つばめの口
Dec
29
離乳食を口にもっていっても、イヤイヤって、手でふり払われる。
ある日、
もういいや。あきらめよう。
そんな静かな気持ちがおりてきた。
けしきが食べたいと成長するまで待とう、そんな気持ち。
そんな気持ちになったすぐ後、急にパクパク食べはじめました。ズコー。
けしきは今までひとりの世界で遊んでいたのに、他の子が遊んでいるおもちゃが羨ましくなったらしく、ハイハイで移動してそのおもちゃを奪いにいくようになりました。
行動的なけしきは見たことがなかったので、びっくり。
羨ましい、そんな気持ちが成長だなんて思ったこともなかった。
けしきの世界がぐーんと広がったみたいで、私が食べていることも羨ましく感じてきて、食べるようになったみたい。
けしきが食べていて、私も食べているところを確かめるように見て、満足そう。
成長を待つ、私の気持ちはとっても正解だったんだなぁと思いました。
4ヶ月右往左往したけど。
今では、けしきの口に離乳食をもっていくと、ツバメのヒナが口を開けるように、大きな口をあける。
私はツバメのお母さんの気持ち。
せっせと、ヒナに食べ物をあげる。
他の人が言っていたように、食べるようになると食事の時間はひっちゃかめっちゃかで、絨毯はめちゃくちゃだし、口の周りについた食べ物を私の服で拭うし(おぬし、知ってやっとるな!)静かな時間からは、遠いところにいますが、美味しそうにツバメの口で食べてくれるのは、とても嬉しい。
この気持ち、忘れないでいよう。
美味しく食べてくれる、それだけでオールオッケー。
絨毯が汚れようと(嫌だけど)、私の服が汚れようと(嫌だけど)、まぁいっか。
いつか、そんな日も懐かしくなる日がくることを知ってるから。
七日窓WebSite
Posted at 2016-12-29 04:40
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Posted at 2016-12-30 04:38
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