16日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。中国での値下げ方針が伝わったスマートフォンのアップルが下落して始まっています。四半期決算を発表した大手金融の株価もさえず、指数の重荷となっています。
アップルが中国で新モデル「iPhone15」などを値下げすると伝わりました。同社が製品を割引販売するのは珍しく、中国内での需要の低迷を映していると受け止められています。同業他社との競争が激化し、利益率の低下につながるとの懸念が広がりました。
16日朝には大手金融が2023年10〜12月期決算を発表しています。金融のゴールドマン・サックスは1株利益が市場予想を上回ったものの、株価は下げる場面が出ています。ダウ平均の構成銘柄ではありませんが、モルガン・スタンレーも決算発表を受けて売られています。先週末に決算発表した銀行大手に続いて相場の反応はさえず、投資家心理を冷やしました。
米債券市場で長期金利が上昇(債券価格は下落)しています。長期金利の上昇で株式の相対的な割高感を意識した売りが出ており、ダウ平均株価は下げ幅を390ドルあまりに広げ「3万7201ドル39セント」の安値を付ける場面がありました。
終値は反落し、前週末(12日)比231ドル86セント(0.62%)安の3万7361ドル12セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比28.41ポイント(0.19%)安の1万4944.35でした。
S&P500種は、前週末比17.85ポイント (0.37%)安の4765.98でした。
Posted at 2024-01-16 14:20
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Posted at 2024-01-16 14:23
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