大納会:日経平均株価(12月30日)終値3万9894円54銭
Dec
29
大納会となる30日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前終値は前週末比301円48銭(0.75%)安の3万9979円68銭と、心理的節目の4万円を下回りました。
27日の米株式市場で主要株価指数が下落したのを受け、東京市場ではファストリやソフトバンクグループ(SBG)などの値がさ株への売り圧力が強まり、指数を下押ししています。日経平均は27日に大きく上昇した反動もあって、きょうは利益確定売りが出やすくなっています。外国為替市場での円安基調を背景に日経平均は高く始まろましたが、続きませんでした。
前週末27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も下落でした。米長期金利が上昇して株式の相対的な割高感が意識され、幅広い銘柄が売りに押されました。週明け30日の東京市場ではアドテストや東エレク、ディスコなどの半導体関連が軒並み売られています。
終値は4営業日ぶりに反落し、前週末比386円62銭(0.96%)安の3万9894円54銭でした。バブル経済期の1989年に記録した年末株価の史上最高値を35年ぶりに更新しています。堅調な企業業績や円安ドル高が追い風となった一方、(8月5日)の大暴落など乱高下も目立つ1年でした。
これまでの年末最高値は1989年の3万8915円でした。史上2番目の高値だった昨年の3万3464円も大幅に上回っています。