“憲法記念日!!”《凡声・/・叛逆のろれつ‘17-06》

故吉田茂邸、内門(兜門)
吉田茂、銅像

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神奈川県大磯町に故吉田茂(明治11年~昭和42年)元内閣総理大臣邸が復元新築され公開された(2017・4・1~)。
ご存知の通り吉田茂は、第二次大戦前には外務官僚を歴任し、
戦後の復興期、通算5期(6年2ヶ月)にわたって内閣総理大臣を務めた政治家である。
昭和26年に「サンフランシスコ講和条約」締結を実現させ日本の国際社会への復帰を果たす等々、
戦後復興を成し遂げ日本社会の方向性をつけた宰相である。
「吉田門下生」として池田勇人や佐藤栄作など、多くの後進を育て輩出させた。
旧吉田茂邸は、明治17年に吉田茂の養父健三が別荘として建てたもので、
吉田茂が昭和19年頃から生涯を閉じる昭和42年までを過ごした邸宅であった。
政界引退後も多くの政治家や外国政治家が訪ねている。
吉田茂没後には、大平首相とカーター米大統領の日米首脳会談が実施された場所
近代政治の表舞台としても利用された由緒ある場所だった。
平成16年頃より地元を中心に旧吉田茂邸の歴史文化遺産として保全・活用が検討され、
隣接する「県立大磯城山公園の拡大区域」として県が計画検討の最中、
平成21年3月、本邸が火災で焼失してしまった。
消失を免れた日本庭園や歴史的資源(兜門・七賢堂など)、
そして大磯丘陵に連なる貴重な緑地を保存活用するため、
同公園の拡大区域とし、平成21年7月に都市計画決定がなされた。
その後、「旧吉田茂邸地区」の事業に着手し、県が公園整備を行い、
旧吉田茂邸は大磯町が町有施設として再建することとなった。
兜門は、講和条約締結を記念して建てられた門で別名「講和条約門」とも言われている。
軒先に曲線状の切り欠きがあり、京都の裏千家の兜門と同じ製作者が造っている。
昭和29年に完成、屋根は「檜皮葺き」という、伝統的技法が用いられた貴重な建築物。
日本庭園は、昭和36年頃に完成、中心となる心字池を邸宅の正面に配置した池泉回遊式の庭園。
吉田茂嗜好の草木を取り入れ、色彩豊かな庭造りをしている。
七賢堂は、元々、明治36年に伊藤博文が明治維新の元勲のうち、
岩倉具視・大久保利通・三条実美・木戸孝允の4人を祀った四賢堂を
自身の邸宅「滄浪閣」に建てたもので、伊藤博文の死後、
婦人により伊藤博文を加えた5人が祀られ、「五賢堂」となった。
昭和35年に吉田茂邸に移設され、昭和37年に吉田茂が西園寺公望を合祀し、
吉田茂の死後、昭和43年に佐藤栄作の名によって吉田茂が合祀され「七賢堂」となった。
正面の扁額「七賢堂」の文字は、佐藤栄作元首相の書である。
吉田茂銅像は、昭和58年に「吉田茂、澤田美喜両先生顕彰建立委員会」によって建立された。
日米講和条約締結の地、サンフランシスコと首都ワシントンの方角に顔を向けていると言われている。
銅像付近の眺望は良く、富士山、伊豆半島、相模湾、房総半島などが一望できる。
「旧吉田茂邸地区」と称されるこの周辺は大正・昭和の雰囲気が色濃く残っている。

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戦後70周年と言う期にあって内外の情勢を真摯に思うと、
今の日本国・国民は、安泰な場で生活できている、と痛感する。
己の少しばかりの体験・経験だが、文明先進国と呼ばれる中で最も安心して暮らせる国だ。
島国だから、隣接国との地続き境界線がない。脅威は、切実に伝わってこない。
国内を眺めると、のー天気な、!?!な議論・報道がなされている。
極論・愚論だが、憲法記念日に思ったことがある。
憲法9条の条文さえあれば・・・、話し合いで解決・・・と論ずる識者に言いたい。
なれば、かつて祝祭日に門前に立てた国旗の様に条文を記した旗を以って外国に対したらどうか!!と。
「護憲」一辺倒で育った人間、70年安保闘争、成田空港反対闘争を身近に見てきた。
それらの経緯・結果に言及はしないが、まやかし・妥協の産物でしかなかった。
憲法初めとする法文、政治的政策についての真摯な議論検討は、無かった。
庶民と国家権力の対峙は、この70年来ほとんど変わっていないだろう。
体制、反体制でしかなく何かに対しての反対運動(闘争か)???
ただ単に反対のための反対で、そこには建設的な進展構築が全く見ない。
国会にして然り、沖縄の基地問題にして然りである。
隣国等の問題は、更に愚か!!国際法・国際的見地の下での議論がなされない。
国会って何!?!国会議員の素養、政治の体をなしておらない。与野党問わずだ。

個人的事だが、現役を退こうと、区切りをつけた。
だが、世の中は左傾化、これは、主要報道機関がそれに傾いているからか。
半世紀前のことですら検証もままならない、否、数年前のことでも釈然としない。
現実・事象の上に立って、今あるべき法文(憲法を柱に)を検討すべきだ。
「憲法改正」は、たった今すべきであると確信する。
個々人の意がいづることに期待するが、家族に対して僕の意見を言をうと思う。
そんな事をブログに綴っていこう。我が子に伝える為・・「家風」としてでもある。

吉田茂・・麻生太郎、岸信介・・安倍晋三、これらの方々を思うと因縁を感じる。
一日も早く憲法議論を、真摯なる検討議論を切望する。 
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