首里城の火災の原因は配電盤ではないかと言われています。 しかしNHKなどは「ショートの痕跡」などと報道しています。 焼け焦げた痕なら、それはショートでは無くブレーカーの端子盤の緩みが 原因ではないかとと思えるのです。 ショートつまり短絡であれば、ブレーカーが切断し、焼け焦げにはならない はずです。焼け焦げが起こるのは端子盤のネジの締め付けが緩み、そこに 接触抵抗が発生し、通過電流によるジュール熱の発生が濃厚です。 この事故は稀ではなく、あちこちでチョイチョイ発生しますが、大抵は ビニール皮膜の焦げる臭いなどで発見され、火災に至る事は少ないようです。 この端子盤の緩みを、一個一個増す締めで点検するには、かなりの時間 と熟練者が必要です、間違うと感電の危険もあり素人には出来ません。 そこで、おすすめしているのは放射温度計での検査です。 レーザーポインターが内蔵されているので、端子付近の発生熱を検知 出来ます。 活線(通電したまま)での検査が出来るので、業務に支障も発生しません。 温度計は比較的安価なので、企業でお持ちになって良いと思います。