これは米国の電気工業会(正確な名称は?)が決めた規格で
LANケーブルのプラグ内のロケーション(配置)を指します。
W/G G W/O BL W/BL O W/BR BR T-568A (1-8)
W/O O W/G BL W/BL G W/BR BR T-568B
※Gは緑、BLは青、Oは橙、 BRは茶 W/XXは白と混合
これが色配列です、最初T-568だけでしたが、当時もっとも
米国でシェアを持っていたベル研究所が、この規格ではダメだ
とゴネたため、やむなくベルの配列を568Bに従来の規格を
568Aとしたと、AMP社の研修で聞かされましたが、当時の
私の英語力なので誤訳かもしれません。
Cat.5e程度ではこの双方の差は「色」だけでしたが、Cat.6で
十字介在(フィラー)がケーブル内部に組み込まれると、
プラグ加工の際、性能差が出ることが判明しました。
橙の対極が茶の場合にはT-568Bのほうが高性能になるのです。
このためCat.6以上はT-568Bが多用されています。
ケーブルにこの表記があるのはわかりやすくしているためで、
ケーブルにはA/Bの区分は存在しません、あくまでもプラグ付け
(成端と言います)の区分の名称です。
当然ですが、パッチコード(両端を成端したケーブル)なら、
AでもBでも構いません、社内でAとBが混在しても、何の
問題も発生しないはずです。
この成端で問題が発生するのは現地での加工時です。
これについては次号で・・・・
わかお かずまさ
VegaSystems
#LAN_PRO