目こぼし歌こぼし 上野瞭作
息子たちが小学生の頃、童話館から毎月本を取り寄せていました。
久しぶりに届いた通信に復刊の本として紹介されていました。
早速、図書館にリクエストすると、絶版になった本が手元に届きました。
本には、貸出ポケットと貸出カードが存在しています←懐かしい!!
1984年6月第七刷あかね書房刊・・・第七刷とは素晴らしい←最近では珍しいことですね。
装丁はそのままです。
◆本の内容◆
少年侍・足柄七十郎は殺人事件に巻き込まれ、父親も殺される。
父親の仇討を命じられ藩のはずれの三の庄へ向かう。
余所者から見れば美しい眺めのむらだが、そこは砂金掘りの集落だった。
巧妙につくられた藩の支配の仕組みを知った七十郎、危うし。
一人の少年侍が藩の闇の仕組みを解明して行くおはなし。
正義はどこに?
御伽噺のようでした。
最後はめでたしめでたしで終わらないところは、浦島太郎ぽいでしょうか?
武士の時代のおはなしですが、現代にも通じています。
ワンダー Wonder R・J・パラシオ (著)
ほるぷ出版 (2015/7/18)
先日、遠方から来た司書をしている友人からのおすすめの本です。
「課題図書だったので読んだのだけれど、興味深い本だった」と。
早速、図書館にリクエストして読みました。
最近、読みたい本がなく、読書からは遠ざかっています。
◆内容紹介◆
オーガストはふつうの男の子。ただし、顔以外は。
生まれつき顔に障害があるオーガストは、10歳ではじめて学校に通うことになった。
生徒たちはオーガストを見て悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて……。
物語は主人公のオーガストだけではなく、同級生や姉など多数の視点から、それぞれの立場、それぞれの感じ方がリアリティを持って語られています。
読者はその中の誰かに共感し、誰かの想いを感じ取り、自分の中の何かを変えていきます。
そういう力を持った、言葉と物語の力を感じる傑作です。
それぞれの視点から見る世界は、私の見た地獄を他者の視点から見せてくれました。
私が見た地獄もあれば、その時、生きていた他者のそれぞれの地獄。
結局、生きていくことは、それを乗り越えることだと思いました。
乗り越えていく力を養うことが生きていくことなのでしょうね。
この庭で
たくさんのやつでのぼうやが誕生しています。
今週は火曜日の雨を境に一気に気温が下がるようです。
月曜日の朝は、雨を予感させる空色です。
16:54
17:49
夕食の買い物に出るのに躊躇していると、夕方になってしまいました。
人に会って、愛想笑いをするのが嫌なのです。疲れます。
意を決して、出かけると、青空には十三夜が出ていました。
私の買い物にお付き合いしてくれました。
家に戻ると、日が暮れ始めました。
姫蔓蕎麦は、以前この庭にも咲いていましたが、
あまりの繁殖力の強さに絶滅させられてしまいました。
川の崖で這い上がるように咲いています。
美しい今朝の空色。
今日も晴れて洗濯日和になりそうです。
16時頃からポツポツと雨が降り出しました。
先程まで降っていたのですが、今は雲の間から宵月が顔を出しました。
雨マークはなくても、時折雨が降るお天気が続きます。
明日は十三夜です。
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