“紫陽花の季節到来。”《襍感・/・野華‘17-05》

ヤクシマコンテリギ錦(屋久島紺照木錦)
アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea grosseserrata
別名:班入りヤクシマガクウツギ


※ ※ ※ ※ ※ ※
**アジサイ科の早咲き種**
ヤクシマコンテリギ錦(屋久島紺照木錦・班入りガクウツギ)
ヤクシマコンテギリは、屋久島コガクウツギの変種とされる。
和名がまぎらわしくよく間違えられるようだ。
屋久島ではヤクシマアジサイより標高の高いところに分布し、小形。
コガクウツギより花房大きく装飾花の数も多い。ヤクシマコガクという品種もある。
節間がつまり気味で花付き良く魅力的。八重もある。
ヤクシマコンテリギは、植物学的にはヤクシマアジサイと同一種といわれている。
屋久島コンテリギ錦は、「ヤクシマガクウツギ」の葉に斑が入った品種。
白剣弁一重、額ブチ咲。葉に黄色の掃け込み斑が入る。
ヤクシマガクウツギの斑入り品種とされているが詳細不明。
*  *  *  *  *
ヤクシマガクウツギ
Hydrangea luteo-venosa var. yakusimensis
品種名:ヤクシマコガク
花の中心部にある剣形の小さな弁が花弁。
ヤクシマガクウツギは、 コガクウツギ  H. luteo-venosaの変種。
近縁種にヤクシマコンテリギ・ヤクシマアジサイがある。
「ヤクシマコガク」、装飾花の特殊な花型。両性花は花期が終わり果実になっている。

鎌倉・光則寺には、紫陽花の品種が沢山植栽されている(最近は訪ねていない)。
鎌倉の各社寺は、競うように色々な品種を植栽し始めた。
見応えあるが、大変であろう、管理が。“紫陽花の街・鎌倉”になりつつある!!
そんな事で品種名、園芸種名等で色々と表記されておりなんとも頭が混乱する。
せめて、原種との関連性を明示していただければ、と思って止まない。
※  ※  ※  ※

《時節感慨》
時世を眺めていると。。。!
政治の世界は、党利党略だけでよいのか??って思う。
そして報道機関にも疑問を持つ。
新聞報道は、どんなに偏向していても仕方ない「表現の自由」。。。!
テレビにおける報道姿勢には制約がある、公平報道と言う点で。
これは、国民が知る権利での公平性大である。
放送法に・・・
『(国内放送等の放送番組の編集等)
第四条  放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)
の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一  公安及び善良な風俗を害しないこと。
二  政治的に公平であること。
三  報道は事実をまげないですること。
四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
2  放送事業者は、テレビジョン放送による国内放送等の放送番組の編集に当たつては、
静止し、又は移動する事物の瞬間的影像を視覚障害者に対して説明するための音声
その他の音響を聴くことができる放送番組及び音声その他の音響を聴覚障害者に対して
説明するための文字又は図形を見ることができる放送番組を
できる限り多く設けるようにしなければならない。』
以上の規定に沿って行わrてる討論番組は少ないのでは!?!
テレビも新聞記事同様に、きりはぎで、片手落ち報道が目立つ。
今や自己の判断は、ネット情報による!様々な情報を精査して判断する時代に。。。!!
先般、米国のカリフォルニア大学アーバイン校のデービッド・ケイ教授(国連特別報告者)
が・・・「日本の報道の自由は政府の抑圧によって脅威にさらされている」という結論を出した。
上記の放送法第4条を撤廃せよ、と結論づけている。
これって、日本国内での公平性を撤廃しろ、と言うに等しい。

最近、内政干渉と思える論考(異国の論者)が多くなった事は憂える事だ。
そして「国連」という名を利用してる勢力が水面下で暗躍してるのか!?!
庶民は、己の思想信条をしっかり持って世に対峙しなければいけない時代に入った。




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“初訪の里山!!”《襍感・/・野華‘17-04》

エビネ(海老根、蝦根) ラン科(Orchidaceae)
学名:Calanthe discolor Lindl
別名:ヤブエビネ、ジエビネ
キエビネ(黄海老根)
学名:Calanthe sieboldii
こんな間隔(近く)に色々な種類のエビネが植栽されてる。
将来、交雑種が生まれるかもしれない。
ちょっと、楽しみ。


※ ※ ※ ※ ※ ※
エビネ(海老根、蝦根)
エビネの名前は根の形が海老のシッポに似ていることかららしい。
園芸用として品種改良され多くの種類が作り出されている。
自生種は、園芸栽培ブームで乱獲採取され激減した《準絶滅危惧 (NT)》。
日本原産のエビネには、ジエビネ、キエビネ、サルメンエビネ、
キリシマエビネ、ニオイエビネ、が原種とされている。
山地の林内や竹林などに見られる多年草。
偽球茎で横に連珠状になる姿が、海老に似た形をしていることで和名が付いた。
日本では、昔より花材として取り上げられ、江戸時代中期には多くの品種が作られた。
昭和40年代から再びブームを迎えて、同属異種の交配を以って栽培観賞されている。
キエビネ(黄海老根)
暖地の樹林床に生える多年草、エビネに似ているが全体が大型で花の色が黄色。
エビネの種類としては、日本には約20種が自生していると言われている。
複数の種類が同じ地域に自生している所もあり、斯様な場所では交配雑種が見られる。
多彩エビネだが、世界的にはカランセCalanthe「美しい花」と呼ばれている。
自然雑種や人工的に交配した個体も多くあり、正確な種類がわからなくなった。
そこで日本エビネ協会は、健全な園芸種 (ラン) としてエビネを発展させる為に、
世界基準に合わせ、
1996年から国際ラン登録局 (サンダースリスト Sander's List) への登録をはじめた。
シンビジュームやカトレア等の洋ラン同様に原種から交配、
経緯が明らかな交配種に対し、交配種名 (グレッグス) が付けられるようになった。
世界的なラン展などで使われている正式なエビネの交配種名 (グレッグス) は以下の通り。
1.Cal.Bicolor Cal.(discolor×sieboldii), 2.Cal.Hizen Cal.(discolor×aristulifera)
3.Cal.Satsuma Cal.(Bicolor×aristulifera), 4.Cal.Kozu Cal.(discolor×izu-insularis)
5.Cal.Inage Cal.(izu-insularis×Kozu), 6.Cal.Anagawa Cal.(discolor×Kozu)
7.Cal.Kasuga Cal.(izu-insularis×Bicolor), 8.Cal.Kokubu Cal.(discolor×Higo)
9.Cal.Miyuki Cal.(Higo×Kozu),他に約100の登録がある。
植物の種類を表す場合、園芸分類と植物分類との品種が異なるだけでなく、
種名、交配種名 (グレッグス) に対して用いられることもよくあり、
何を指しているのかが分かりにくく問題がある。
個体 (個体・・農水省の種苗登録名)とは異なり各人が自由に個体名 (品種名) を付ける。
園芸植物は、園芸品種、とか栽培品種、等の言葉を用いるべきではないか??
※  ※  ※  ※

今、住まい居る所ちかくには、「里山」と言われる公園が数か所ある。
それぞれ県立・市立と行政が管理している所が殆ど。
各公園には、ボランティアの協力組織があり調査や整備に携わっている。
植物・鳥等動植物に関心をもつ人々が協力、尽力されている事は承知している。。。!
それらの場所は、「自然公園」「自然環境を保全」と言った事を標榜されているのだが、
果たして現状はどうであろうか??
歴史的過去の里山形態が残っていた所を自然公園・緑地として『整備』している。
色々な場所を訪れてみて思うのが、画一的整備が目につく事だ。
今時の植物社会学的論理の基で整備が行われているようだ。
つまりは、土地の潜在特性をしっかりと調査分析せず、一般的植生に導いているやに見える。
簡単に申せば、雑草と称し下草刈りしてしまい見た目には綺麗な里山って感じだ。
だが、自然発生的な植物環境が見られない。自然淘汰された環境とは、乖離している。
人間が意識して景観を形つくっている。自然界との共存ってなんだ、と思うことがよくある。

先日、「NPO法人 里地里山景観と農業の再生プロジェクト」と謳い整備されてる里地を訪ねた。
私人の運営されてる「園」、ご苦労され維持運営されているだろう事に頭を垂れる思いだった。
この「園」がいつまで維持されるかは、不明。だが、初心の思いで植栽された植物が、
将来、どのように淘汰されていくのか楽しみである。


「藤沢市・遠藤、藤沢えびね やまゆり園2017/5/13」

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“里山散歩(一)!!”《襍感・/・野華‘17-03》

ヤマブキソウ(山吹草) ケシ科(Papaveraceae)
学名:Chelidonium japonicum Thunb

ハナイカダ(花筏) ミズキ科
学名:Helwingia japonica
キンラン(金蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume
ハンショウヅル(半鐘蔓) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis japonica
サンリンソウ(三輪草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Anemone stolonifera


※ ※ ※ ※ ※ ※
ヤマブキソウ(山吹草)
ヤマブキの花に似てる事で花名が付いたが、花弁5枚のヤマブキ、ヤマブキソウは4枚。
近い仲間に葉の切れこみが深いセリバヤマブキソウがある。

ハナイカダ(花筏)
葉の真ん中に花が咲き。花がいかだ(筏)に乗ったように見えることから名前が付いた。
若葉は山菜として天ぷらなどで食べる。雌花は一花、雄花は複数の花をつける。
雌雄異株で実を付けるのは雌株。実は熟すと黒くなる。

キンラン(金蘭)
野生のものは、山や丘陵地の林床にはえるが、今や絶滅危惧Ⅱ類 (VU)に指定されている。
銀蘭に対し黄金色の花が付く事で名ついた。葉は ササバギンランのように細く長い。
林床の日陰に自生し、花は晴天の時に開き、曇りや雨の日は閉じてしまう。

ハンショウヅル(半鐘蔓)
クレマチスの名前でおなじみのテッセンや、その原種であるカザグルマと同属。
つぼみは似ているが、開花姿は全く違う。
ハンショウズルやクレマチスの果実は、花の姿からは想像もできない。
センニンソウやボタンヅルと同じ仲間で、テッセン(クレマチス)もそっくりの種子。
火事を知らせる火の見櫓に付いてた鐘のことを半鐘と呼び、この鐘に形が似てる事で名付いた。
葉が3枚対生して付くのが特徴。センニンソウと同じで比較的平地に近い場所に生育する。
希少種にシロバナノハンショウズルがある。果実は、熟すと風で散布される。

サンリンソウ(三輪草)
ニリンソウより遅く開花する。又、必ず3つ花がつくとは限らない。
ニリンソウとの違いは花柄の根本に付いている葉に葉柄があるかで見分ける
ニリンソウが1本の茎に2個花がつくが、こちらは3個。
ニリンソウと違い、めったにお目にかかれないので希少価値が高い。
また、イチリンソウというのもある。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

雑用三昧の中、眼を休めそして足腰をより良い状態にと近間に散歩に出かける。
野の花達は、おおよそだが同じ場所周辺に、又例年通りの時期に顔を見せてくれて。
自然界での営みに出会え、楚々と咲く姿に癒やされ、ほっとする。
こんな生活ができる、感謝だ。
そんな思いを吹き飛ばす出来事が先週も勃発!!
北朝鮮が、またもや弾道ミサイルを発射、それは「新型の弾道ミサイル」だと。
なんともやりきれない。だが、核保有国が他国の核開発に反対、これもおかしい!?!
更には、国連って「日本」を貶める広報機関か???って唖然とする。
今の今でも不公平な裁定をする!?!偏見がまかり通っているではないか。

国連人権条約下の拷問禁止委員会が慰安婦問題で2015年の日韓合意の見直しを勧告した。
拷問禁止委員会のホームページによれば、「拷問禁止委員会に対する韓国代表団の書面回答」、
日韓合意について
「2国間の外交問題である“慰安婦問題”は、
日本政府が言及した措置が誠実に履行されるという“条件”で解決されるとの意味だ」と解釈。
一方、元慰安婦を支援する財団に日本が10億円を拠出した事実に関する記述はない???
韓国は2月に提出した報告書で過去に出された勧告に対する06~15年の実施状況を説明したが、
日韓合意には触れていなかった。
今月2、3両日に同委員会の審査を受けた際、
日韓合意に関する情報提供を求められたため、書面回答を提出したとみられる。
同委員会が日韓合意を持ち出した背景には、
3月20日に韓国の非政府組織(NGO)63団体が提出した報告書の存在があるようだ。
報告書は、韓国政府が元慰安婦の要求を無視して日本と合意を結び、
元慰安婦らに日本からの資金受け取りを勧めたため精神的苦痛や健康悪化に苦しむことになった
-との内容だった。
しかし、日韓合意時に元慰安婦と認定された46人のうち、
34人は財団を通じて日本の拠出金を財源とした現金支給の受け入れを表明。
すでに32人が受け取り、NGO側の主張とは実態が異なっている。

ジュネーブの国連欧州本部は、
NGOから人権侵害などの情報提供を積極的に取り入れて加盟国審査を行う。
拷問禁止委員会も人権状況を調査しており、
過去には日本に対する勧告で慰安婦を「性奴隷」と表現するなど、
NGO側の主張を基に改善を迫ってきた。

今回の勧告は韓国を対象にした審査で、日本が関与する余地はなく、
合意の履行状況に関する照会もなかった。
日本政府は勧告にかかわらず引き続き日韓合意の履行を迫るが、
韓国の書面回答に対し、政府関係者は「きちんと対応する」としており、
経緯を確認した上で抗議も含め対処する考えを示した。
《2017.5.13 産経ニュース、ネット掲載版より抜粋》

*   *   *   *   *
こうした報道を読むと、審査方法・内容等々、申請者のしたたかさが見える。
過去の日本・日本人の対応方法を改めざるをえないだろう。
空理空論・・理想論を言ってる場合ではないのが現況だ。
深刻に捉え、対応方法、対処を急ぎ検討すべきである。


※  ※  ※  ※


「大和市・泉の森2017/5/6」
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“庭の花(二)!!”《襍感・/・野華‘17-02》

タチカタバミ(立ち片喰・立ち酢漿草); カタバミ科(Oxalidaceae)
学名:Oxalis corniculata L. form. erecta Makino
別名・別読み: オッタチカタバミ
エアー フランス メイアンディナ(ミニチュア・ローズ)
作出年、1982年。作出国、フランス。作出者、Meilland(メイアン)
英名;Air France Meillandina。


※ ※ ※ ※ ※ ※

タチカタバミ(立ち片喰・立ち酢漿草)
林縁や林内、草むら等で見られる茎の立ち上がったものをタチカタバミと呼ぶ。
茎が、立ち上がるほかはカタバミと差異がなく太い直根がある。托葉も明瞭。
種子もカタバミと同じ形で、タチカタバミの種子は小さく、表面の皺が白い。
近い仲間には、アカカタバミ、ウスアカカタバミがある。

エアー フランス メイアンディナ(ミニチュア・ローズ)
ピンク色で瀟洒、小さい花だが可愛い花。
花色は淡いピンク色から濃いピンク色へと微妙に変化していく。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

世間一般では、黄金週間(ゴールデンウイーク)にあったようだが、、、。
僕は、4月より365日、(休)になった。
好き勝手に、而して雑用浸けになりつつある。
テレビを見る・新聞を読む、それらと全く乖離した日常を10年も続けてきた。
世の情報は、ネットから拾える。事象そのままに全世界の情報が瞬時にみれる。
書籍の断片すら読み出せる。よい時代になったものだと感じ入っている。
但し、情報の判断は難しい。時には判断ミスを犯して疑心暗鬼に落ちてしまう。
そんな中、最近テレビのニュース番組を観たり、新聞・報道記事を読むと、
明らかに意図的、恣意的に画像編集、記事編集されてると見えるものが多々ある。
正確なる真実報道がなされていない、左系だの右系だの好きに論評することは、良い。
だが「真実・・・正確な」意訳編集でない記事が中々見つからない。
真実・事実を鮮明にわかりやすく発信するのが、報道であるって思うことが多い。
個人の思想信条は、全き自由である。だが判断の基となる記事が偏向していては!!
異国の大統領選挙報道にして然り、事実に反することが平然と報道されている。
先に表明・表示した者勝ち、でいいわけ無い、と思うことしきり。
民意によって政治は動くというが、ある方向に先導するメディアが脅威だ。
これは、全世界的の事。隣国・我が国の事象を観ても“メディア報道”は、脅威だ。

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「大和市・居所2017/4/29」


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“憲法記念日!!”《凡声・/・叛逆のろれつ‘17-06》

故吉田茂邸、内門(兜門)
吉田茂、銅像

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
神奈川県大磯町に故吉田茂(明治11年~昭和42年)元内閣総理大臣邸が復元新築され公開された(2017・4・1~)。
ご存知の通り吉田茂は、第二次大戦前には外務官僚を歴任し、
戦後の復興期、通算5期(6年2ヶ月)にわたって内閣総理大臣を務めた政治家である。
昭和26年に「サンフランシスコ講和条約」締結を実現させ日本の国際社会への復帰を果たす等々、
戦後復興を成し遂げ日本社会の方向性をつけた宰相である。
「吉田門下生」として池田勇人や佐藤栄作など、多くの後進を育て輩出させた。
旧吉田茂邸は、明治17年に吉田茂の養父健三が別荘として建てたもので、
吉田茂が昭和19年頃から生涯を閉じる昭和42年までを過ごした邸宅であった。
政界引退後も多くの政治家や外国政治家が訪ねている。
吉田茂没後には、大平首相とカーター米大統領の日米首脳会談が実施された場所
近代政治の表舞台としても利用された由緒ある場所だった。
平成16年頃より地元を中心に旧吉田茂邸の歴史文化遺産として保全・活用が検討され、
隣接する「県立大磯城山公園の拡大区域」として県が計画検討の最中、
平成21年3月、本邸が火災で焼失してしまった。
消失を免れた日本庭園や歴史的資源(兜門・七賢堂など)、
そして大磯丘陵に連なる貴重な緑地を保存活用するため、
同公園の拡大区域とし、平成21年7月に都市計画決定がなされた。
その後、「旧吉田茂邸地区」の事業に着手し、県が公園整備を行い、
旧吉田茂邸は大磯町が町有施設として再建することとなった。
兜門は、講和条約締結を記念して建てられた門で別名「講和条約門」とも言われている。
軒先に曲線状の切り欠きがあり、京都の裏千家の兜門と同じ製作者が造っている。
昭和29年に完成、屋根は「檜皮葺き」という、伝統的技法が用いられた貴重な建築物。
日本庭園は、昭和36年頃に完成、中心となる心字池を邸宅の正面に配置した池泉回遊式の庭園。
吉田茂嗜好の草木を取り入れ、色彩豊かな庭造りをしている。
七賢堂は、元々、明治36年に伊藤博文が明治維新の元勲のうち、
岩倉具視・大久保利通・三条実美・木戸孝允の4人を祀った四賢堂を
自身の邸宅「滄浪閣」に建てたもので、伊藤博文の死後、
婦人により伊藤博文を加えた5人が祀られ、「五賢堂」となった。
昭和35年に吉田茂邸に移設され、昭和37年に吉田茂が西園寺公望を合祀し、
吉田茂の死後、昭和43年に佐藤栄作の名によって吉田茂が合祀され「七賢堂」となった。
正面の扁額「七賢堂」の文字は、佐藤栄作元首相の書である。
吉田茂銅像は、昭和58年に「吉田茂、澤田美喜両先生顕彰建立委員会」によって建立された。
日米講和条約締結の地、サンフランシスコと首都ワシントンの方角に顔を向けていると言われている。
銅像付近の眺望は良く、富士山、伊豆半島、相模湾、房総半島などが一望できる。
「旧吉田茂邸地区」と称されるこの周辺は大正・昭和の雰囲気が色濃く残っている。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
戦後70周年と言う期にあって内外の情勢を真摯に思うと、
今の日本国・国民は、安泰な場で生活できている、と痛感する。
己の少しばかりの体験・経験だが、文明先進国と呼ばれる中で最も安心して暮らせる国だ。
島国だから、隣接国との地続き境界線がない。脅威は、切実に伝わってこない。
国内を眺めると、のー天気な、!?!な議論・報道がなされている。
極論・愚論だが、憲法記念日に思ったことがある。
憲法9条の条文さえあれば・・・、話し合いで解決・・・と論ずる識者に言いたい。
なれば、かつて祝祭日に門前に立てた国旗の様に条文を記した旗を以って外国に対したらどうか!!と。
「護憲」一辺倒で育った人間、70年安保闘争、成田空港反対闘争を身近に見てきた。
それらの経緯・結果に言及はしないが、まやかし・妥協の産物でしかなかった。
憲法初めとする法文、政治的政策についての真摯な議論検討は、無かった。
庶民と国家権力の対峙は、この70年来ほとんど変わっていないだろう。
体制、反体制でしかなく何かに対しての反対運動(闘争か)???
ただ単に反対のための反対で、そこには建設的な進展構築が全く見ない。
国会にして然り、沖縄の基地問題にして然りである。
隣国等の問題は、更に愚か!!国際法・国際的見地の下での議論がなされない。
国会って何!?!国会議員の素養、政治の体をなしておらない。与野党問わずだ。

個人的事だが、現役を退こうと、区切りをつけた。
だが、世の中は左傾化、これは、主要報道機関がそれに傾いているからか。
半世紀前のことですら検証もままならない、否、数年前のことでも釈然としない。
現実・事象の上に立って、今あるべき法文(憲法を柱に)を検討すべきだ。
「憲法改正」は、たった今すべきであると確信する。
個々人の意がいづることに期待するが、家族に対して僕の意見を言をうと思う。
そんな事をブログに綴っていこう。我が子に伝える為・・「家風」としてでもある。

吉田茂・・麻生太郎、岸信介・・安倍晋三、これらの方々を思うと因縁を感じる。
一日も早く憲法議論を、真摯なる検討議論を切望する。 
※  ※  ※  ※




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“国会審議!!”《凡声・/・叛逆のろれつ‘17-05》

「鍵」!?!

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第一九三回国会、閣第二三号
主要農作物種子法を廃止する法律案
主要農作物種子法(昭和二十七年法律第百三十一号)は、廃止する。
附 則
この法律は、平成三十年四月一日から施行する。
理 由
最近における農業をめぐる状況の変化に鑑み、主要農作物種子法を廃止する必要がある。
これが、この法律案を提出する理由である。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
予算審議そっちのけで学校法人「森友学園」(大阪市)問題に終始した野党に呆れるが、
それ以上に怒りすら覚えたのがマスコミ・マスメデアの報道だった。
国の重要法案審議を報道せず、スキャンダル的問題を終始報道していた姿勢、
これは、マスメデイアの大失態というしかない。
そんな中で、今後の日本国内農業者にとって不利益と思う法案が可決されてしまった(衆議院)。
僕は、どちらかと言えば「保守」的感覚の持ち主だが、この可決には異議をもつ。
上記の「主要農作物種子法廃止」とは、なんぞや!!!一般的認知度も低い!?!
この廃止法案、農林水産省が基礎的食料である米、麦、大豆の種子を国が守って来た法制度をなくす案件だ。
種子供給の不安、外資系企業の参入による種子の支配を深刻に懸念する。
3月27日「日本の種子(たね)を守る会」の会合で「種子の自給は農民の自立、国民の自立の問題」、
「議員立法で種子法に代わる法律を制定することも食と農の未来のために必要」
等の提案があったのだが、報道はほとんどなされなかったのでは!?!

「種子法では、稲・麦・大豆の種子を対象として、
都道府県が自ら普及すべき優良品種(奨励品種)を指定し、
原種の生産、種子生産ほ場の指定、種子の審査制度などが規定されている」
日本古来の原種や優良品種を都道府県が管理し、農家に提供せよ、ということだ。
食の安全等を考える「当然の法制」だった。
種子法は、各地域に合った作物の種開発・普及を義務づけていた。
日本の食糧安全保障の根幹「種」を単にビジネス化せず、
農家に安価で優良な種を提供することを種子法が各自治体に義務付けている。
而して種子法は「遺伝子組み換え作物」の栽培を阻止する防壁でもあった。
遺伝子組み換え作物の栽培が普及してしまうと遺伝子組み換え作物の花粉が空中を舞い
在来種と交配してしまう。これはおおいなる危機である。
遺伝子組み換え作物の栽培に否定的なメキシコで、主食のトウモロコシの
「在来種」であるはずの種子から組換え遺伝子が発見された、と報告されている。
日本でも食産物では無いが、遺伝子組み換え作物栽培としてバラは栽培され始めている。
遺伝子組み換えについては、慎重に進めなければいけないはずだが、
短絡的・効率的安易さでビジネス化することに危惧する。
種子法のより良い改正なら納得行くが、「種子法の廃止」とは、何かを目論んで居る??
「遺伝子組み換え作物による汚染」、この文言を真摯に検討すべきと叫びたい。
米国では、大豆の94%が遺伝子組替え大豆、トウモロコシの93%が遺伝子組替えトウモロコシ。
世界の3大穀物のうち、残っているのは米だけである。米が狙われている!!
日本では、遺伝子組替え食品を危惧している人々が多くいる。
安全性に疑問を持っているのだ。遺伝子組替え稲の栽培は、日本では規制されている。
急ぎ廃案に追い込んだのはTPP問題もあったかもしれない。
ISD条項が含まれるTPPを国会で承認してしまったからだ。幸い、米国はTPP離脱したが(仔細は略)。
遺伝子組み換えに関しては、米国企業が多大なる専有・利権を有しているのが現実。
種子法の存在で我が国は、異国の民間企業の参入を阻止してきた。
これは、我が国伝統の農法を守ることにつながっている。
国の言う、各種法制度の国際標準に準拠する効率化!?!
戦略物資である種子・種苗を国は国家戦略・知財戦略として、
民間活力を最大限に活用した開発・供給体制を構築するとしている。
こうした国の見解は、日本の伝統的農法、特に米の生産処法をダメにしてしまう。
種子に関して民間企業の品種開発との調整・共存を模索すれば良いだけだ。
遺伝資源の維持・管理は、国内の問題と考えたい。
最近、農林水産予算は漸減している。
種子法が廃止されれば育種費用は間違いなくカットされる。
となれば品種の開発は民間に依存することになる。
奨励品種(その都道府県に普及すべき優良な品種)がなくなるかもしれない。
「遺伝資源の減少」、環境変化が激しい世の中で多様性こそが、
人類にとって安全を模索する最大の処方だと考える。
画一的貧化がもたらした過去の環境悪化でわかっているはずだ。
市場経済と食糧安全保障。。。!!食料という農作物だが、
経済的な農作物と、安全保障的農作物とは分けて考えるべきである。
今回の種子法廃止や世界の農業の現場で今起こっていることは、
これに逆行することである。
危惧するのは、米国の一社が、遺伝子組み換え穀物について「特許」を保有しており、
収穫した作物からとれた種子を播くことを認めていない。
毎年毎年、農家はその会社から種子を購入し続けなければならない。
違反すると、その社が、告訴する。
更には、遺伝子組み換え作物が安全かどうかは、
「実質的同等性」という不思議な基準で評価されている。
従来作物と「実質的」に同じであれば、安全とみなされる???
遺伝子組み換え作物が、既存食品と同様、安全という知見蓄積が不十分。
FDA(アメリカ食品医薬品局)は遺伝子組み換えに関する規制を、
企業のロビイー活動によって規制を緩和させてしまった。

 

経済評論家、三橋貴明氏は、ツイッターで下記のように記している。
『主要農作物種子法廃止(モンサント法)に反対する』2017-03-27 10:18:16
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「種子を握れば、我々の命を掌握できる。食糧を支配できるんです。彼ら(モンサント)は世界中の食糧を支配しようとしています」(「モンサントの不自然な食べもの」より)
 バイエルによる買収話が進んでいるモンサントですが、彼らのビジネスモデルの根幹は「種子の特許を握る」ことにあります。
 モンサントの遺伝子組み換えの種子と、除草剤ラウンドアップの組み合わせは、農業にそれこそ「生産性向上」をもたらしました。何しろ、ラウンドアップは、遺伝子組み換え穀物以外の雑草を、悉く枯らしてしまうのです。
 というわけで、農家にしてみれば、遺伝子組み換え種子を播き、年に数回、ラウンドアップを全面散布するだけで、雑草に悩まされることなく収穫の時を迎えることができます。
 モンサントは、遺伝子組み換え穀物について「特許」を保有しており、収穫した作物からとれた種子を播くことを認めていません。毎年毎年、農家はモンサントから種子を購入し続けなければならないのです。違反すると、モンサントの種子警察がやってきて、告訴されます。
 モンサントのモデルは、ラウンドアップとの組み合わせにより農家に「生産性向上」をもたらし、遺伝子組み換え作物への依存度を高め、特許料で儲けるというものなのです。
 遺伝子組み換え作物が安全かどうかは、「実質的同等性」という不思議な基準で評価されています。従来作物と「実質的」に同じであれば、安全とみなされるわけです。遺伝子組み換え作物については、既存の食品とは異なり、食べても安全なものという知見が蓄積されていません。
 本当に安全かどうか「分からない」というのが現実なのですが、モンサントはロビー活動により、FDA(アメリカ食品医薬品局)に遺伝子組み換えに関する規制を緩和させてきた歴史があります。 
ところで、我が国は遺伝子組み換え作物の商業栽培を認めていません(薔薇のみが例外)。
 もっとも、トウモロコシ、ダイズ、セイヨウナタネ、ワタ、パパイヤ アルファルファ、テンサイ、バラ、カーネーションの9作物については、一般的な使用が認められています。ただし、パッケージに「遺伝子組み換え」と表示する義務がありますが。
 また、我が国は優良な種子の生産や普及が、主要農作物種子法により政府、および地方自治体に義務付けられています。
 「公共インフラ」ともいうべき種子については、政府がしっかりと管理しなさい、という話です。
 この主要農作物種子法が、廃止に向かっています。
『自給支える種子法 斉藤氏 廃止法案に反対 衆院委可決
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-03-25/2017032502_03_1.html
 主要農作物種子法と農業機械化促進法の廃止法案の質疑と即日採決が23日、衆院農林水産委員会で行われ、自民、公明などの賛成多数で可決されました。機械化促進法廃止については、検査を農機具に限定する修正がされました。日本共産党の斉藤和子議員が、2法案と修正案への反対討論を行いました。 
 斉藤氏は、国の基本的・基幹的作物である稲、麦、大豆の優良な種子の生産・普及を国と都道府県に義務付けた種子法は日本の食糧自給を支えてきたもので、廃止は容認できないと強調。「種子の生産・普及体制を崩壊させ、外資系多国籍企業のもうけの場にされる恐れがある」と述べました。都道府県の知見を民間に提供することで遺伝資源の開放につながる懸念や、民間の開発コストの上乗せが種子の価格高騰につながる危険を指摘しました。(後略)』
 怖いことに、主要農作物種子法廃止法案について報じたのは、わたくしが知らべた限り、赤旗のみ。大手メディアは、完全黙殺です。
 後略部にありますが、政府の規制改革推進会議では、
「もう少し民間企業に対しての配慮が必要ではないかということで廃止させていただきたい」
との発言があったことを、共産党の畠山和也議員が告発しています。
配慮、が必要ということで、廃止。狂気の沙汰です。
そもそも、民間企業とは、それ「日本の企業」なのですか?てなもんです。 当たり前ですが、種子法が廃止されるからといって、例により何らかの外資規制措置が採られるわけではありません。
 主要農作物種子法とは、要するに「モンサント法」ではないのですか?
 安全保障とは、掛け算です。足し算ではないのです。どれか一つでも「ゼロ」になれば、安全保障は成立しません。
 我々が日常的に食する農産物の「種子」を、外資の遺伝子組み換えに握られる。これもまた、食料安全保障の崩壊なのです。
 改めて思いますが、この種の国民の安全保障に決定的な影響を与える法案が、全く大手マスコミから報じられない。種子法廃止に加え、この事実上の情報統制に、わたくしは恐怖を覚えます。
 改めて、事実上のモンサント法としか思えない、日本の食糧安全保障の根幹である主要農作物種子法の廃止に反対します。
 改めて思いますが、この種の国民の安全保障に決定的な影響を与える法案が、全く大手マスコミから報じられない。種子法廃止に加え、この事実上の情報統制に、わたくしは恐怖を覚えます。
 改めて、事実上のモンサント法としか思えない、日本の食糧安全保障の根幹である主要農作物種子法の廃止に反対します。
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日本の独自性・伝統手法を継続する。
これは、農業の将来を考えても重要な事であり単に効率だけの問題ではない。
永く培ってきた種子を大切にし、より良き施策を講じるに尽きるということである。
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