お客さんが、帰り際に「単身赴任でこっち来てるけど、もう帰るので、その前に絶対寄りたかった」とお伝え下さった。 今まで言葉を交わしたのは、店での定型セリフを除けば一言二言だけ。 まさか、そんな事を思ってらっしゃったなんて、微塵にも考えたことなかった。 お客様は、つまるところ仕事ぶりを評価して下さった事になる。 現状ただでさえ等価交換に等しい利益率なうえに、客足も減少、決して売り上げが上がらず苦しむ昨今、この一言を貰ったのは本当に嬉しくて嬉しくて、苦しくても信念を曲げずにやってきて本当に良かった・・・言葉少なくても仕事ぶりで誠意がちゃんと通じていのだと思うと、安堵とともに、お客様が帰ってからじわじわと込み上げる物があり、泣けて来た。 ちゃんと見てくれている人は必ず居るんだな。 お客さんに泣かされるのはサーキットだけだと思っていたら、意外と違ったみたい。