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神戸:ファルコンの散歩メモ

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金銅製の鈴「風鐸」@明日香村飛鳥・飛鳥寺旧境内

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< 飛鳥寺旧境内から出土した風... < 飛鳥寺旧境内から出土した風鐸(画像:橿原市木之本町の奈良文化財研究所都城発掘調査部) >

日本初の本格的寺院、明日香村飛鳥の飛鳥寺の旧境内で、堂塔などの建物につるす金銅製の鈴「風鐸(ふうたく)」が見つかっています。奈良時代以前のものとみられ、同寺で使われていた可能性があるといいます。寺に伴うものとすれば飛鳥寺初の出土で、「風鐸」としては国内最古級になります。「奈良文化財研究所紀要2019」に経過が掲載されました。

寺の中心伽藍からは北に離れた、県道(飛鳥坐神社西参道)の電線共同溝埋設工事に伴う立ち会い調査で、下半部は欠損していて、残存長8・4センチ。本来は推定約20センチとみられるものが、近世の整地土から出土しています

「風鐸」の形状や吊手の造り方などから、奈良時代以前のものとされ、「風鐸」としては小型の部類で、奈良時代の例をみると、大型が建物の軒先に付けられるのに対し、小型は塔の最上部の相輪に吊るされるといいます。

奈良時代に成立した日本の歴史書『日本書紀』によりますと、崇峻天皇元(588)年、飛鳥寺造営のために百済から技術者が派遣された。その中には、相輪など金属製部分の工人とみられる「鑢盤博士」の名があり、同寺の塔にも相輪があったと考えられています。ただ塔をはじめ三つの金堂、講堂などの建物の構造は明らかになっていません。塔との関連など今後の研究課題のようです。
#f発掘 #ブログ

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