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- 今年の読書(144)『幽霊弁護士・桜沢結人の事件ファイル』望月もらん
本書は「角川ビーンズ文庫」の一冊です。同文庫は、少女向けのライトノベルズを中心に2001年より刊行されていますが、裁判所の仕事をしている関係で「弁護士」という単語が気になり、読んでみました。
大学2年のときに司法試験に合格、大学を辞めてエリート弁護士の道を歩んでいる<桜沢結人>のところへ、大学時代の法学部の同期<日向陽一>から、なんと身体を奪われ魂だけの幽霊になってしまったと電話が入ります。
強い正義感と霊感体質の<桜沢>は、さっそく<日向>のために「身体探し」に動き出すのですが、この世とは別に霊界社会が存在、<桜沢>は地獄の裁判所にて<日向>の弁護をすることになります。
事件の背後には地獄から甦った悪人の霊魂が絡んでいますが、彼は<日向>の父親が弁護した男で死刑求刑に逆恨みを持っていました。
現実的にはあり得ないファンタジー的な物語ですが、気楽に読めて楽しめました。
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