25・26の両日、<藤井聡太竜王>(22/名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖の七冠)が<佐々木勇気八段>(30)の挑戦を受ける、将棋の第37期竜王戦七番勝負七局が京都市の「総本山仁和寺」で行われ、先手の<藤井聡太竜王>が99手<佐々木勇気八段>を下し、シリーズ対戦戦績を2勝1敗としています。
居飛車党の<佐々木勇気八段>が、居飛車相手に振り飛車を指すのは2017年以来7年ぶりで、ダイレクト向かい飛車に構えた、意表を付く作戦でした。<藤井聡太竜王>は長考を重ね、持ち時間を削られました。
2日目は、<佐々木勇気八段>の56手目の封じ手「後手9六同歩」で指し継がれ、形勢が相手に傾く、苦しい展開でしたが、9筋を攻めた<藤井聡太竜王>は67手目に角をぶつけて、勝負に出ました。逆転のきっかけをつかみ、激しい攻め合いを制しています。
第4局は、11月15日・16日に大阪府茨木市の文化・子育て複合施設「おにクル」で行われます。