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姪の結婚式が「天満宮会館」であり、朝早くから神戸を出立、相方の着付けを待つあいだ、散歩好きのわたしは天神橋近辺を散策しながら、近辺の「立ち呑み屋」を予備調査、3軒ばかりが目につきました。
【平蔵】・・・閉じられたシャッターにも、店主の心意気が伝わってきそうな、丁寧な意匠。立ち呑みではなく「立喰酒場」との表現に何か特別なモノを感じてしまう。店先にあるテーブル、きっと開店すると外でもお客さんが呑んでいるのかなと想像させてくれます。
【七二八】・・・これで、(なにわ)と読ませるあたり、なんだかここもこだわりがありそうな雰囲気。居酒屋には珍しくコンクリート打ち放しのお店。きっと店内もそうなんだろうなぁと想像するしかありません。
【だるま】・・・天満天神といえば落語の「繁昌亭」、その眼先に位置している立ち呑み屋さん。和風の外観である「繁昌亭」に合わせるべく、外観は木を使った落ち着いた外観で、おでんが中心メニューのようでした。
文化を研究するというのは、このような予備調査が大事で、なかなか疲れるモノです。
4月19日、無事に「神戸立ち呑み文化研究会」の発足式、当初予測をはるかに超える参加人数になり、無事万歳三唱で終わりました。
これまでは、ハンドルネームだけのお付き合いでしたが、乾杯後すぐに打ち解けあい、楽しい会合になりました。
詳細は、各ブロガーさんが書かれておりますので、割愛させていただきます。
写真は、会員ナンバー28のズミさんの作品です。
驚きました。直径7センチばかりでしょうか、第1回発足式の会場「赤松酒店」さんの、ジオラマです。
雰囲気がよく出ており、「こんな立ち呑みの楽しみ方もあるんだなぁー」と、感激させていただきました。
「立ち呑み」というキーワード、それぞれに思い入れがあることを知り、あなどれない世界に足を突っ込んだものだと少しばかりおののいております。
ついにやってきました。
本日、南京町にあります「赤松酒店」にて、「神戸立ち呑み文化研究会」が正式に発足いたします。
当ブログでもお馴染みの、「立ち呑み日々雑感」のMSHINBATAさんのお声がかりで、現在28名のメンバーが参加されています。
「フジワラ酒店」でのプレ飲み会。妙法寺公園での花見参加。「渡辺酒店」での読売新聞社の取材と、色々と事前行事もありました。
本日午後2時からの発足式、いかがなことになりますやら、楽しみです。
「アンテナ、まっすぐ立っているかい?」
「大丈夫ですよぉー」
「ペンキ塗りも楽じゃないなぁー。早く昼休みにならないかなぁー」
「愚痴をこぼざす、仕事仕事」
「電線引っ張ってくれぇー」
「アイヨー」
写真では、工員さんがお喋りをしながらお仕事をされている様子みたいでしょう。彼らは、24時間文句も言わずに、働き通しです。
そうです、工員の姿をしたマネキンさんたちです。
ここはハーバーランドで、レストランとして利用されている煉瓦倉庫裏。入り江をはさんで向かい側には「西日本旅客鉄道大阪資材センター」があり、そこの粋な市民向けサービスです。
のんびりと散策する海辺のひとコマとして、楽しませてくれています。
マネキンたちと知らずに、足早に通り過ぎる人も、結構おられます。
この10日、王子動物園において、インド象の諏訪子が65歳で亡くなりました。
来る19日には、お別れ会が行われます。いかに神戸市民に慕われていたかの証でしょうね。
そんな折、町中にも結構面白い動物たちがいるのに気づきました。
せっかくですから、紹介したいと思います。
(A) 諏訪子に敬意を表して、一番手はやはり<象>にしました。異人館で有名な北野町への道、北野坂に面しています複合ビルの入口にあります。その名も「象ビル」です。神戸っ子のわたしも正式のビル名は知りませんが、「象ビル」といえば十中八九、教えて貰えます。当初は白色(?)だと記憶していますが、グレーに塗り替えられておりました。
(B) JR元町駅高架下にあります、居酒屋・バー・ホルモンのお店の目印といううか、看板代わりの<牛>の置物です。2階に上がる階段しか歩道に面しておりませんので、いいアイストップの役割を担ってくれています。名前は「MAJUA」(まじゅあ)くんと呼ばれています。
(C) 高校の美術の教科書のサブテキスト『神戸・阪神間の美術品』に掲載されています、れっきとした作品の<きりん>さんです。ハーバーランドの「エコールマリン」ビルの前に建っています。作品名「蒼天の塔」安藤泉作(1993年)です。
説明板には、作品名も作者名もなく、「このキリンのしたで待ち合わせると、不思議と恋がかなうらしい」との文面があり、「蒼天の塔」とどのように関連するのか、その方が不思議に思えます。
寝床に入るのが遅かった割には、熟睡をしたのか、神戸港の<霧笛>の音で、午前6時前に目を覚ましてしまいました。
久しぶりに聞く、ブオーブオーの連続した<霧笛>の音。どのような船舶だったのかと気になります。
港街ならではの、目覚まし時計。
天気予報では、神戸はこれから雨だとか。
神戸港も煙って視界が悪そうです。
ふんわりと飛行船が、ハーバーランドにあります「モザイク」の上を飛んでおりました。
全長75メートルの現存する中では世界最大の飛行船「ツェッペリンNT」です。
3月20日から5月7日まで、~ベイエリアクルーズ~が企画されており、のんびりとした空中散歩で、神戸・大阪の街が空から楽しめます。
興味がありましたので、調べてみました。定員は8名。約90分の飛行で、14万円。これは1グループの費用ではなく、<1名>での料金(!)です。とても乗れそうにはありません。
航空保険(2300万)が含まれているコメントには、笑ってしまいました。
(ちなみに、写真左からモザイク遊園地の観覧車・神戸新聞やラジオ関西が入居していますエコールマリン・ホテルニューオオタニです)
2人のヒロインの愛憎を、自らも著名なビオラ奏者である<ドゥニ・デルクール>監督が情感豊かに描き出す2006年フランス製作の『譜めくりの女』が、2008年4月19日より公開されます。
ピアニストを目指す少女「メラニー」は、音楽学校の入学試験で審査員を務める人気ピアニスト、「アリアーヌ」の無神経な態度に動揺して失敗し、夢を諦めます。
美しく成長した「メラニー」は「アリアーヌ」と再会し、演奏の出来を左右する〈譜めくり〉の役を任されますが。
「アリアーヌ」に<カトリーヌ・フロ>、「メラニー」に<デボラ・フランソワ>が演じています。
4月7日から、神戸におきまして海洋の科学技術に関する国際コンベンションが開催されておりました。
昨日中突堤において、調査船の一般公開をしているとのことで、見学してきました。
港町に住み、船とは身近に接する機会が多いのにも係わらず、タラップでの乗船にはいつもワクワクしてしまいます。
無人探査機「かいこう7000」の母船としてだけではなく、深海・海溝域の総合的な調査観測船としても、高い機能を備えています。
1997年建造、当時の「シップ・オブ・ザ・イヤー準賞」を受けている船で、製造は神戸の川崎重工業です。
船内は最新機器類がびっしり。基本的な質問にも、丁寧に船員さんが説明をしてくださり勉強になりました。
これも独立行政法人になった、いい面なのかもしれません。
トアロードに面した中山手地区で進められています再開発ビルも、外観的に完成してきました。高さ123.4M、地上35階建て、340戸の規模です。
何もない造成からの工事では、何も感じず、何も気に留めることはないと思います。
今までのその地区の顔が失われ、路地裏の雰囲気も消え去り、馴染んだ光景が無くなってしまうのは、寂しいものです。
そんなことを感じながら歩いておりましたら、工事前の看板地図を見つけました。真ん中あたりの白い部分が、現在工事中の敷地です。
この地図に見えていますが、料理の美味しいバー「リトルモー」は、すぐ近くのレンガタイル貼りのビルに早々と移転されています。
1年ほど前に伺ったときには、新しいビルに入るのかは、あやふやなご返事でした。
20数年前までは、隠れたお好み焼屋の「千代」も今はすっかり有名になってしまい、足が遠のきました。店の奥の小座敷にあがり、おまかせの台湾料理が、お母さんの裏メニューでしたが、お好み焼き以上に有名になりすぎました。
その「千代」も「金宝酒家」との共同プレハブで営業を続けられ、この秋の完成を待たれております。
再開発ビルの向かい側の中華の「友屋」も、ビルが完成すると移転されると聞いています。
こじんまりとした雰囲気のお店で、くたびれ感がなんともいえなかったんですが、残念です。
この地域は戦前から華僑の方が多く住んでおられ、新しいビルでの再出発のお店が多くなりそうです。
昔馴染みのお店の思い出も大切でしょうが、街はまた新しい活気で生まれ変わり、次の世代に違った思い出を残していくのでしょう。
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