お気に入りの論語成句(1)「君子、器あらず」

こんにちは!「ステップ・バイ・ステップ」です。

ひょんなことから、最近「論語」を少しかじり始めました。たまたま書店で見かけた本を手に取ってみたら、

これは面白い!

そこから見つけた、私のお気に入りの成句をお伝えします。今日はその一回目。

今日の成句は

「君子、器あらず」

「もっと器が大きな人間になれ」とか「あいつは器が小さい」という表現があります。最初この成句を目にした時に、孔子先生(君子)は器が小さい人なんだ!と勘違いしました笑

一見、意味するところが分かりずらいですね!

この成句の意味は「そもそも、君子は器ではない」というもの。即ち、一定の型にはまった人間ではない。つまり君子自身が器であるより、器を使うのが君子である、という意味のようです。

この成句を企業・組織に当てはめて考えてみます。

成果を上げようと経営者や管理職自身が努力することは必要です。しかし組織のリーダーや管理職の役割は何でしょうか?

組織内にいる「才」のある者や能力開発が必要とされる者の力を引き出し、組織としてチームとして成果を上げる。しょせん一人の人間が成し遂げられることには限りがあります。

一人だけで結果を出そうとするのではなく、身の回りの同僚や職場を共にしている部下たちという「器」を見出し、輝いてもらう。これが経営者や管理職などのリーダーの仕事である。

「君子、器あらず」

という成句は、このような教えを我々に伝えているように思います。

ではまた明日!
by ステップ・バイ・ステップ

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