レース屋していると、色んなドライバーと出会う。若いのから年寄り、凡で遅いのから才能溢れるのまで。 携わっていていつも感じるのは、レースという道具を使った競技は、どこまでも対人間性が問われるから、どんなドライバーであっても同じ目標に目線をやれるパートナーが絶対に必要。 それがメカニックなら言うことないのだけど、こればかりは縁頼みの所もある。 だからこそ、エントラントには心から応援してくれるサポーターが力になる。本当は、レースが始まってしまえばレーサーの腕が勝敗を分かつのだけど、そこに至る過程でモチベーションや平常心、あるいは金銭的補助という下支えが有るか無いか、、は、大きくメンタルにも働きかける。 孤軍奮闘、まわりは敵でも誰か1人でも無条件に受け入れ理解してくれる(甘いのとは違う)力がチェッカーを受けるまで、あるいはシーズンを終えるまで、はたまた、レーサー人生の最後まで大いに役立つ。 レースやっていれば、常に一位を狙える訳はない。苦しい時期も経験する。 微力ではあるけど、そんな若きレーサーが二人。なんとか応援したいと思っている。