コロナなどの影響で工期が極めてタイトになった光ファイバー の工事が無事終了しました。 融着箇所は320ポイント。実質作業日数は4日間なので、 一日80ポイントの作業でした。これはかなり厳しい数字です。 通線は完了していたとはいえ、外皮除去や検査を考えると、 かなりの事前準備が重要です。 さらに、機器を酷使するため、融着機のセットアップや電極の リセット、クリーバのクリーニングなどの時間が必要でした。 融着の問題点は、融着時点で合格していても、保護チューブの 加熱時などで離断する恐れはゼロではなく、最終の伝送検査は 絶対に必要です。 この検査で重要なのは離断箇所の検出で、これは高価な ケーブルテスターでも出来ません。 ここで使用するのは光レーザー検査機で、これで問題点を 探り出します。 保護チューブ内が発光すれば簡単ですが、それ以外の場合は 離断箇所を探しださねばなりません。 光ファイバーは長距離になっているので、両端のどちらかに 問題があるのか切り分けねばなりません。 ピッグテール内の離断も疑う必要があるので、これを判断 するには対象ケーブルを曲げて光の乱反射をあえて作り出し 障害箇所の切り分けをします。 今回の不良箇所は融着は二箇所、0.6%、外部の圧力で ケーブル内での離断は1箇所でした。 ケーブルの離断は100%取り扱いであるため作業者に十分な 注意が必要となります。 この場合、一番問題となるのは同時に施工をしている業者で、 彼らは光の知識は皆無であるとの前提で対応すべきです。 写真は途中離断した箇所、レーザー装置がなければ発見は 不可能に近い状態でした。 わかお かずまさVegaSystems #LAN_PRO #Bloguru #kuma_ichinomiya #VegaSystems_Japan #Ichinomiya_midori #photography_Ichinomiya #Video_ichinomiya