Oct
8,
2021
「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day5)「継ぐべきか、継ぐべきではないのか?」
昨日に引き続き
「いちばん優しい事業承継の本」
を読み進めて行きます。今日のテーマは
「継ぐべきか、継ぐべきではないのか?」
経営者は、自分の分身のような自社を承継するに当たって、色々と思い悩むものです。
章立て
1.現経営者の迷い
2.引退のシナリオとその後の人生
3.まずはここから始めよう!
1.現経営者の迷い
(1)経営者は常日頃、様々な意思決定・判断をしている。しかし「事業承継」ほど後継者や従業員の一生を左右する判断はない。従って、迷って当然である。
(2)そこで、先ずは少し第三者的な視点を持って、次の観点から検討をしてみる。
①この会社は、継ぐべき事業なのか?
②現在の経営状況はどうか?
③最終的に事業を止める、と考えてみると?
④誰が継ぐのか?
⑤継がせるものは2つあると言われるが?
2.引退のシナリオとその後の人生
(1)創業社長であれば「会社=自分」なので、なおさら悩みは大きい。
(2)引退のシナリオをきちんと考える。これが明確でないと、引退宣言後いつまでも会社に口出しをすることになる。
(3)自分の成した業績が素晴らしいほど、引き際が肝心。引退後の一個人としての人生を思い描き、新たな夢の実現を考えたい。
3.まずはここから始めよう!
では事業承継をしようと決心したら、次の事柄から着手したい。
(1)自社に関する正確な情報の収集:自社の現在価値を把握する。
(2)相談相手は誰なのか?:税理士が多い(約50%)が、必ずしも得意分野でない税理士もいる。「事業承継支援センター」を活用する方法もある。
(3)自社にまつわる問題点を書き出す
(4)「未来予想図」を書いてみる:
未来予想図とは、①20~30年先、②7年後、③今年するべきこと、という観点で以下の項目をまとめた図である。
- 会社・事業の状況
- 個人=私の状況
- 家庭=配偶者や子供たち
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Oct
8,
2021
「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day4)「現社長と後継者、それぞれの心掛け・配慮」
昨日に引き続き、今日も
「いちばん優しい事業承継の本」
を読み進めながら、私が個人的にキーポイントと感じる部分を選び、このブログに綴って行きます。
今日のテーマは
「現社長と後継者、それぞれの心掛け・配慮」
章立て
1.承継に際して
2.後継者の心掛け・配慮
3.現社長の心掛け・配慮
1.承継に際して
会社・事業を承継すると「一言で」表現するには余りある事業承継。
仕事を引き継いだ経験は誰にでもあると思いますが、承継される側と承継する側とのお互いの協力関係にのみ成り立つ、と言っても過言ではないと思います。
自分の会社・事業を託す側、一方、先代から会社・事業を託される側、双方に様々な想いと苦労が想定されます。
従って先ずは、承継をスムーズに行うための「心掛け」を、それぞれの立場に立って、幾つか項目を挙げて整理します。
(なお、原著ではそれぞれ10項目列挙されていますが、私の独断と偏見で5項目に絞っています。)
2.後継者の心掛け・配慮
(1)去り行く者の心境を配慮せよー心の声を聴き共感を持て
(2)継ぐべき事業の本質を見極めよ
(3)周囲から本音を聞き出す「ヒアリング能力」を磨け
(4)事業承継は次世代への「投資育成事業」と心得よ
(5)先代の最後を見送ることが最大の責務と覚悟せよ
3.現社長の心掛け・配慮
(1)客観的視点を持て
(2)継がせるべきモノの本質を見極めよ
(3)周囲にの意見を聴く「ヒアリング能力」を磨け
(4)事業承継は次世代の「教育事業」と心得よ
(5)人の命には限りがあることを悟れ
敢えて細かな解説は割愛しました。しかし、それぞれの文言・表現に深い含蓄が感じられる内容ですね!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。
×
- If you are a bloguru member, please login.
Login - If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account