片は瓦状に並ぶ。
痩果は、円柱形で冠毛は淡褐色、ドライフラワーのように残る。
そして綿毛の付いた種が風で飛ばされていく。
(終焉から新たな息吹へと・・・子孫は、脈々と継なる)


ヤクシソウ(薬師草)
紅葉が始まるとめっきり花は少なくなるが、
ヤクシソウは、木々が葉を落とす頃になっても元気に花を咲かせている。
まとまって咲く風情は、野草ではなく造形美に映る。
野草の紅葉、ヤクシソウはまさに赤く紅葉するときくが出会えていない。
紅葉したヤクシソウ、花の咲く時期と紅葉が一緒になるは、更に稀らしい。
野菊と言えば、白や薄紫の花を連想するが薬師草は、黄金の野菊だ。
葉形が薬師如来の光背(後光)に似ているというのが命名の有力説。
日当たりの良い山地のやや乾いたところに多い、無毛の越年草。
茎はよく分枝し、根生葉は花時には普通ない。
葉は互生、倒披針形~倒卵形~バイオリン形で、浅い鋸歯がある。
基部は心形で茎を抱くが、開花時には枯れてしまう。花期は8-11月。
枝の先に多数の花をつけ、頭花は上向き、花後に花柄が曲がり下を向く。
総苞は、下部がはふくれて堅くなる。そう果は、黒褐色。冠毛は、純白色。
ハナヤクシソウ (form. pinnatipartitum)は、 葉が深裂する。
ウスイロヤクシソウ(form. pallescens)は、花が淡黄白色。
※  ※  ※  ※  ※

植物の生態を眺めながら、時世の怪、殺伐とした社会を想う。


「横浜市新治市民の森2016/11/13」

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