彼女は手間が掛かりすぎる。 個性的で美しいが、決して思い通りにはならない。 気に入らないことがあれば、たちまちご機嫌を損ねる。 そうなったら大変だ。 僕はチームを組んで、彼女のご機嫌を直そうと、あの手この手を試すことになる。 しかし、年に何度かご機嫌を取り戻す瞬間が訪れる。 その瞬間、僕は王になる。 誰にも操れないものを操る。 圧倒的な快楽が、全身を駆け抜けるのだ。その点、もう一人の色白の彼女は知性的だ。 へぼな扱いをしなければ、基本的にご機嫌を損なうことはない。 つまり、ある程度の基本をわきまえているのならば、誰もが付き合うことの出来る性格なのだ。 ただし、彼女の本当の姿を知るためには、僕はアウトローにならざるを得ない。 美しい顔の裏側は、時速330キロの世界に誘う魔性なのだ。どちらにも共通することは、悪魔が潜んでいるということだ。 僕にとてつもない快楽を与えるが、幸福を与えてくれることはない。 矛盾?パラドックス?不毛な論理? そんな世界に生きている。 力強く!
Posted at 2006-11-30 16:11
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Posted at 2006-12-01 13:33
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Posted at 2006-12-01 17:12
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