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DX行政って?

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DX行政って?
最近「DX」というDigital Transformationが政治の世界まで言われていますがどういうことなのか? いやどうしたらいいのでしょうか?

Transformationというと変身・変態という意味ですが、それこそ仮面ライダーの世界ですね。デジタル技術を活用して今まで想像もつかなかった生活様式というか全く別世界の在り方に変わるほどの「変革」ができて初めてtransformationといえるのではないかと思います。

最近、読んだ本に福岡大学木下敏之教授の「データが示す福岡市の不都合な真実」があります。39歳の最年少で佐賀市長になった経歴をお持ちの方ですが、この著書には官民あげて挑戦できるアイデアの宝の山だと思います。



データが示す現実直視=現状分析ができて対策と成果の精度が高まることが期待できます。DX行政=デジタル庁のいうIT技術ソリューションを使って行政書類も自宅などで簡単に入手できる便利という枝葉末節に囚われているようではダメだと思います。たんなる業務改善でしかない夢のないtransformationですね。

さなぎが蝶になる。美しくなるだけでなく自由にどこにでも飛んでいける羽も手にいれるのです。さなぎ時代の行動半径やスピードからは夢にも思わなかった生活体験ができる変態です。

基幹インフラという大動脈はみんなで共有してROI高く開発・運用すればいいのは確かです。そこはクラウドの出番でしょう。しかし、変態というUX(ユーザー体験)=市民体験という生活の変革は、各市町村で違って当然です。田舎が都会の真似をするような箱物行政の失敗を繰り返してはダメですね。DX化で特色ない名前だけのソリューションに乗っかることにならないようにすることが肝要だと思います。

木下教授の示されている提案の具現化にデジタル技術も屈指すればどうなるか?ということで初めてDX行政の出番ではないでしょうか?将来の市、街、市民やその生活のありたい姿は?そのために日本という国がどうあるべきで自分達の市町村がそこで果たせる役割は何があるのかという相互補助的な関係も大切になります。自分のところだけが良くなればいいという利益独り占めではだめですね。デジタル技術には物理的な境界や時間の差もありません。マクロ的な青写真が不可欠だと思います。

長野県の「ピンピンコロリ」運動というネーミングセンスには笑いましたが、なんと私が生まれた昭和34年頃の男女平均寿命は65.32歳(男)と70.19歳(女)。それが令和2年には81.64歳と87.74歳になっています。(昭和30年代は戦後まだ日が浅く戦死なさった多くの若い方々がいらっしゃったというのも背景にはあると予想しますが)そして、2年前の調査では福岡市のシルバー人材センターの会員平均年齢は73歳。70%以上が70歳以上で65歳以下の登録会員はたったの4%だったそうです。
参照:P215 & p223「データが示す福岡市の不都合な真実」

コロナ禍、円安、猛暑・洪水という自然災害など大変な時代に生きている我々ですが、「大変」は「大」きく「変」わるチャンス到来だからこそ「大変」と書くのであって、ここはポジティブ思考で乗り切りましょう。私はいつもそう考えるといか自分に暗示をかけるようにしています。でないとやってられないですよね(笑)でも真実だと思いますよ。

DXというデジタル変態(やはり変身より変態が合っていると思います)するには、どんな蝶になりたいのか「夢のある設計図」が大事ですね。だからこそSTEMでなくSTEAMという文系「ART」部分=哲学・歴史・地政学など不可欠だと思います。IT技術者になれない文系諸氏の活躍するフィールドもまだまだ沢山あると思います。

暑さに負けて閉じこもり生活の今日、前書を改めて手にしてみて徒然に書き留めてみました。

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