4pearPoE

PoEの上限に近い電圧
極性を入れ替え、LEDの点灯を変える
部品構成、発光ダイオードとツェナーはシリーズに、
22Kの抵抗は電圧調整用で+-共用。
PoE規格、IEEE802.3af/atは現在製品の主流であるが、PSEの中には
2pear送電ではなく4pear送電タイプがある。
これは、すでに発表されているIEEE802.3btに明文化さているので、規格外
ではないが、現行の80.23af/atでは2pearが殆どで、簡易型のPoEテスターも
2pearを意識して構成されている。

ただ、この2pearは 12-36で送るTypeAと45-78で送るTypeBがあり、4pearは
A+Bで送っていることになる。
※802.3btは4pear送電(A+B)が基本となる

更に厄介なことに、TypeAでは12-36の極性は決められておらず、DCの
印加電圧が(+-)逆も存在する。

今回、弊社でPoE試験用のテスターに、このA+Bかつ、極性判定も可能
な改造を試みたが、LEDの輝度ばかりに集中し、LEDの電圧調整用
抵抗値が、PoE機器の初期判定で用いられる25KΩを割り込む(並列接続
なため)事に気が回らず、改造後の不動作で判明。

狭い部分の改造故に、大げさな事も出来ず、思案していたところ
某氏のアドバイスで、ツェナーダイオードに思いが至り、早速実験再開。

ツェナーは30Vを採用、これでPoEの最初のネゴの抵抗値を測定する
電圧なら無限大の値となり、送電開始してくれるはず。

この機会にLEDも小型に変更し輝度も確保して再構築。
ツェナーをうまく組み合わせれば、認証チップ無しでの送電も可能かも
知れない・・・

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