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MOTO GP 第3戦 アンダルシア

このレースを観ていて、これほどロッシのレースに泣けたことが無かった。
きっと、自分自身のフィジカルな落ち目は認識しているだろう。でも可能性を信じるからこそ、MOTOクラスにしがみつく。

若い衆の台頭を感じながら、ファイティングスピリッツの火を絶やさない。
彼の精神力。
それに、なんだかんだ言っても、やはり速くて強い。それが如何に驚異的なことか!

若い頃に歯車が上手く噛み合って、持てる才能を爆発させることは、選ばれた人間にしか与えられない条件とはいえ、有り得る事。
でも、その歯車を回せる体力を常にトップレベルで維持することは、想像を越えるプレッシャーとの闘いになる。

ヒト1人を走らせるために何億、いや、それ以上の金が動き、ヒト1人を走らせるために何百人の肩を借りているのか。
その重さをひしひしと抱えながら、闘い続ける精神力。

そのヒト1人を支えるために、懸命に自分の責務を果たす何百人という縁の下。

そこに想いが至るとき、涙が自然と止まらなくなる。苦しい時も、病める時も。
それでも寄り添う、その期待に応える。

人間の闘い。
バイクのレースだけど、混沌とした人間ドラマ。

若い衆よ、勝てる時は存分に勝つが良い。
その座を守る立場になった時、次の世代の台頭を感じざるを得なくなった時、きっとロッシという異常な凄みを痛感するだろう。
彼は、やはりスーパースターなんだよ。

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