「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day12)「ソフトな経営資源の事業承継(2)」

知的資産経営報告書?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日に引き続き今日も

「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら、私がキーポイントと感じる部分を拾って、ブログに書き綴って行きます。

今日のテーマも昨日と同様

「ソフトな経営資源の事業承継(2)」

章立て
1.知的資産経営の意義と効果
2.「知的資産経営報告書」とは
3.知的資産経営報告書の作成のメリット


1.知的資産経営の意義と効果

(1)知的資産は競争力の源泉であることを認識し、活用することが重要。

(2)どんな企業であっても保有するリソースは有限。増してや中小企業はなおさらである。そこで社内外の関係者の力を取り入れ、連携しながら経営を進める。

(3)経営者の想いを社内で共有すると共に、金融機関や取引会社などの外部の関係者とコミュニケーションを図りながら事業活動を行う。


2.「知的資産経営報告書」とは

(1)知的資産が事業の方向性や成否を左右する要因となり得ることから、知的資産の有り様や活用方法を社内、及び社外との関係という視点で纏めたもの。

(2)従って「知的資産経営報告書」は、内部マネジメントツールとしての役割と、外部コミュニケーションツールの両方としての作成意義がある。

(3)報告書のスタイルは、①自社の知的資産の棚卸、②知的資産と収益力との関連分析、③経営方針の明確化と管理指標の特定、で構成される。


3.知的資産経営報告書の作成のメリット

(1)報告書の作成プロセスのメリット

①経営戦略の整理
②後継者への円滑な事業承継
③経営幹部の育成
④若手・中堅社員の理解度工場・先輩社員の意識向上
⑤組織知・現場知の表出化・連携化、及び職場の活性化
⑥IPOに向けての現状分析


(2)外部コミュニケーションツールとして活用する

①潜在顧客やユーザーへの開示
②取引先・協力会社への開示
③就職希望者への開示


(3)内部マネジメントツールとして生かす

①事業活動の品質向上
②目標管理
③人事評価


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day11)「ソフトな経営資源の事業承継(1)」

目に見えない?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き

「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めて行きます。

今日のテーマは

「ソフトな経営資源の事業承継(1)」

章立て
1.知的資産とは?
2.知的資産の具体的な内容


1.知的資産とは?

(1)知的資産とは、従来のバランスシート上に記載されている資産以外の無形の資産で、企業の源泉となる資産。目に見えない資産といえる。

(2)具体的には、人材・技術・技能・知的財産(特許・ブランド等)・組織力・経営理念・顧客とのネットワークなどを指す。

(3)この知的資産の価値を絶対額で評価することは難しいが、戦略的、中長期的に創造され、蓄積される。

(4)事業承継の本質は、実はソフトな経営資源、即ち「知的資産」を承継していくことに他ならない。


2.知的資産の具体的な内容

中小企業基盤整備機構によると、知的資産は以下のように分類される。

(1)人的資産:従業員が退職時に持ち出す資産

①イノベーション能力、②ノウハウ、③経験、④柔軟性、⑤学習力、⑥想像力、⑦モチベーション など
 

(2)組織資産:従業員が退職時に企業内に残留する資産

①組織の柔軟性、②文化、③システム、④手続き、⑤マニュアル、⑥データベース など


(3)関係資産:企業内の対外関係に付随した全ての資産

①供給会社との関係、②顧客ロイヤルティ、③顧客満足度、④イメージ、⑤金融機関との交渉力 など


ではまた明日!
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