“秋・・紫陽花(1)??”《襍観・/・点描‘16-58》

タマアジサイ(玉紫陽花) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea involucrata Sieb. var. involucrata
タマアジサイの蕾。


茎、葉に短毛が密生する。葉は対生、葉柄があり長さ10~20㎝の長楕円形。
縁に牙歯状の細鋸歯があり、鋸歯の先が芒状になる。
葉の両面はざらつき、葉の基部は円形、葉先は尖る。
蕾は苞に包まれ、直径2~3.5㎝の球形になり、花期が他のアジサイより遅いのが特徴である。
白い装飾花は3~5個。すべて装飾花になるものはテマリタマアジサイという。
開ききると覆っていた殻は落ちてしまうので、タマアジサイと判りやすいのは咲き先始め頃。
タマアジサイの名前は、丸い玉状のツボミの中に花を構成する全てが入っていることから。
季節外れに、遅れて咲いたアジサイではなく、9月前後に咲くタマアジサイ。
玉アジサイが咲き終わると、ヨウラクタマアジサイ(瓔珞玉紫陽花)の花が咲きだす。
玉紫陽花の自然自生地は、本州(福島県~岐阜県)の太平洋側の山地。
落葉低木で山地の林内、丘陵の谷間に見られる。日本固有種だが園芸的にも人気がある。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
晩夏から秋に2種類のアジサイが見れる。
春のアジサイと趣がちょっとことなって映るは、僕だけの感覚か??
柔らかい、とっても柔らかく感じる。
※ ※ ※ ※ ※ ※

「大和市・泉の森(植栽されたもの)」


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“初秋の野草”《襍観・/・点描‘16-57》

ノハラアザミ(野原薊) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Cirsium tanakae (Franch. & Sav.) Matsum.
Cirsium oligophyllum (Franch. et Savat.) Matsum.
キンエノコロ(金狗尾) イネ科(Poaceae)
学名:Setaria pumila (Poir.) Roem. et J.A. Schult. subsp. pumila
Setaria glauca auct. non (L.) P. Beauv.
英名:yellow foxtail , yellow bristlegrass , pidgeongrass
蜜でも吸っているのだろうか?


ノハラアザミ(野原薊)
ノアザミが初夏から夏なら、ノハラアザミ(野原薊)は秋の花。
見分けは、花の下部(総包)に粘りがあるのがノアザミ、粘りがないのがノハラアザミ。
秋の花とはいえ7月頃から咲くこともあり、花期は長い。
「ノアザミ」(野薊)学名:Cirsium japonicum Fisch. ex DC.
ノアザミは葉の基部が茎を抱いているのでくべつできるが、葉形は、よく似ている。
「アザミ」の種類は日本だけでも80種もあり、世界では200種を超える。
アザミ(薊)の由来は「花に魅かれて触ると葉のトゲに刺される」、
つまり「あざむく」が変化してアザミとなった由。

キンエノコロ(金狗尾)
秋になり穂が成熟してくると黄金色、キンエノコロ名の意味が分る様になる。
雑草と呼ばれているが、結構見応えがある。
葉は無毛で、基部だけに長毛があり、
表面がややざらつき、裏面は平滑で光沢がある。
花序は長さ3~10㎝の円柱形。小穂の基部には黄金色の剛毛(総苞毛)が密生する。
小穂はアキノエノコログサより大きく、長さ3㎜前後、幅2㎜前後、厚さ1.5㎜位。
類似のコツブキンエノコロは総苞毛が赤褐色~黄金色で小穂の長さが2.5㎜位と短い。 

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
この所、机・PCと対面、書籍資料と格闘している。
年寄りの悪あがきかも知れないが、結構楽しんでいる。
所が、余りにも長時間椅子に座りっぱなしで腰痛を引き起こしてしまった。
散歩もままならない!! それでも散歩をしなければ、と。。。!
身近の里山を周ると小さな花や虫達が沢山、見える。
昆虫・鳥は、全く分からず、でも調べるのも面倒!!只々眺めるのみだ。
混同しやすい花名、雑草と呼ばれる草、そんな花達と出会えるのが楽しい。
※ ※ ※ ※ ※ ※





キンエノコロ(金狗尾) イネ科(Poaceae)
学名:Setaria pumila (Poir.) Roem. et J.A. Schult. subsp. pumila
Setaria glauca auct. non (L.) P. Beauv.
英名:yellow foxtail , yellow bristlegrass , pidgeongrass
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“鎌酸実”《襍観・/・点描‘16-56》

ガマズミ(鎌酸実、莢迷)の樹  レンプクソウ科(Adoxaceae)
学名:Viburnum dilatatum Thunb. ex Murray
別名:アラゲガマズミ、ヨソゾメ、ヨツズミ
実が付いた全体像、以前は10月に見られたが、今年は9月に??
「ガマズミ実虫コブ」
タマバエの一種による虫こぶ。正常実の2~3倍の、大きさの球形になる。
色は淡緑色から淡紅色を帯び、表面には白色の短毛が密生する。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「ガマズミ(鎌酸実、莢迷、アラゲガマズミ)」
落葉低木で樹高2-3m程度、高さ約5mにもなる樹もあるとか。
若枝にはかたい開出毛がみられ、その毛には束生毛と星状毛が混じることがある。
若い樹皮は灰緑色だが、古くなると灰褐色(灰黒色)になる。
葉は対生、葉身は倒卵形や卵形から円形。ふちには浅い鋸歯がある。
表面には羽状の葉脈がわずかに出っ張り、凹凸がある。
表面は脈上にだけ毛があるが、裏面では腺点や星状毛などが多い。
5~6月頃に枝先に散房花序をだし、白い小さい花を多数つける。
晩夏から秋にかけて3-5mm程度の果実(核果)をつけ食用となるらしい。
赤く熟し、晩秋の頃に表面に白っぽい粉をふきこの時期がもっとも美味しいとか。
近年では絞り汁が「ジョミ」の商品名で飲料として出回っている。
果実は、やや平べったい感じの卵形で表面はツヤがある。
漬け物の着色や衣料の染色に利用されていた由。
それ故、一説には「蒲染め」が訛ったもので染料に由来する。
冬芽は、長さ3~5mmの卵形。芽鱗は2対あり、外側の1対は小さい。
房状の果実を観賞用として庭木にしたり、庭に来る鳥の食にも供した。
枝は柔軟性があり折れにくく民具の柄や薪類を束ねるのに使われていた。
雪国では、枝をねじり輪状にし「かんじき(雪の上を歩くための道具)」にも使われている。
魔除けとして杖にする地方もある。
近縁のコバノガマズミやミヤマガマズミの葉は細長く先端が尖った楕円形で、区別できる。
「ガマズミ実虫コブ⇒「ガマズミミケフシ」
以前、ブログルでも記載したことがあった。
タマバエの一種による虫こぶ。
色は淡緑色から淡紅色を帯び、表面には白色の短毛が密生する。
画像のガマズミの赤い実の中に少し大きめで毛の生えた実がたくさん見える。
これは、健全な姿ではなく、ガマズミミケフシという虫こぶ。
ガマズミミケフシタマバエというハエの幼虫が実に寄生してこのような形に。
晩秋に虫こぶは地上に落ち、ハエの幼虫はその中で越冬する。
翌年の春に蛹化、初夏に成虫が羽化するのだそうだ。
「ガマズミミケフシ」漢字で書くと「鎌酸実実毛五倍子」となる。
「五倍子」(フシ)とは、虫こぶのことに由。
この虫こぶを作らせる犯人はハエの1種で「ガマズミミケフシタマバエ」。
「鎌酸実実毛五倍子玉蠅」現代人には、面倒な漢字表現だが覚えておきたい。
鎌酸実 (ガマズミ) の実 (ミ) に毛 (ケ) が生えている五倍子 (フシ) 虫こぶ。
ガマズミミケフシタマバエ Pseudasphondylia rokuharaensis(タマバエ科)
玉蠅 (タマバエ)という名の蠅が共生している。何とも不思議な光景である。
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「大和市・泉の森、2016/9/10」




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“オリンピック報道e.t.c.”《凡声・/・叛逆のろれつ》

ペンは剣よりもつよし!!

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
リオオリンピックが終わり、パラリンピックも終わろうとしている。
今回のリオ大会、個人的感覚では“東京オリンピック”の序章!!
の感慨を持った(今回参加の選手たちのコメント等を聞いてもおもった)。
今回のリオ大会に照準を併せて調整してきたことは事実だろうが。。。
だが、次回の東京オリンピックに向けて狼煙を上げているやに映るのだ。
そんな中、男性アスリートの活躍は目覚ましく驚きであった。

以前よりスポーツ報道、国としての表彰のあり方にも疑問を持っていた。
かつてオリンピック種目柔道で金メダルを連続して3度獲得したにもかかわらず、
翌日の有名スポーツ新聞の1面を飾らなかった柔道の野村忠宏選手の偉業は??
谷亮子(田村亮子)選手が、全て1面を飾っていた。
これはオリンピックで男子60kg級と女子48kg級が同日に行われるに起因したか???
1990年代から常にマスコミに注目され続けていた谷選手、
一方の野村忠宏選手はアトランタ五輪まで無名であった。
マスコミの掲載!?!優先順位は谷選手の方にあったのだろうが。。。!
『田村亮子、まさかの銀メダル!  野村忠宏、まさかの金メダル』
これはどう見てもスポーツ報道としておかしいと思うのだ。
だが本人の野村忠宏選手は、引退会見で「(谷は)特別な存在。」と言っていた。
自分と同日の試合で、国民期待のプレッシャーが一身に掛かっていた彼女はすごかったと。
3大会とも(自分が谷と)同じ日に試合ができて良かった」とも述べていた。

今回オリンピックでの結果を踏まえてか、レスリングの伊調馨選手に国民栄誉賞が授与される。
結果を見れば素直に賞賛したい。だがかつての国民栄誉賞受賞者の選考基準は???
報道という側面から見て、
今回のオリンピックで卓球男子シングルスで、水谷隼選手が銅メダルに輝いた。
オリンピック卓球競技の個人種目で日本男子が獲った史上初のメダル。凄い結果だ。
だがこの勝利はそれ以上の深い意義を持っている。
2012年のロンドン五輪でメダルを獲得できなかった水谷選手は、勇気ある言・行動を起こす。
卓球界で公然の秘密、補助剤(ブースター)を一掃し公平な競技環境を、と問題提起した。
以前、卓球選手たちの多くはスーパーグルーという接着剤を使用してラバー張り替えしていた。
これはただ貼るだけの目的でなく、この溶剤を使い接着することでラバーに化学反応を起こさせ、
ラバーの反発力等が変わり回転数や球速が劇的に増加する効果があったとされている。
ところが、有害な物質を含有しており、ある選手が中毒症状を起こし重体になった。
それをきっかけに使用が禁じられた経緯がある。
だが、次に選手たちが採り入れたのが補助剤(ブースター)であった。
ラバーを貼るとき、補助剤を塗るとスーパーグルー同様にラバーが変質し、
回転数と球速が飛躍的に増す。その打感を経験するとそれなしではいられない程、効果がある由。
この補助剤も規則で禁じられているが、使ったかどうかを検査する方法がないこともあって、
多くの選手が違反を承知で使っている実態がある。
水泳で言えば、話題となった高速水着が禁止になったにもかかわらず、無視して使い続け、
しかもお咎めなしで順位も記録も正式に認められる状況が続いている。実際には野放しの状態。
ロンドン五輪の頃、補助剤を使っていないのは水谷隼選手等、日本選手とごく一部の外国選手だけ。
海外の選手はほとんどが使っているのではないかと思われる状況がある。
選手は、試合で打ち合うと一発でわかるという。打つ音がまるで金属音のように響く。
信じられない回転数で、威力のあるボールが飛んでくるからだ。
このような不正、そして不公平が放置されたら、卓球競技は健全さを失う。いやすでに失っている。
それに対して声を上げたのが水谷隼選手だった。
世界に向けて、卓球選手の間では公然の秘密になっている不正の横行を伝え、改善を呼びかけ、
公平性が回復するまで「国際大会には出場しない」と宣言もしている。
その行動に対して、「ロンドン五輪でメダルを獲れなかった言い訳をするな」といった批判があった。
そういう経緯があってのリオ五輪、銅メダル獲得の重さは、格別だ。
卓球の日本選手の活躍、経緯を知って観戦すると、称賛しきれない。

リオ五輪は、メダルラッシュに沸いたが、日本のアスリートの潮流が変化しているように僕には映る。
卓球の水谷選手、体操の内村航平選手、カナディアンカヌー男子スラロームの羽根田卓也選手等々。
特にすごかったのは、男子100m X 4リレー。ウサイン・ボルト選手を驚かせた日本の底力。
モンゴロイドがニグロイドに並んだか!?!
筋肉が、得意種目を決めるのは必然だろう。
今回の陸上男子400メートルリレーで思ったのは、筋肉の種類、つまり白筋と赤筋である。
白筋は瞬発力に関係し、本当に白い。魚でいえばヒラメの身が白いのと同じ。
彼らが長距離を泳がず、一瞬のうちに捕食するという行動に長けている。
一方、赤筋は持久力に関係し本当に赤い。
赤いのはミオグロビンという酸素を運ぶタンパク質が含まれているからだ。
ミオグロビンのおかげで筋肉に酸素を補給しつつ体を動かすことができる。
魚でいえばマグロの身が赤いのと同じで、彼らが長距離を泳ぎ続けるという行動に適応している。
ニグロイドでも東アフリカのケニアやエチオピアの選手が長距離走に、
西アフリカや同地域にルーツがあるジャマイカやトリニダード・トバゴなどの選手が短距離走に。
と、それぞれ得意分野が違うのは、筋肉の中に含まれる白筋と赤筋の割合が異なるからだろう。
そして気候風土と言った歴史の中で淘汰された体質も在ることと思える。
モンゴロイド(日本人を含む)といえば赤筋の方の割合が多く長距離走のほうが適しているはずだ。
簡単には言えないが日本人、4人の選手達が、ジャマイカに次ぐ2位でゴールした“驚愕”である!
連携プレーを得意とする日本ティームの技術力は、もっともっと高く称賛しても良い。
今回の五輪で日本人のすごさを世界に知らしめた瞬間であったと思って止まない。
「倭国・和の国」日本の良い点を遺憾なく発揮出来た。
競技結果、其れは其れだ。だが日本人の素養、感覚を提示できたのではあるまいか。
オリンピックは、国の代表として戦っているのだから。
最後になってしまったが、パラリンピックもオリンピックに劣らない大会。
もっともっと大きく報道して欲しいものだ。次回の東京大会が楽しみである。
※ ※ ※ ※ ※ ※


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“季節感「ががいも」”《襍観・/・点描‘16-55》

ガガイモ(ガガ芋・蘿芋) キョウチクトウ科(Apocynaceae)
学名:Metaplexis japonica (Thunb. ex Murray) Makino
別名;ゴガミ、カガミグサ、ジガイモ、チチクサ(乳草)、クサパンヤ
花・葉を眺めrていると特段不思議にも思えないが??
実が割れ裂けて来ると徐々に面白い形状になってくる。
種子が現れて・・風で浮遊しはじめる様は、
まさにケサランパサランって感じである。
(以上の画像は、以前、八甲田山麓で観たもの)

ガガイモ(ガガ芋・蘿芋)
日当たりのよい野原にはえ、長く伸びるつる性の多年草である。
地下茎で繁殖して広がり、茎は切ると白色の乳液が出てくる。
葉は、長さ5-10cmで長卵状心形(先は尖る)で対生、裏面は白緑色を帯びてる。
晩夏頃に葉脈の脇から花序(柄)を出して、淡紫(淡紅)色の花をつける。
雄蕊と雌蕊がくっついており(短筒状に合着)星型の花を固まってつける。
花冠は直径約1cmで5裂し外側に反曲。内側には長い毛が密生する。
中心部にはずい柱があり、柱頭は長く口ばし状に花冠から突き出す。
副花冠は環状でずい柱の基部を取り巻く(雄しべの間につく)。
雄しべはし、肉柱体(ずい柱)を形成し、中心から柱頭が。柱頭の先はよれて曲がる。
花粉は花粉粒が集合し、塊状の花粉塊(惰円形)を作る。
花粉塊は葯室の中にあり、葯の付属体間にある5個の小球(捕捉体)に2個ずつぶら下がりつく。
1個の花びらは、海中のヒトデを連想させる程に面白い姿。
袋果は長さ8~10cm、幅約2cm程の広披針形で、表面にはイボ状の突起(ニガウリ似)がある。
熟すと片側で裂けて、褐色の種子を出す。根は有害。
種子は扁平な楕円形で翼があり、先端に種髪と呼ばれる長い絹糸のような毛がある。
若芽は食べられる。種子の絹糸状の毛は綿の代用として印肉などに用いられた。
又、葉や果実は滋養強壮の薬として、茎や葉から出る白い汁は、イボや虫刺されの治療に利用された。
生薬名を羅摩子(らまし)という由。
有効成分:プレグナン誘導体サルコスチン、ブレグラリン、ネタプレキシゲニン等。
滋養強壮に、乾燥した種子、茎葉を粉末にして1日2回2~3グラム服用。
茎葉の粉末と、クチナシの果実の粉末を酢で練って腫れ物などに外用として塗布したとある。
生の茎葉は、解毒・腫れ物に、細かく切ってから麦粉・酢と良く練って外用で患部に塗布。
茎葉から出る白い汁は、イボやヘビ、虫刺されに患部に塗布したと資料にあrった。
種子の白毛は、切り傷の止血になった由。
若芽は、熱湯でゆでて水にさらしてアク抜きし、油いため、煮物、混ぜご飯などにして食べた。
花期は、8下旬~9月中旬。草丈は、つる性で長さ8m以上にもなる。
茎の長く伸びてる姿、他の植物の上に覆いかぶさる様は、マント群落を思わせる。
名前の由来;ガガイモはガガミイモの転訛であるといわれている。
葉がカメの甲羅に似ているため、スッポンの意味であるゴガミの名がついた等、不可思議な名の植物。
野原や河原などに蔓を伸ばして繁殖するが、自生(野生)と思しきものは少なくなった。
古く、古事記には大国主命の国造りをしたといわれる。
クナビコナ(少彦名神)が、「天の羅摩(カガミ)の船にのって・・・」という記述がある。
これが、ガガイモの果実のサヤに乗って小さな神様が来たとされていて、
日本では古くからガガイモが親しまれていた証であろうか。。。!
イケマもガガイモと同様に茎葉を折ると白い汁を出し、似たような薬効があるらしいが、
根には、アルカロイドを含み毒性があるとか。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
二日前、日曜日の昼間、久しぶりに泉の森を散歩した。
お目当てのマヤランやクロヤツシロランを探す寸前に大粒の雨が!?!
早々に退散した。それにしてもこの節の雨脚の気まぐれさ!!
現代を象徴してるやにも感じる。
扨、さて、ガガイモの花と久しぶりに御対面。未だ少し早いって感じでちらほら花をつけていた。
この花に関心を持つのは、昔より言われている民間伝承上の謎の生物「ケサランパサラン」を想って!
『ケサランパサラン、ケ・セランパサランは江戸時代以降の民間伝承上の謎の生物とされる物体である。
外観は、タンポポの綿毛や兎の尻尾のようなフワフワした白い毛玉とされる。
西欧でゴッサマー (gossamer) やエンゼル・ヘアと呼ばれているものと同類のものと考えられている。
概要;白い毛玉のような物体で、空中をフワフワと飛んでいると言われる。
一つ一つが小さな妖力を持つ妖怪とも言われ、未確認生物として扱われることもある。
名前の由来については、スペイン語の「ケセラセラ」が語源だという説、
「袈裟羅・婆裟羅」(けさら・ばさら)という梵語が語源だという説、
羽毛のようにパサパサしているからという説、
「何がなんだかさっぱりわからん」を意味する東北地方の言葉との説、などがある。
穴の開いた桐の箱の中でおしろいを与えることで飼育でき、
増殖したり、持ち主に幸せを呼んだりすると言われている。
だが、穴がないと窒息して死んでしまう、おしろいは香料や着色料の含まれていないものが望ましい、
1年に2回以上見るとその効果は消えてしまうなどと言われることもある。
ケサランパサランを持っているということはあまり人に知らせないほうがいいと言われているため、
代々密かにケサランパサランを伝えている家もあるという伝説もある。
1970年代後半に、ケサランパサランは知れ渡る。
この時ケサランパサランとされた物の多くは、花の冠毛からできたものであった。
ケサランパサランとの関係は明らかになっていないが、
江戸時代の百科事典『和漢三才図会』には鮓荅(へいさらばさら)という玉のことが記載されている。
同書によれば、これは動物の肝臓や胆嚢に生じる白い玉で、鶏卵ほどの大きさのものから、
栗やハシバミくらいの小さいものまであり、石や骨にも似ているがそれとは別物で、
蒙古人はこれを使って雨乞いをしたとある。
これをオランダで痘疹や解毒剤に用いられた平佐羅婆佐留(へいさらばさる)と同じものとしている。
近代では、「鮓荅」は「さとう」と読み、動物の胆石や腸内の結石と解釈されている。
正体は明らかではなく、以下のように“動物の毛玉”“植物の花の冠毛”などいくつかの説がある。
またはこれらすべてを総称してケサランパサランとして認識されている可能性もある。
植物性
アザミやオキナグサ、ブタナなどといった植物の花の冠毛が寄り集まって固まったものであるとされる。
ガガイモの種の綿毛とも言われる。
綿状のカビだという説もあり、白粉を与えると増えるというのはこのためだとも言われる。
また、ビワの木でよく目撃されることから「ビワの木の精」とも呼ばれている。』
ーーーーー以上は、ウィキペディアの記述を抜粋。ーーーーー
こんなことを想いながら、ガガイモと対峙していた。
※ ※ ※ ※ ※ ※



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