Mikuniの寿司ロール
シェフ・カイの自作ディナー
生きるために食べる。
食べることは生きること。
最近オープンしたばかりのコンコードにあるミクニレストランである会合のセッティングのため電話したところ、予約は受け付けていないとのこと。
金曜の6時台の待ち時間を聞いたところ、一時間以上であるという。
諦めてその金曜日の会合はアラメダにあるAngel Fish日本レストランに決める。
ただし木曜日のその日、サクラメントまで来てミクニへ行かないことはありえないのでEl Grove にあるミクニレストランで夕食。
一人なら待つこともなくカウンター席に通してもらえた。
メニューを選んでいる時だった。
息子が始めて作ったという夕食の写真が送られて来た。
自らの評価はアッパークラスの下だそうだ。
ミクニのロール寿司はどれもアッパーの上になるけれど、息子のシェフカイが作った夕食も食べて見たいもの。
自らの夕食をこうしてテキストで写真交換できる時がいつまで続くだろうか?
この先数十年たっても息子とそのような関係でありたいと願うばかり。
長女の18歳の誕生会をウェストシアトルにあるアルカイ通りにあるレストランで行いました。
ここはエリオットベイの対岸に位置するダウンタウン・シアトルが見え、しかも夕方は落日の放つオレンジ色がビル群に反射してとてもきれいです。
長女は今年大学を卒業すると国外の大学に入学予定ですのでおそらく共に誕生日を祝うのはしばらくの間、今日が最後となるでしょう。
子供と思っていた彼女がレディーにすっかり変身しているのに改めて驚いてしまいます。
その子供の成長や変化の様子を数点にまとめてみたいと思います。
①柔軟な子供の発想力。
レストランの前はエリオットベイに面していて格好のピクチャースポット。予約よりも2時間前に行って写真を撮ったですが強風が吹いていてとても寒いのです。ところが息子は上着を持参しておらず私のコートをせびります。年寄りから上着をせびるとはどういうわけだ、と幾度も要求してくる彼に答えたところ、彼の答えがまた意外すぎて面白かったです。
「年寄りは先に死ぬんだから」
....だから上着なくても良いと言う論理、すごい発想ですよね(笑)。
②親の知らなかった兄妹間のやり取り
息子の長女へのプレゼントバックには彼らの歴史がイラストで描かれたものでした。そこには誕生から家の中で遊んだこと、兼六園の池に落ちたこと、日本の滞在先で自転車を乗りましたことなど、ともに遊んだ思い出深いことが描かれていますが、親の知らなかったことが1つあったのです。それは当時3歳位だった息子に対して娘が「夜中の2時になると家の前を恐竜が通るんだよ」と伝えたのだそうです。大の恐竜ファンだった息子はその時間になると目覚ましで起きて窓越しに家の前の通りを見張っていたそうなんです。いくら待っても恐竜が現れない事を翌朝彼女に伝えると、彼女は「それは午前3時のことだった」と。息子は再び午前3時に起きて窓の外をしばらく見るが恐竜は現れない。すると娘は「日曜日の朝だけだ」と言ったそうなのです。
私たちの知らない子供らの意外な側面やその豊かな発想力に参った宵となりました。
もう一つ知らないかったことにそのレストランに昨年の5月、日本の安倍総理ご夫妻が訪れたそうなんです。シアトルにおいでになっていたとは全く知りませんでした。一声かけてくれたらよかったのに(^^)
パトカーに追跡されたらするべき10のこと
米国で運転していて時にパトカーから追跡される時があります。
バックミラーを見るとその屋根につけた警告灯の赤がパチパチと光り、あなたのすぐ後ろに付けている場合です。
そんな時するべきこと10点をまとめてみました。
①最寄りの駐車できるスペースを右肩に見つけ、とにかく素早く停車する事です。
②ここであなたがどんな重大犯罪を隠していてパトカーから逃げたいと思っていてもその可能性はゼロです。日本の警察とは違い事故につながる可能性が多いからとして追跡をやめたりしません。逃げたとなると瞬時に他のパトカーにも連絡が行くようになっています。そしてヘリコプターまで出動して来ます。市民が巻き添えになろうと、パトカーが何台破壊されようとも追跡を止める事はありません。
③日本のパトカーの場合は当事者の前方に走り込んで停車させます。一方米国では前方に来ることがありません。必ず後方に位置して当事者が停車するのを後方から見届けるのです。このことを知らなかった私は最初に追尾された時、パトカーが前方に来るのを待っていたら数分以上も並んで走行することに。赤色灯だけでなくサイレンまで鳴らされてしまい、しかもスピーカーで何やら怒鳴ってるのですがその英語がわからずに散々でした。
④停車したら外には出ないで車内で警官が来るのを待ちます。この時免許証と車両登録書の書類を準備します。運転席の窓ガラスを下げたまま、両手を動かさずに静かに待機します。
⑤警官は停車させた理由を告げますのでそれに対して気づいていたら認め(例えばスピードオーバーを)、気づいてなければそんなことを告げても良いでしょう。ここで終始協力的な態度を見せることが大切です。作り笑顔することまでは必要ありませんが良い市民であることを印象づけるのです(たとえあなたがそうでなくても^_^)
⑥警官はパトカーに戻りあなたのIDから犯罪歴等を調べます。
再びあなたのところに戻って反則チケットと一緒に書類等を返還してくれます。この時反則チケットを切らずに警告だけで済ませてくれる場合もあるし、ディールとして反則金を割引いてくれることもあります。これは各警官の裁量に任されていますしそれが勤務成績にもつながらない点が日本と違うようです。それゆえに前述の協力的な態度と言うことが効いてくるのです。私の場合、3-4割ぐらいの確率でそのようなディールをいただいてきました。
⑦ここで警察官に違反容疑で停車させられ反則チケットを渡された事実を認める書類にサインします。これは反則内容認否にかかわらずにするものです。
⑧反則チケットもらったらそれを裁判所に提出しなくてはなりません。オンラインでも郵送でもできます。その場合反則内容を全て認めて全額を支払うこともできるし、反則内容を認めずに裁判所で争う選択をすることができます。その選択をした場合反則金を支払う必要はありませんが、後日裁判所からヒアリング日時の知らせがありその日時に出頭することになります。
⑧さて裁判で争う場合です。私は争ったことがありませんが何人かの友人の話によると相手の警察官はその日時には出頭しないのがほとんどの場合だそうです。その場合あなたの言い分が通り反則内容が帳消しにされるそうです。これは私の聞いた話であり、それがどこまで本当でそれがいつの場合にも通用するかも分かりかねます。
⑨もう一つは反則切符を扱ってくれる専門業者があります。
その費用がどれぐらいでどれぐらい反則金削減に役立つのかわかりませんが、今回友人から紹介されたある業者を使ってみようと思います。その結果については後日報告します。
⑩これら反則金削減の涙ぐましい努力をした後も支払い義務が生じた場合、諦めて収めましょう。そしてそれは税金と思えば良いのです。米国や日本の民主主義国家ならその反則金が警官の懐に入る事はありません。市民生活のためにお支払いするドネーション(寄付)であると考えても良いでしょう。
教師の顔をして息子に運転を指図していた私に手痛いしっぺ返しが襲ってきた今朝。
昨夜、坂道の手前では充分に加速し途中でアクセルを踏み込むことがないように、なんて言うことを教えたその場所が鬼門となってしまったとは、とほほ(涙)。
今朝息子をドライビングスクールに送り、一人で帰る途上、その場所でスピード違反のチケットをいただいてしまったのでアール。
おめでとう、私!
その坂を上りきった所でバックミラーをふと見ると、パトカーが赤白の電飾をつけて何やら楽しそうにしている。
どうもそのフェスティバルに私を参加させたいみたいようなので路肩に停車しておまわりさんの指示を待つこと15分ほど。
23マイルオーバーのスピード違反で罰金は259ドルなり(約3万円程)。
痛っ、 痛いっつーの‼︎
これが市民生活向上の税金と思えば喜んでお支払いしますよ。
でも皆さんこの坂道を見てください。
両側は林に覆われていていつも人なんて歩いてないところなんです。
こんな道が長く続くところなら誰だってスピード出ますよね。
初めて15歳の息子が高速道路を運転。
その際に気がついた10のこと。
仮免許を持ってすでに路上教習を何度も受けている長男がハイウェイを運転させてくれと言ってきた。
無理な事は言わない子なので、その自信があるのかと聞くと、イエスと答えるのでハンドルを握らせてみた。
夜間9時を過ぎていて交通量が減っていることもあるし、わずか10分ほどの距離なので試してみる。
結論から言うとヒヤリハットが何度かあったけれども目的地まで無事に到着。
運転の評価を彼が求めてきた。
いつもは彼が私の料理に対してする9段階の評価だが、今回は逆の立場となった。
ミドルクラスのミドルと言う成績を与えた。
気がついた10点とは次の通り。
①車線変更の際ウィンカーシグナルを出して3秒後に変更させる。その直前でミラーだけでなく直接目視で確認させる。(これは私が彼に口うるさく言ったこと。実際の教習所でなんて教えられてるかは知らない)
②制限速度の時速60マイル(100キロ)を守らせた。というか、彼が自ら守った。大抵スピードオーバーしている私の運転を見てる割には適切な判断。
③発車前にバックミラーをアジャストしヘッドランプを点灯させることを忘れていたので停車させてこれを実行。
④スピードの強弱加減がいまひとつ。車線変更する際には後続車や先行車のスピードに合わせなくてはならない。十分な車間距離を確保するためにはそれ以上のスピードやブレーキが求められることがある。
⑤雑談を話しかけてきが交差点に進入する際にはそんな話はしてはならない。初心者はとにかく運転だけに集中せよ。
⑥交差点で赤だとしていつまでも停止している必要はない。
車が来てなければ一旦停止してから右折が出来る。
⑦上りの坂道の手前ではもっとスピードを出して途中加速することがないようにせよ。ガス節約のため。
⑧暗かったこともあるが交差点を右折する時に縁石にタイヤを擦り付けてしまった。カーブでは特に旋回方向に注意を払うべし。
⑨目的地に到着後、離れた距離の駐車場に停車した。今回は搬入する荷物がたくさんあるので建物の入り口に近い駐車場に移動するように指示。大抵この時間はスペースがないがあえてリスクをとるだけの必要があった。駐車できるスペースがなければ1周してさらに最寄りのところに駐車すれば良い。
⑩車内に手荷物を残す場合は常にシートの下や隠れた場所に置くべし。車上荒らしを防ぐために。
教習所の教官が座る助手席にはブレーキペダルがあるが私の車にはない。何度か運転中に悲鳴をあげたのはやむを得ない。こちらにもストレスがかかっていることを知らせた。
写真は無事に生還できて喜びの乾杯をしたところ。
数日前、この年で小学生になる特権に預かりました。
小学校の名前は、「シアトル熱中小学校」。月に1度開かれる大人のための小学校で講師は日本からわざわざおいで下さいます。
海外で初めての熱中小学校としてシアトルが選ばれ、その入学式と第一回授業に出席しました。
今回の講師はNHKディレクターであり現在大河ドラマの韋駄天で副監督をしている倉崎憲さん。大学卒業後思い立って世界一周をするビジョンを抱き、社長達相手にプレゼンをしてその費用150万円を集めたと言う行動派の挑戦人。
もう一つのクラスの講師は翻訳家のJay Rubin と Zack Davisson の二人。ザックは日本アニメの翻訳家としていくつもの賞を受賞し、特に私の好きだった宇宙戦艦ヤマトやゲゲゲの鬼太郎、デビルマン等の漫画を翻訳した人として注目しました。
その授業の冒頭で彼は翻訳家としての駆け出しの時に出会った一文章に大きな衝撃を受け、その後の翻訳家人生を決定づけたと分かち合ってくれました。
「翻訳文の95%は私自身の経験・性格・生き方を通して描かれるものである」
現在私自身も1冊の本を翻訳中なのですが、逐語的に正確に訳そうとするとその文章が持っている本来の意味を破壊してしまい魅力を失ってしまうことにジレンマを感じていました。その講義は大きな刺激となり翻訳活動の栄養となりました。
時に私が作る食事に毎回ランク付けをしてくれる子供たち。
アッパークラス
ミドルクラス
ローアークラス
それぞれのクラスにはさらに3つの細分化がある。
ここ最近はずっとアッパークラスを維持している。
それが私のモチベーションや自信にも繋がっているようだ。
今日は夕食が終わるなり席を立った彼ら。
私の書斎で何かこそこそしてるな、と思っていたらそのランク分けのチャートまで作った上に壁に貼りだした。
これでますます手も抜けなくなるじゃん
ちなみに今夕の成績はミドルクラスのアッパークラスだそうです。
Costcoで買ったアイルランドシチュー、カニ、サラダにアスパラガスとライスという、あるものを振る舞っただけで別段調理をしていないところがミドルに落ちた理由だそうです。
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