LAN工事のABC-005(Cat)

LANケーブルでの種別は、まずCat(カテゴリー)の表記に目が行きます。
このCatは
Cat.5e,Cat.6,Cat6.a,Cat.6e,Cat.7,Cat.8などが現在存在します。
※この内容はすべてメタルケーブルを指します
 「撚り」は芯線二本を撚り合わせた状態を指し、芯線を構成する「より線」と区別
 しています。

このCatは、ケーブルの製法で決定されます。
LANケーブルは8本の芯線で構成されていますが、Catは、この芯線の撚り密度が
大きく影響します。
この撚り密度は結構厄介です、8本で4対の撚り線となりますが、この4対の撚り密度
は同じでダメで、それぞれを異なる密度にします。(理由は別途解説)

この密度に規定は無く、メーカの判断ですが、最終的に性能検査で合否が決まるので
いい加減な事は出来ません。

Catの区別は、伝送可能な周波数帯域で決まります。
伝送帯域とは道路の車線数と思ってください、車線数が多ければ同時に沢山の車の
移動が可能となります。
通信速度を早めるには、この車線数が重要です。通信速度とは車のように時速を上げる
のではなく、一定時間にどれだけ「荷物」が運べるかなんです。

電流の伝わる速さは光と同じとされており、30万Kmで一定です。
これを車に例えると、車速は一定で高速化も低速化も出来ません。
この条件で「高速」にするには、単位時間帯での荷物量を増やすしかありません。
つまり、車の台数を増やし全て並列走行をするしかないのです。
当然これには車線数が必要となります、車線数が少なければ車の台数は減るため
荷物の数は減ります。この荷物はまさにパケットなんです。

この車線数によってCatは決定されます。
この測定にはネットワークアナライザーを使用します。

今回はここまで






わかお かずまさ
VegaSystems


#LAN_PRO

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