散歩道の川で
アオサギが佇んでいました。
私が進むと、アオサギが羽ばたき、
追いつくと再び羽ばたきました。
ようやく追いついて、写真を撮ると、
すぐに川下の彼方へ羽ばたいて行きました。
【生】
九月が始まりました。
街路樹の公孫樹に銀杏が実っています。
今年は、豊作のようです。
ご近所の小母さんは、土筆と銀杏の季節になると採集に出かけていましたが、
ご高齢になり、その愉しみもままならなくなりました。
ご近所の買い物友達たち(買い物に行く途中に出会って立ち話をする方々)も、
一人減り、二人減り・・・草茫茫の空き家も目立ってきました。
年寄りの町と呼ばれていた此処も、空き家や田圃が更地になって、
新築の住宅地に変わり、子育てをする家庭が増えてきました。
季節が巡るように、時代も巡るのですね。
曇り空の下、去って行った方々を想います。
【実】【黄】
18:00
19時には、暗くなりました。
明るい時間が少しずつ減って行きます。
今日は、残暑が戻り、蒸し暑い一日でした。
雨マークが付いていたけれど、雨は降りませんでした。
窓から、夏の名残りの雲が見えました。
【宙】
2005.8.30
読みたい本がないので
本棚から古い本を抜き出して読み返しました。
2005年8月30日出版の本です。
難解な内容で、新刊が出てすぐに買ったものの飛ばし読みした本でした。
ほとんど記憶に残っていません。
はじめのフリオの物語は、面白く読めましたが、
カッサンドラの物語に入るころから、進まなくなりました。
シマの物語・・・異次元の話に突入すると、更に進まなくなりました。
そういえば、現在とシマが交互に語られるので、
当初は、シマの物語を飛ばして読んだのを思い出しました。
我慢して読んでいくうちに面白くなりました。
私の中で、17年間の時が動き始めたようです。
シマの物語もなるほどと読めました。
最後は、壮大な宇宙観・世界観を漂わせているのに、
どうして、こうなるの?
ちょっと物足りなかったです。
ぬか床を故郷の島へ帰そうとした父母の心筋梗塞死、時子叔母の心筋梗塞死、
なのに久美は、なぜ故郷の島へ辿り着けたのか?
カッサンドラを葬り去ったから?
読後に疑問が残ります。
◇内容◇
時子叔母が死んで、久美は代々伝わるというぬか床を世話することになった。
そのぬか床に、得体の知れない卵が出現。いったい何が起こっているの?
久美は酵母研究者の風野さんを伴い、ぬか床由来の故郷の島を訪ねる。
増殖する命、連綿と息づく想い……。
解き放たれてたったひとりの自分を生き抜く力とは?
【本】
何度もぬか床に挑戦したものの、結局、私のぬか床はないままです(苦笑)
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