全部読み終わったら、なんだただの食い意地が張っている話じゃん!ってなるかもしれませんが、ちょっとうれしかったので書いてみます。
先日、日本からいらっしゃったクライアントさんと素敵なレストランでランチをしました。食事が終わったら、ウエイターさんがデザートメニューを持ってきて「いかがですか」。もちろん食べるつもりはなかったですよ、だってクライアントさんとのランチですから^^!
でもちょっと開くと、イチゴのムースなど色とりどりのデザートがたくさん並んでいて、思わず目が釘付けになってしまったのです。
するとクライアントさんもデザートメニューを開いて、ふむふむと熱心にご覧になります。「案外甘いものがお好きなんだ」と思った私は、「どれにします!?」と興奮して質問しました。するとお答えは「迷っています」。ますますクライアントさんも注文されると確信した私は、「私はこれにします!」と勢いよくイチゴのムースを指差しました。
クライアントさんが静かにメニューを閉じたので、再び「どれにしますか?」と聞いたら、また「まだ迷っています」。
ウエイターさんが来たので張り切って注文して、促すようにクライアントさんのお顔を見ると、「やっぱり今日はやめておきます(笑顔)」。そのとき、うかつな私は悟りました!クライアントさんは本当は最初から注文するつもりはなかったのに、私のために「迷っています」と言ってくれていたんです。ご自分が注文しないと、私が諦めると思われて…。
実に鮮やかな…。世界を股にかけてダイナミックかつワイルドなビジネスをされているクライアントさんに、こんな繊細な面があることを発見して、とてもうれしく、なぜか誇らしくなった私でした。
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なんてタイトルを付けると意味深ですね^^。
実はアメリカで結婚をすると、夫の元カノや元妻と付き合う機会が結構出てくるんです。今日はそのことについて書いてみたいと思います。もちろん夫が子持ちの場合(離婚大国アメリカでは結構多い)ですけどね。
私には血のつながった子どもはいませんが、血のつながっていない娘ちゃんがいます。夫と元カノの娘です。結婚したとき、もう20歳を超えていたので同居はしていませんが、よく一緒に時間を過ごしました。そして娘ちゃんが結婚するとき、両親の顔合わせ食事会や話し合いに私までおまけで連れて行かれました。向こうの両親、夫と元カノ+私で、「どなた?」って感じです^^。夫と元カノがバージンロードを歩くのを拍手しながら見守ったり、二人の写真を撮ったり、なんだかやたらに夫と元カノが出るイベントのサポーターになっています。
元カノとの時間は、最初はちょっと緊張ものでした。夫と付き合った後、誰とも付き合わずに独身を通している元カノさん。食事会の途中で夫が元カノに話しかけろと肘でつつくので、一生懸命話しかけましたが、「Yes」などの極限まで短い返事だけで会話が途切れてしまい、雑誌記者並みのインタビュー状態で冷や汗をかきました。でもやがて娘ちゃんに赤ちゃんが生まれ、元カノも私も一緒に赤ちゃんを囲んでいると、母親としての苦労もしていない私なんかが思うべきことじゃないかもしれませんが、皆、この小さな命を守りたいという思いでつながっていると感じて温かい気持ちになります。
日本だと特に離婚後、親権をどちらかの親が取るので、元妻や、元夫の現在の妻などに会う機会ってそうそうないですよね。でもアメリカは片方の親が親権を100%取ることはほぼないので、離婚後も親は共同で子育てをし、その延長線上にこのような長い付き合いがあります。子どもの気持ちを考えると、親が離婚したからといって、片方と断絶しなければならないなんて、とても悲しいことと思います。だからそう考えたとき、私が末席に参加させていただいているのは、とても意味あることに思えます。
今では元カノともすっかり仲良しです。いつも長いお話をしてくれて、きつ~いハグもしてくれますよ。
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レントゲン技師のSちゃんが先月、交通事故に巻き込まれました。大きな怪我はなかったので良かったのですが、胸の骨にヒビが3カ所も入ってしまいました。胸部にかなりの圧力がかかったんですね。
しかしこの話で最も驚いたのは、彼女が、全く、な~んにも、事故の瞬間を覚えていなかったことでした。気絶する前に信号待ちをしていた、その記憶だけ。気付いたら目の前にしぼんだエアバックがあったそうです。実際には車3台を巻き込む大事故だったようで、信号無視をして突っ込んで来たドライバーは「青だった」と言い張りましたが、巻き込まれた全員が一斉に「赤だろ!」と突っ込んだので、記憶のない怪我人、Sちゃんも無事に医療費をもらえることとなりました。
そんなSちゃんの傷が癒える前に、今度は同じダンス仲間、Kさんの息子さんがバイク事故に遭いました。
約23メートルも飛ばされ、左手の指の骨が粉々に砕けてしまった大事故でした。手の骨が粉々に…相当痛かったと思いますが、息子さんもまたSさん同様、全く記憶がないのです。それどころか、病院に到着して手術が終わった後も記憶が定着せず、一晩中「僕はどうしてここにいるの?」と質問を繰り返していたそうです。
例えば自分で手を岩にぶつけて、手の骨を粉々にしようとしたら、痛くてできませんよね。寝ていても飛び起きそうな痛さでしょう。
でも事故にあった二人は、事故の瞬間から記憶が飛び、痛みの記憶がないのです。
そういえば私も昔、貧血で立ったまま気絶し、頭から石のタイルに顔を叩きつけたことがありました。起きたら辺りは血の海。おでこから目の上にかけて、バックリとあいた傷口から血が噴き出していたのです。でも私も何が起こったか、全く分かりませんでした。痛みの記憶もなく、痛み出したのは、病院に着いてからです。
私は交通事故など痛みのある死に方だけは嫌だと長らく思っていましたが、ここ数日の事故の話を聞いて、案外、「痛くないんじゃないか?」と思った次第です。神様は本当に素晴らしい、奇跡のような脳を、私たちの体に付けてくれたんですね。
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シェルターの前にある看板。「Adapt your new best friend here!」
前回と前々回の続きです。
裏話1で、2019年1月からカリフォルニア州で施行される新しい法律について少し書きました。この法律により、カリフォルニア州のペットショップでは犬猫兎が販売できなくなります(ちなみにカリフォルニア1州だけで、日本よりも大きい面積になります)。
「えー、純血種の犬が飼いたいのに」と思う人もいるかもしれません。
しかし純血種の動物の大規模繁殖を行う、いわゆるパピーミルやキトンファクトリーが多ければ多いほど、殺処分率も上がってしまうのが現状です。動物は自然増もあり、殺処分数が増える中でさらに動物を増やすこと自体が問題なのです。また、悲しいことですが"ブランドの動物”をまさに”ブランドのバッグ”のように購入し、飽きたら捨ててしまうような人も、一部ですが存在します。
この新しい法律の最大の目的はパピーミルやキトンファクトリーの撲滅です。カリフォルニア州はなぜ法律を作ってまで繁殖施設を減らしたいのでしょうか。その理由を、レスキュー団体「ペット里親会」さん https://www.petsatooyakai.com/ のお話を通してご紹介します――が、今日は仕事が山積みで…また明日にします。
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このひとつ前の「ペット特集の裏話1」で、アメリカの日系情報誌『ライトハウス』でペットに関する記事を書かせていただいたと書きました。
上の写真が特集の扉ページですが、この白い子、かわいいでしょう?
シェルターを訪れたとき、この子が「わー、待ってたよお、早くここから連れ出して!」という表情で近づいてきました。本当、天使みたいにかわいい子でした!
本当は連れて帰りたい、この子だけじゃなくて、みんな。でも我が家は住宅の契約上2匹までしか飼えず、昨年、その2匹目になるお婆ちゃん犬を引き取ってしまったのです。
この子にもしピンと来たら、どうぞもう待たないで、迎えにいってあげてください!
ロサンゼルスのイーストバリーシェルターであなたを待っています!
●雄のマルチーズミックス、ID番号はA1754033
たとえこの子じゃなくても、もしかしたらどこかにあなたの子になるはずの子が既に随分前から存在していて、寂しい時期を一人ぼっちで乗り越えようとしているかもしれません。
ライトハウスの記事はこちら:
http://magazine.us-lighthouse.com/publication/?i=481530&ver=html5&p=88#{%22page%22:38,%22issue_id%22:481530}
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