Jun
24,
2008
ネットには匿名性など存在しない
プロの立場から言わせていただけば、ネットは決して匿名行為が出来ない場所なんです。
不正侵入でもしてインターネット接続を行いわない限り、郵便よりもはるかに身元追及は簡単で、簡単に捕捉されてしまいます。
いままで野放しのように感じられただけで、実は確実に捕捉可能であることを会社や学校は使用者に認識させるべきと考えます。
今後はおそらく些細な悪戯と思えるような書き込みにも、公安関係者は鋭く反応してくると思われます。
ある日突然、お宅の学校のとか、あなたの会社の従業員が・・・・
などと通告を受け、大騒ぎになる恐れが十分にあるのです。
インターネットはグローバルIPと呼ばれる唯一無二の識別信号があり、ずべてのインターネット利用者はこの識別信号を利用しなければなりません。
利用にはISPを経由しての接続となるので、不正使用以外はここで利用者に関する情報は捕捉されています、さらにこれらは蓄積保存
れているので、過去の利用実績から利用者は簡単に特定出来るのです。
Webで現れる名前のみをみて「匿名」と勘違いするのは、あさはかなことなのです。
Jun
23,
2008
RFC2822(メッセージのルール)
少し前にも投稿しましたが、最近携帯電話のメールでのトラブルが多発です。(メールが届かない)
理由は簡単で、携帯電話各社がメールアドレスに関して「何の規制もしない」のが原因です。
メールアドレス等はRFC2822でしっかり規定されています、インターネット社会を利用するなら、このルールに従うべきでしょう。
※RFC2822で検索してみてください、日本語サイトもあります。
つまり、一時のSPAM対策のために携帯電話のメールアドレスを長く使用禁止文字も含めたものを、携帯電話会社が認めてしまったのが原因です。
もともと、携帯電話のメールはインターネットメールではありませんが、現在のようにボーダが無くなってくると、この問題は大きな禍根を残すと思います。
変更するなら一刻も早いほうが被害が少ないのです、皆さんに知らせてあげてください。
Jun
20,
2008
KUMAさんのデジカメ入門その5
デジカメに限らず、Autoモードのある銀塩でも露出補正機能が
備わっています。
露出補正は、カメラの機能で適正露出を算出決定した値を、
あえて変更する機能です。
銀塩では露出の失敗を抑える意味で、露出補正値を変更しながら
連続写真を撮影する機能がありますが、デジカメでは結果が確認
出来るのでその必要はないかも知れません。
露出補正は(+−)で設定します、メーカー機種によってばらつき
があります、おおむね「簡単モード」では設定出来ないように
なっています。
室内の写真など、一度露出補正で撮影してみてください、思いがけない
効果が出ますよ
写真の上下では補正値で「2」の差があります。
Jun
18,
2008
KUMAさんのデジカメ入門その4
光には色温度と呼ばれる単位があります(ケルビン)
真昼の日光を6500度ケルビンとし、これを昼光色とし、銀塩では
これを基準としています。
このためこのタイプのフィルムを「デイライトタイプ」と呼び
ます、このタイプを白熱電球などの光源で使用すると赤味がかかって
しまうため、光源が白熱電球の時には「タングステンタイプ」と
呼ばれるフィルムを用意します。
さらに、微妙な色温度を補正するためにフィルターを用意して
調整したのです、これもフィルムの感応色温度が可変できないた
めだったのです。
ホワイトバランスと言って、真正の白を出すために色々な工夫や
技術が必要だったのです。
例えば銀塩では人間の見た目の色と、出来上がりの色が違うという
場合が沢山あります、(例えば夕焼けなど)
ところがデジタルでは、この制限が無くなりました、AWBといって
自動でホワイトバランスと調整する機能があるのです。
この機能を拡張し、人間の見た目に合わせる様々な工夫がなされて
います。
デジカメは現像不要、即、見られるメリットが強調されますが、
プロの立場から見ると、もっと凄い機能が搭載されているのです。
写真はカラーメーター、これで色温度を測定します。
Jun
16,
2008
KUMAさんのデジカメ入門その3
絞りは f2.8 と前にfを付ける決まりとなっています。
f値は2.8/3.5/4/5.6/8/11/16/22と決められた値があり、一眼用の交換レンズなどには、この刻みが
入れてあります、この値の1段階の差を「一絞り:ひとしぼり」と呼びます。
この絞りは以前は手動で操作していましたが、Autoになると、カメラが自動に設定するようになり、上記の値以外の設定値が発生します。
写真の写り具合に関して、絞りは実に大きな作用があります、それはピントの合う範囲なんです。
f値が低いと(f2.8など)、ピントの合う範囲は狭くなります。
逆にf値が大きい(f22など)と、ピントはかなりの範囲で焦点します、この範囲(距離)を被写界深度と呼び、「浅い」「深い」などと表現します。
ここで厄介な事にf値以外にも被写界深度に影響を及ぼすものがあります、それはレンズの焦点距離です。
ポケットデジカメでも、大抵はズーム機能がありますが、この機能で広角は焦点距離は短く、望遠は長くなります。
焦点距離が短いほど、ピントの合う範囲はf値には関係なく広くなります、つまり被写界深度は深いのです、反対に望遠レンズは被写界深度は浅いのです。
シャッタースピードと絞りで適正な画面になった場合、「適正露出」と言います。
例として
f8 1/125 などです。
ところが、この適正露出はf5.6 1/250 でもOKなんですf11 1/60 これも適正です。
つまり、絞り値を下げると(通常あけると言います)、光量は増えるため、シャッター速度を早くして光の量を適正にします。
反対に絞り値を上げると(しぼるといいますシャッタースピードを落し、光量を増大する必要があるのです。
カメラはこの操作を自動でやってくれますが、絞り値によってピントの合う範囲(被写界深度)が異なるため、被写体によっては「自動」では思った効果が出ない場合があるのです。
(つづく)
Jun
15,
2008
梅雨時の夕焼け
写真は西ではなく、北の空で夕焼の残照が大きく広がっています。
Lumix 夕焼けモードで撮影、手ブレ防止に壁にカメラ押し付けて撮影 1/20
Jun
15,
2008
KUMAさんのデジカメ入門その2
現在のデジカメは銀塩写真の伝統を色濃く受け継いでいます、このため
これらの用語とその内容をキチンと理解しておく必要があります。
@感光体感度
銀塩ではフィルムの感度で、ASA100などで表現します。
銀塩では可変出来ませんが、デジカメでは撮影毎に変更が可能です。
@絞り
レンズから感光体に達する光量の通過量を開口部の面積を変えることでコントロールをします、値が大きいほど開口部の面積は小さく
なります。
@シャッタースピード
レンズから感光体に達する光量の通過を時間制限でコントロールをします、1/125などで表現します、値が大きいほど通過時間は長くなります。
写真をきれいに撮影するには、この三つが適切な値になっている事が重要です、感光体感度は固定とすれば、被写体によって絞りとシャッタースピードは適切な値にセットする必要があります。
最近のカメラ(デジカメ以前でも)は、この設定をAUTOとする場合が多いので、撮影はそれを殆んど意識しなくても写真撮影は出来ますが限界がありま
す。
次回は絞りとシャッタースピードの関係
(つづく)
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