LAN工事のABC-008(成端1)

ケーブルにプラグを付けることを「成端処理」といいます。
これはLANケーブルだけではありません。

この成端、以前は現場で行っていましたが、ここ15年くらい
前から「既製品」のLANケーブル(これをパッチコードと言います)
が普及し始め、現場での成端はどんどん減っています。

既製品の成端処理、仕上がり状況から、ほとんどの方は「全自動」で
作成と思っておられるようですが、実は機械化などはコンマ以下で、
実質100%は労働集約型の手加工なんです。

驚かれると思いますが、一部は機器を使ってはいますが、皮むき
芯線の並べ替え、プラグへの挿入、カシメ(これは機器使用)、
ブーツの取り付け(流し込み)、検査等、ほとんど人力です。

このため生産地は現在では中国にほぼ集約され、驚く程大量のパッチコード
が生産されています。

この現場を日本人ではおそらく一番多数見てきたのは私と自負しております。
これは現場にいた年数が長いので当然といえば当然です。

ここで言える事はLANケーブルは確実に進化し、製造方法も進歩しています。
ただ、高周波伝送というのは実に厄介な部分があり、Cat.8がほぼ限界であり
実質的にはCat.6Aあたりで、現在のプラグ形状(RJ-45)ならMAXだと思うです。

今回は、ここまで



わかお かずまさ
VegaSystems


#LAN_PRO

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