LAN工事のABC-013(成端6)

LANケーブルの成端工事で工具の優劣が性能に現れるのは圧着ペンチと呼ばれる
カシメ工具です。
数千円から1万円程度、昔は25000円もする工具も販売されていした。

LANケーブルはRJ-45ですが、RJ-11と呼ばれる電話用のプラグの加工も可能な
マルチツールもありますが、シンプルで単機能が一番のおすすめです。

構造が単純だけに、素材の優劣が耐久性に現れます、現在では国産、台湾製が
主力を占めています。中国製もありますが、その大半は台湾資本の工場か、それに
類する企業の製造です。

最悪なのは中国でのコピー品です、人気のあるタイプをコピーしていますが、肝心
の部分の精度・硬度が不十分で、0.1mm以下の精度が要求されるレベルには
達していません。

これは極めて厄介なトラブルを抱え込みます、最初から導通不良などのテスターで
チェック出来る加工不良であればまだしも、ピンのスリットの傷、接触面の不揃いは
予期せぬトラブルが発生します。

速度は不安定、100/1000のLEDが不安定に点滅など、PCの不良を疑いますが、
意外にこのカシメ部分の不良が原因の場合があります。

既成のパッチケーブルが出回るまでは、LANトラブルの70%はケーブルに起因していた
とのAMP社が集計したデータが存在します。

HUBやPCのポートとの相性問題は皆無ではありませんが、まずそのケーブルが自作か
既製品かの切り分けが最初で、まずケーブルを交換してみることが重要です。

LANケーブルの自作加工にはそれなりの知識が必要です、見よう見まねでは十分で
安定した性能を得ることは簡単ではありません。

Webサイトでは詳細な加工方法が開示されています、施工者は是非見ていただいのです。

https://www.sanwa.co.jp/seihin_joho/lan/index.html
このページの大半は私が撮影・監修したものです。


わかお かずまさ
VegaSystems


#LAN_PRO

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