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ル・マン24時間レース 回顧録⑮

新型感染症が世界的に深刻な被害をもたらした2020年。
この年、それでもル・マン24時間レースへの挑戦を見届ける必要があった。
その回顧録を自分視点で、記憶が曖昧になる前に残しておこうと思う。
※プライバシー配慮のため、人名等はイニシャル表記にする
※そんなもん、いまどき検索すれば出てくるだろうが・・・
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現在2023年、2020年ル・マン24から4年目を迎えようとしている。文章を一気に書いていると燃え尽き症候群のようになってしまい、前回から随分時間を経てしまったが、記憶をしっかり記録として残せるうちに少しづつでも進展させようと思う。

【補足】
1991年のル・マン24時間レースで、日本人初ル・マン24時間レースクラス優勝の偉業を成し遂げたM氏。そのことについは度々取り上げているが、その時M氏に帯同していた当時のメカニックS氏(現在は某レーシングチーム代表であり、関係者なら良く知られる方である)と食事をする機会があり、2020年ル・マン24時間レースに参戦に至る経緯や、私の知らなかった事実などを知識共有できた。

Y氏がアジアンル・マンシリーズ、およびヨーロピアンル・マンシリーズに参戦していたLMP3クラスマシン・リジェ(JS P3)はどうやら3台購入していたらしい。
知らなかった・・・。驚きである。

しかも、さらに驚いたのが・・。
実際にLMP2カテゴリーに昇格してから使用することになったリジェ(JS P217)は2台購入していた(1台は万が一のバックアップのための、いわゆる「T-car」)というのだ。

その話がほんとうなのであれば、プロトタイプマシンを合計5台購入したことになるわけだが、いったいいくらの予算を使っていたのか?もう、想像に絶する額であることだけは間違いない。

ちなみにリジェの公式発表では一台あたりがこのような販売価格となっている。
● LMP3 / JS P3:
 207000 € excl. VAT (ready to run excl. options)
●LMP2 / JS P217:
 490000 € excl. VAT (excl. engine, electronics and options)        

レートの変動を考慮すると正確には日本円表示できないのだが、これだけでもとんでもない金額だ。それに、実際にはこの「つるし価格」に必要な部品(JSP217の場合はエンジン・電装別途と表記されている)やオプション、消耗品類をすべて揃えなくてはレースには出走できないのだから、その額たるや。全く恐ろしい。

以上、知り得た情報を基に補足しておくものとする。
(つづく)
#ルマン24時間レース

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