昨日、書いていた内容がクラッシュしてチェッカーフラッグを受けられなかったので、再コースインして今日こそは完走を目指そう。(涙) 遂に、カマーン!マイフィールド!!っすよ。 青茶の世界。 一般的に今や、青茶は烏龍茶全般を指す用語になっていると思う。 半発酵茶。 生産地域、焙煎の具合、グレードの違い、などで青茶も例にたがわず星の数ほど品種がある。 まず中国本土もしくは台湾、という位置付け。 モチロン歴史的には本土から台湾へ渡っていった。 この回では台湾烏龍について書きなぐっていこうと思う。 中国茶というものを「サントリー」「プーアル」くらいしか認識の無い人だと、台湾を訪れて何かの機会に茶を飲むことになった際、驚くだろう。 なぜなら、既知の「サントリー」とは全く異なる黄金色の湯色。 飲めば、立ちのぼる煌びやかで鮮烈な花のような香り。 まず、ビックリする。 そして、店主もしくは茶を振る舞った方からは言われるだろう。 「これが台湾が誇る世界一の烏龍茶だ」と。 あながち、間違いではない。 台湾烏龍の特徴は、煌びやか・華やか・黄金色と言う認識でほぼ間違いないから。一発目のパンチ力がとても強い。 その一杯を飲めば、抜群のリラクゼーション効果や気分転換になる。 これは好みの問題になってくるんすけど。という前提のもとに。 一発目のパンチが強い茶葉は、その威力がどんどん脆弱になりやすい。 さらに、こういった特徴は言い方は悪いけど、素人にも分かりやすい性能のように思う。誰にでも分け隔てなく、分かりやすい。 だからこそ「サントリー」しか知らない探訪者は驚く。 こんな茶の世界があったのかっ!?・・・と。 ・・・・・? ん? ・・・あ、これ、、あっしの事じゃん(苦笑) そうなんすよ、まさにあっしはココから門をくぐった。 そして良い師匠に巡り合ったおかげで、台湾烏龍だけで終わらず、それを取り巻く世界を見つける事が出来た。 さて、と。まあとにかく台湾烏龍の話。 台湾で茶を買いに店へ行くと、たいてい「美味しい高山烏龍アルヨ」と勧められる。 これって、よくよく考えたら、烏龍茶の樹木は台湾どころか本土だって、標高の高い山で生産されてるから、言ってみりゃどれもこれも高山烏龍なんじゃね?みたいな。 しかも「黄金色してるでしょ、これが最高の証アルヨ」 って言われた日には、それって焙煎の程度の問題じゃね?的な。 つまり、知らないのを良い事に、結構いいようにあしらわれてる。 それを回避してよい茶葉をゲットするためには、やはり知識とか多少必要になる。 例えばクルマを買いにディーラーへ行って、それがアメ車なのか日本車なのか、イタ車なのか・・・それも分からず金を払おうとするようなものだから。注文したいその先には、ファミリーカー、商用車、スポーツカーなどのジャンルもあるし、ボディーカラーだってこだわりたいだろう。車種によってはノーマルからスポーツまでのランク付けもある。 せめてこの辺りまでの知識がないと、お茶を売ってくれる人にも気持ちが通じない。 台湾茶の良いところは、素人にも分かりやすい。 品種も恐ろしく膨大な本土に比べれば、比較もしやすい。 これが何より大きい。飲み続けるモチベーションになるっすからな。 勿論高いのから安いのまで、いろいろ。 もし興味が出てきたら、とにかく茶葉に名のついている物を選ぶのが良いと思う。 台湾烏龍で流通してる代表的な物と言えば *阿里山 *梨山 *杉林渓 *四季春 *凍頂 *木柵鉄観音 *東方美人 辺りじゃなかろうか? これらの品種にそれぞれグレードがついてくる。 あと、焙煎の具合でも異なってくる。 台湾茶は名前も日本人には魅力的で、「四季春」なんてもう・・・ なんてロマンチック。 でも、茶葉としてはVITZ-RSやFIT-RSあたりの認識。 安い割に美味しいので、最初の一歩を踏み出すには大変オススメの茶葉。 なんとなく小慣れてきたら、ほかの茶葉と何が違うのかを比較するのも楽しい。 「東方美人」も、日本人には魅力的に聞こえる名前。 なんてアジアンビューティー!! ・・・。これは、あっしの好みなんすけど。 発酵が進み過ぎていて、ほとんど紅茶に感じるんすよ。 それなら、ちゃんと台湾紅茶飲みたい。 正直、東方美人は・・あっしは理解したい欲求が低い。 いや、別にパツキンのチャンネーが良いとか、そういう事じゃないっす。 面白いのが凍頂烏龍茶。 焙煎の火の入り方で、こうも味わいが変わるのか、、と。 当然、焙煎が弱ければ青々とした風味が強く、火が入る毎に香ばしさやコクを感じる。 こういうのを楽しんでると、時間がいくらあっても足りなくなる。 続く