「1ドル=151円97銭」
Dec
10
10日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比70銭円安・ドル高の「1ドル=151円90銭〜152円00銭」で取引を終えています。一時は「1ドル=152円18銭」と約2週間ぶりの円安・ドル高水準を付けています。円の高値は「1ドル=151円55銭でした。
米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが優勢になりました。11月の米消費者物価指数(CPI)の発表を11日に控え、持ち高調整の円売り・ドル買いも出やすくなっています。
米長期金利は債券価格は安くなる前日比(0.03%)高い(4.23%)で取引を終えています。前週末にかけて金利が低下した後で、11日の米(CPI)の発表や10年物国債入札を前に債券売りが優勢になりました。日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが出ています。
11月の(CPI)を巡っては、市場予想では前年同月比の上昇率は(2.7%)と10月(2.6%)から伸びが加速するとみられています。市場は米連邦準備理事会(FRB)が17〜18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決めるとの予想が優勢なものの、(CPI)が予想から大幅に上振れすれば政策判断に影響するとの警戒感があります。
(CPI)を受けて、市場が来年にかけての利下げ回数の予想を減らせば、ドルは上昇しやすくなり、重要指標の発表を前に持ち高を調整する円売り・ドル買いが出ています。
Posted at 2024-12-10 15:08
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Posted at 2024-12-10 15:20
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