昨日の記述、これは視点が自分目線であるところがミソ。 ●誰に見られているかわからない ⇒アピールのために ●自身満足感の充足 ⇒モチベーションのために ここが重要だと思うんすよ。 ただし大前提として、物の良し悪しを理解している必要性は絶対。そこの知識や経験が無ければそれこそ「分からない事が分からない」 そして、あっしらのこの業界で懸念する事。 複合的な問題になりつつあるのだけど、若い衆が工具を持っていない。 いや、最初から誰も揃わないけど、工具道具類を自分で揃える、という価値観が無い。もしくは薄い。 工具道具類は貸与されるべき物というスタンスすら感じる。確かに大きなチーム等に就職・配属されればチームで工具道具類を共有という事になるから、実質自分の手工具は必要性が無い。 必要性が無いのに、わざわざ大枚はたいて揃えるのは意味ないんじゃね?…というのが、ちょっと見えてくる。だから、もし万が一買う必要性があったとしても、必要最低限の品質と量だけで良い、と判断しがちな気がする。 「コスパがぁー!」 とかの発想は今どきだなぁ、とは思うんだけど。あっし自身、今となっては忘れてしまったけど若い時は、実はそんなものだったのかも知れない。 有難いことに、というか、あっしらの世代までは「クチうるさい」オジー達や先人の知恵・道徳を説くお師匠さん達が居てくれた。 だから「いいか、若いの。」と、あれやこれや指導してくれていた。 今、現在。 このような辛抱強い指導をしてくれる場も人材も欠如している、と思う。 ハラスメントという観念が出てきてから、加速して空洞化が進んだように感じる。 結局、つまるところ、若い衆に見受けられる「なんだかなぁ」が目につく現状。これは、導く事を放棄した怠慢によって我々自身が自分で首を締めた事になっているのでは? そう考えずに居られないのだ。