むつ市の宮下市長が使用済み核燃料中間貯蔵の共用化を否定
Dec
22
これに対し、むつ市の宮下市長は、共用化ありきの議論はできない、とこれを拒否した。
むつ市の中間貯蔵施設は2021年の操業を予定しているが、
同市にとって貯蔵する使用済み核燃料は、建設中の再処理工場で処理する材料であり、
電事連の言うような、置き場がないから持って行ってくれ、という話は聞けないとした。
最終処分地が決まらなければ、中間貯蔵に持ってきた使用済み核燃料は行き場が無い。
出資者でもない電事連や関電の共用化提案を受け付けられないのは当然だろう。
廃炉となった「もんじゅ」を核とする核燃料サイクルも既に破綻している。
青森県に使用済み核燃料を集め処理する構想自体が、もう無意味となっている。