野戦病院

ティーンでルーキーの従業員、朝、電話でバイクのクラッチが壊れて遅れます、、とな。

「あぁーん?クラッチなんか無くても、シフト出来るだろうよ?」
なぁんて、鬼のやうな事は思ってもクチには出せない(笑)
部品さえ手に入れば、会社でいくらでも直せるだろうに、ルーキーの野郎バイク屋に預け入れて、歩いて来やがった・・・・

けど、切れたクラッチワイヤーの交換品は水曜入荷らしいので、だったらオジサンが何とかしてやるから、と・・・・軽トラでバイクを会社に引き揚げて来たっすよ。

見たら、わぁー切れてるね・・・・

まあ、バイクオジサンにちょっと貸してみなさい。
と、ワイヤーを細工して太鼓を作り直して、見事にクラッチ復活!
ふん、レースの現場じゃ、何も無いなかででも対処が必要な場合があるから、この手のサバイバルは楽チンなもんっすよ。

「おおっー!」
と喜ぶルーキー。ういやつめ。
ふふん。知恵は使うためにあるのだぞ、ルーキーよ。
「ただし、応急措置だからね」
「あ、それと、直した御礼に・・・オジサンにちょっと乗らせなさい」

と、初めてエイプ80cc に乗ったっすよ。
やぁー、バイクは楽しい。

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