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posted 2015-06-04 05:26
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
それぞれに事件を起こした前科者の<小森谷芭子(はこ)>と<江口綾香>は一回りほど年齢が離れていますが、刑務所内で息が合い、出所後も谷中の下町でひっそりと暮らしています。 本書は前作 『いつか陽のあたる場所で』 に次ぐシリーズ2冊目に当たり、4篇の話が連作で納められています。 パン職人を目指して朝早く...
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posted 2015-06-02 05:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
刊行順的には<黒猫>シリーズ2冊目に当たりますが、(ハヤカワ文庫)としては、『黒猫の刹那あるいは卒論指導』 に次ぐ3冊目になります。 文庫本の前2冊は連作短篇集で、主人公24歳の大学教授で通称<黒猫>と、同じ唐草ゼミで<エドガ・アラン・ポオ>を研究している<私>とで、身の回りに起こる事件を解決してい...
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posted 2015-06-01 06:19
絵日記綺譚
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もうひとりのまこと
曇天に笑う 外伝(中)/唐々煙 とうとう買っちゃいました~~~『曇天に笑う』!!!TVアニメも終了したと言うのに私のマイブームはちょっと遅れて居る上に外伝ですよ外伝(笑)外伝だから雲三兄弟は表紙のみかな?雲三兄弟は出て来ないのかな?と思って居たからどんな外伝だろうと思って、だけど蓋を開けてみたらちゃ...
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posted 2015-05-31 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<黒猫>シリーズは、 『黒猫の遊歩あるいは美学講義』 を第1巻として現在までに5冊が刊行されており、本書は第4巻目に当たりますが、ハヤカワ文庫としては2冊目になります。 第1巻目では若き24歳の大学教授の<黒猫>とその付き人を務める大学院生の<私>を中心に日常に潜む謎解きが楽しめましたが、本書は<黒...
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posted 2015-05-28 05:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書は単行本として新潮社から1990年12月に刊行、1996年2月に新潮文庫に納められており、2013年11月に集英社文庫として発売されています。 イギリス医学界の権威者<アーサー・ヒル>がノーベル医学・生理学賞を受賞を知らされた<津田孝>は、同じ分野で研究を続けながらも4年前に急性白血病でなくなっ...
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posted 2015-05-26 05:26
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書には5編の短篇が納められており、タイトルは収録されている第4番目の『叫び』と第5番目の『祈り』を合わせたようです。 主人公は国際動向を分析する雑誌を発行する会社に勤めている<斉木>で、7か国語を喋れるということで、世界各地に派遣されますが、その派遣先で殺人事件やミステリーじみた出来事に遭遇してし...
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posted 2015-05-24 05:24
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
巡り合わせというのは不思議とあるようで、過去に取り上げた<乾ルカ>さんの本を検索しましたら、デビュー作の 『夏光(なつひかり)』 が2012年度の(71)冊目でした。 本書には5つの短篇が納められており、どのタイトルもカタカナでまとめられています。 H大学の学生課奨学係のアルバイト紹介には、無表情な...
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posted 2015-05-22 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者の時代小説はシリーズ物が多く、『古着屋総兵衛』は全11巻、『居眠り磐音江戸草紙』にいたっては現在48巻目です。 人気作家ですのでシリーズ物の発刊が急になくなるとは思えず、<新・古着屋総兵衛>シリーズも、第6巻の 『転び者』 から間が空きましたが、のんびりと読み続けています。 タイトルの「二都」は...
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posted 2015-05-21 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
スナックの深夜営業で疲れて眠る<藤村智子>の家に一箱の小包が届き、開けてみると息子<大翔(はると)>の冷凍された小指でした。早く解放すれば整形手術で接合できると電話が入り、身代金5000万を用意するために<智子>は銀行強盗を働き、指定された場所に向かいますが、あわてて降りた電車内に置き忘れてしまいま...
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posted 2015-05-19 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
大阪市は7年前に多額の負債を抱えてしまい、「カジノ」導入で俄然と収入は増えましたが、街はギャングや売春屋がはびこる無法地帯になってしまっています。 世界から集まるギャンブラーは、「オーサカシティ」を縮めて「オーシティ」と呼んでいます。 主人公は自称「絵本探偵」の<羽田誠>で、「死神」と呼ばれている悪...