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もの言う牧師のエッセー  傑作選 第47話 「 仮想水/バーチャルウォーター 」

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第47話 「 仮想水/バーチャルウォーター 」

今年のアメリカの夏は暑かった。暑いだけじゃない、雨が降らなかった。お陰で中西部の穀倉地帯は56年ぶりの大干ばつに見舞われ、ブラジルでもこれまた50年ぶりという干ばつが進行中だ。すでにシカゴ商品取引所でトウモロ͡͡コシ価格が最高値を更新する中、国連食糧農業機関でも食糧危機の警告を開始した。

日本はというと、西日本では台風による豪雨が集中する一方で、関東地方ではサッパリ雨が降らず、利根川流域の1都5県は11年ぶりの取水制限 だ。日本は自他共に認める水の豊かな国ではあるが、実のところ1人あたりの水の利用可能量は、国際的に見れば平均より下に位置する。なぜなら、仮想水/バーチャルウォーターが莫大だからだ。

仮想水とは、日本が大量の食糧を輸入している中で、それらを日本で生産したと仮定した場合に要する水の量を指す。東大の沖大幹教授の試算によれば、日本の水使用量835億トンに対し、仮想水は640億トンというから驚く。要するに仮想水がなければ日本は“枯渇“するのだ。周知の通り、雨が降らず水がなければ我々の生活は成り立たない。キリストは言う。

「わたしが与える水を飲む者はだれでも、
 決して渇くことがありません。わたしが与える水は、
 その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。」
             ヨハネの福音書4章14節

と。これは全宇宙の創造者である神が雨を降らせて下さるのは元より、さらにキリスト自身が“バーチャル”ではない水そのものであることを説明している。今日の世界に生きる我々は、まるで干からびたアメリカのトウモロコシ畑のようにカラカラに乾いてはいないだろうか。おいしい水を豊かに飲みたいのではなかろうか。干ばつの脅威を間近で見る今こそ、「命の水」であるキリストを信じ、渇きを癒そう。             2012-9‐25

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