Search Bloguru posts

くまごろうのひとりごと

https://en.bloguru.com/kumagoro

さくら開花

thread
さくら開花
わがやのそめいよしのが5輪以上咲いたので今年の開花は3月27日。東京での開花は3月14日だったので、マーサーアイランドは東京より10日以上遅い。2020年の開花は3月16日だったので今年の当地の春は10日以上遅いことになる。
#花

People Who Wowed This Post

ゴルフ場のミズバショウ

thread
アメリカミズバショウ アメリカミズバショウ
ホームコースであるシアトルのRainier Golf & Country Clubの16番パー5はフェアウェイに沿って左側にウォーターハザードが走っており、グリーン手前では池になる。今日、一緒にラウンドしたパートナーのボールがグリーン手前約200ヤード付近で左側のウォーターハザードに入り、ボールを捜していたところ、たまたま黄色い葉を見つけ、もしやと思ってよく見るとアメリカミズバショウだった。メンバーになって17年になるが、こんな所にミズバショウが自生しているとは知らなかった。

ミズバショウは尾瀬のような高地に生息するものと思っていたし、以前兄夫婦がシアトルを訪問した際に近くのMount Rainier National Parkを案内した時に見かけ、標高がある程度高い所の花と思っていたので意外だ。これからはこのミズバショウを見守っていこう。
#花

People Who Wowed This Post

日本における原子力発電の将来

thread
NHKでは福島第一原子力発電所事故から10年を迎えるにあたって昨年11月から12月にわたり世論調査を実施しその結果を3月2日のニュースで発表している。それによれば国内にある原発についてどうすべきかを尋ねたところ、『増やすべきだ』は全国では3%、福島県では1%、『現状を維持すべきだ』は全国では29%、福島県では24%、『減らすべきだ』は全国では50%、福島県では48%、『すべて廃棄すべきだ』は全国では17%、福島県では24%となっている。くまごろうはこの結果を見て、一部のマスメディアや政治家とは異なり、世論が直ちに原発の全廃を望んでいないことを知り、いちるの希望を持った。

10年前の福島での原発事故以来日本では原発に対する逆風が強く、今月1日には日本外国特派員協会で小泉純一郎元首相は菅直人元首相と共に『原子力発電ゼロ』を訴えて講演を行ったと言う。首相在任当時は直接的ではないにしても原子力発電を含む日本のエネルギー基本政策を推進してきた張本人の二人が真逆の主張を繰り返すのも滑稽だが、原発を全廃する議論をする前に、既に日本に18,000トン存在する使用済み核燃料や高濃度放射性廃棄物をどう扱うか議論する必要があることをご両人は認識していないようだ。

日本の原子力政策の中心である核燃料サイクルでは軽水炉で発生する使用済み核燃料を再処理してプルトニウムとウランを含むMOX(モックス)燃料とし、これを軽水炉で再び燃料とすることによって資源を有効利用すると共に高レベル放射性廃棄物の減量をはかることになっている。従来は使用済み核燃料をフランスなど海外で再処理していたが、2021年に青森県六ヶ所村にある再処理工場が完成し国内でMOX燃料の生産が開始されるする予定である。もしも使用済み核燃料を再処理せずに廃棄した場合、原発からの放射性廃棄物が天然ウランと同程度の安全性になるまでに10万年かかるが、MOX燃料を利用した軽水炉サイクルでは放射性廃棄物の量が約4分の1に圧縮されると共に廃棄物が安全になるまでの期間が1万年に短縮される。更に軽水炉では天然ウランの1%程度しか燃料として利用出来ないのに対し99%以上を利用出来る高速炉を核燃料サイクルに組込めば、MOX燃料を利用した軽水炉サイクルよりも放射性廃棄物の量が半減する上、放射性廃棄物は400年後には天然ウランと同程度の放射能まで低減することが出来る。(資源エネルギー庁のデータによる。)高速増殖炉もんじゅは相次ぐトラブルなどにより2016年に廃止と決まったが、2018年に原子力関係閣僚会議で高速炉はその後も官民共同で研究を継続することが決定されており、現在も日本原子力研究開発機構や研究機関、関連企業などが高速炉の開発を継続している。

海外を見るとアメリカ、EU、中国、ロシアではくまごろうのひとりごと2018.12.17に掲載した第4世代の原子炉と呼ばれる熔融塩原子炉を開発中であり、アメリカではエネルギー省がGAINプロジェクトとして2015年以降約50億円を出資し、Elysium Industriesや Microsoft創業者のBill Gatesが筆頭オーナーであるTerraPowerが熔融塩高速炉の設計を推進している。また中国も2025年までに熔融塩炉の実証炉を建設予定という。熔融塩炉は国内にある軽水炉とは全く異なるタイプの原子炉であり、電源喪失など緊急時における炉の確実な停止、核物質から放出される崩壊熱の除去性能、放射性物質の外部流出防止などの特長により軽水炉で問題となる暴走事故が発生しない。更に軽水炉で生成する長寿命の放射性廃棄物であるマイナーアクチニドやプルトニウムを燃料として使用出来るため放射性廃棄物は人類が管理出来る範囲となり、プルトニウムを副生しないため核兵器への転用が少ない原子炉である。

日本における熔融塩炉の第一人者と言われる古川和男博士(故人)は20年以上前に10万~30万キロワットの不二(FUJI)と呼ばれる小型熔融塩炉の概念設計を提案しているが、彼が設立した(株)トリウムテックソリューション社はメルトダウンを起こした福島第一原子力発電所の放射性核燃料デブリ処理に小型熔融塩炉を提案している。核燃料デブリを塩素などハロゲンで溶解処理し、プルトニウムやマイナーアクチニドの塩化物を分離回収、それらを塩化物熔融塩に溶解して熔融塩炉で燃焼させることにより無害化する。

福島における原発事故は世界で唯一の被爆国である日本にとって原子力利用を警戒する機運を高めたが、感情的或いは情緒的な観点ではなく、海外の動向に加え既に存在する使用済み核燃料処理や高濃度放射性廃棄物処理などのことも十分考慮した上で原発の将来を議論すべきであろう。逆風にめげず日本原子力学会や原子力関連諸機関が科学的な議論を推進することを期待している。
#科学

People Who Wowed This Post

新型コロナウィルスワクチン接種その2

thread
Moderna Covid-19 Vaccine Moderna Covid-19 Vaccine
1月22日に続き3月1日に2回目の新型コロナウィルスワクチン接種を受けた。本来なら2月22日に接種を受ける予定だったが、アメリカ東部が大雪のためワクチンの配送が出来ず、1週間遅れとなった。最初の接種を受けたVirginia Mason HospitalからはModernaのワクチンは4~6週の間に2回目接種を受ければ有効、との通知が来ており5週と2日は一応その範囲内となる。

病院指定の接種時刻は午前9時丁度、10分前に接種場所に到着すると内部は空席が目立ち、簡単なチェックインを済ますと直ちに接種、接種後15分間の観察期間を経て9時12分には接種場所から開放された。今回も前回同様接種した腕に筋肉痛があるが、日常生活に支障はない。

Modernaは2010年にHarvard UniversityのDerrick Rossiによって設立されたベンチャー企業だったが、メッセンジャーRNA(mRNA)を使ってiPS細胞を作る手法に取組み、その後この技術をワクチン開発に応用した。新型コロナウィルスワクチンについては2020年春に設計を完了、直ちに臨床試験を実施、12月にはFDAより緊急使用許可を得た。

新型コロナウィルスワクチンにはModernaやPfizerなどウィルスのRNAを脂質のカプセルに入れたRNAワクチン、Astrazeneca、Johnson & Johnson、中国のCansino Biologicsなどウィルスの遺伝子を含むDNAをアデノウィルスなど別のウィルスに入れて接種するベクターワクチンなど数種類あるが、いずれのワクチンも新型コロナウィルスが人間の細胞に結合するためのウィルス表面にあるスパイク(突起)の成分であるタンパク質を体内に生成させ、そのタンパク質に対する免疫を誘導することにより抗体やウィルス情報を記憶した免疫細胞を発現させるものだ。

新型コロナウィルスワクチンの有効性がどの程度継続するかはまだ検証段階であり、インフルエンザワクチンのように毎年接種する必要があるかもしれない。また新型コロナウィルスの変異ウィルスに対する効果もまだ明らかではないが、これまでの臨床試験によれば重症化リスクが大幅に低下するとのことなので、ワクチンを接種すれば多少は安心出来るだろう。
#健康

People Who Wowed This Post

  • If you are a bloguru member, please login.
    Login
  • If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
    Request Account
Happy
Sad
Surprise