「リーダーシップ」というものを思う時(1)

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日は日頃、思うところを少しずつ呟いて行こうとペン、ではなくてブログを開けてみました。テーマは、

『「リーダーシップ」というものを思う時』

私はふとした時に、

「リーダーシップ」って何だ?

と思うことがあります。

経営者とコーチング・セッションをしている時。属している団体やグループで、企画がなかなか前進しない時。

家族旅行を計画している時、家族もメンバー間で日程や行先がなかなか決まらない時。経営コンサルティングを提供しているお客様へ提案を検討している時、などなど。

リーダーシップに関しては書籍はセミナーなど、様々なところで議論され、解釈され、実践されています。

学術(アカデミック)的な観点はもちろん、たたき上げの経営者による「実践編」のようなものもあります。

私の30年以上の長きに渡る会社勤務、プロコーチとして様々なクライアントとの出会い。自分の起業家として経験。そして一方、個人的には三人兄弟に長男として、また3人と子供の父として、様々な場面において

「リーダーシップ」って何だろう?

と思うのです。

そんなモヤモヤや、はっとするような出来事を少しずつ呟いて行こうというのが、今回のシリーズです。

特段、結論めいたことは書かないし、書けないと思いますが、皆様自身が「リーダーシップ」を考えるきっかけになれば嬉しいです。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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#コーチ #コーチング #ビジョン #ミッション #リーダー #リーダーシップ #価値観 #組織

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読書会でドラッカーを読み進めながら(Day5)「組織の使命に信念を持つ」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

興味深いスタイルの「読書会」で、P・F・ドラッカー著

「プロフェッショナルの条件」

を読み進めています。

その読書会のスタイルは

「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」

そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。

従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。

この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。

今日から不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。

この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。

Part1
第2章「新しい社会の主役は誰か」

【前例のない組織社会】

(1)今日の組織社会には前例が無い。組織社会を構成する組織のそれぞれが、単一の目的のために設計され、高度に専門的な道具を使って成果を上げるという点で、歴史上のいかなる社会とも異なる。

(2)そして、それらの組織が、知識を知識に適用することによって成果を上げるという点でも、歴史上のいかなる社会とも異なる。

(3)また、構造においても例がない。例えば継続と安定を求めるコミュニティのニーズと、イノベーターとして不安定要因たらざるを得ない組織のニーズとの間の緊張関係がある。

(4)また組織社会の基盤たる知識そのものに関わる問題がある。最も容易ならざる最大の問題は、社会の多元化に伴う問題である。


【組織の使命に信念を持つ】

(1)企業、大学、病院、ボーイスカウトのいずれを問わず組織に働く者は、優れた仕事を行うために、自らの組織の使命が社会において重要な使命であり、他のあらゆるものの基盤であるとの信念を持たなければならない。

(2)この信念が無ければ、いかなる組織といえども、自信と誇りを失い、成果をあげる能力を失う。

(3)社会の多元性は、単一目的の専門化した無数の組織が機能することによって、初めて可能となる。それらの組織は、専門化した独立の存在として、社会やコミュニティの全体についてではなく、狭い範囲の使命、ビジョン、価値観を持つとき、初めて大きな成果を上げる。

(4)従って我々は昔からの問題、しかも一度も解決されたことのない問題に還る。すなわち、多元社会に関わる問題、

①誰が共同の利益の面倒を見るか

②誰が共同の利益を規定するか

③誰が多元社会の諸々の組織間でしばしば対立関係に陥る目的や価値のバランスを図るか

④誰がトレードオフに関わる意思決定を行い、何を以ってそれらの意思決定の基準とするか

という問題である。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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#コーチ #コーチング #ドラッカー #信念 #多元社会 #成果

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読書会でドラッカーを読み進めながら(Day4)「知識労働者と組織の関係」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

興味深いスタイルの「読書会」で、P・F・ドラッカー著

「プロフェッショナルの条件」

を読み進めています。

その読書会のスタイルは

「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」

そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。

従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。

この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。

今日から不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。

この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。

Part1
第2章「新しい社会の主役は誰か」

【知識労働者は組織に依存しない】

(1)あらゆる組織が「人が宝」と言う。ところが、それを行動で示している組織はほとんどない。本気でそう考えている組織はさらにない。

(2)しかし事実上、既に組織は製品やサービスと同じように、あるいはそれ以上に、組織への勧誘についてのマーケティングを行わなければならなくなっている。組織は人を惹き付け、引き止められなければならない。

(3)知識労働者と組織の関係は、まったく新しいものである。

(4)知識労働者と組織の関係は、ボランティアとNPOの関係と同じように全く新しい状況である。彼らも組織があって初めて働くことが出来る。従って組織に依存している。

しかし同時に、彼らは生産手段すなわち知識を所有する。この点においては独立した存在であり、高度の流動性を持つ。

(5)知識労働者も生産の道具を必要とする。(中略)しかし、工場で機械を使って働くブルーカラーと違って、知識労働者は仕事の行い方は機械に指示されない。

つまり知識労働者は事実上、監督されえない存在である。

(6)組織と知識労働者は互いを必要とする。この新しい関係、現代社会における新たな緊張関係の存在は、もはや忠誠心は報酬だけでは得られないことを意味する。

組織は知識労働者に対し、その知識を生かすための最高の機会を提供することによって、初めて彼らを獲得できる。

ではまた明日!
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#コーチ #コーチング #ドラッカー #人は宝 #忠誠心 #知識労働者 #組織 #読書会

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読書会でドラッカーを読み進めながら(Day3)「組織の使命と果たすべき責任」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

興味深いスタイルの「読書会」で、P・F・ドラッカー著

「プロフェッショナルの条件」

を読み進めています。

その読書会のスタイルは

「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」

そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。

従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。

この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。

今日から不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。

この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。

Part1
第2章「新しい社会の主役は誰か」

【迅速な意思決定必要なもの】

(1)組織は、変化に対応するために高度に分権化する必要がある。なぜならば、意思決定を迅速に行わなければならないからである。

(2)あらゆる組織が、いかにコミュニティに根を下ろし、コミュニティから愛されていようと、人口構造や技術や知識の変化によって成果を上げるための条件が変われば、自らを閉鎖できなければならない。

(3)組織には破壊的な側面がある。コミュニティに根付かなければならないが、コミュニティの一部になり切ることは出来ない。組織自体はコミュニティに埋没することを許されない。組織はコミュニティを超越する。

(4)組織の価値観さえ、組織の機能によって決まる。

(5)組織が最高の仕事をするためには、そこに働く者が、自らの組織が行っていることが社会にとって不可欠の貢献であることを信念としていなければならない。


【組織が果たすべき責任】

(1)組織社会では、組織の社会的責任が問題となる。

(2)組織が業績を上げられないことは、社会的に無責任である。資本のコストに見合うだけの利益を上げられない企業は、社会的に無責任である。社会の資源を浪費しているだけである。

(3)組織は成果を上げなければならない。

(4)組織は、従業員、環境、顧客、その他何者に対してであれ、自らが与える影響について間違いなく責任がある。これが組織の社会的責任の原則である。


【明確な使命が成果を生む】

(1)組織は社会やコミュニティや家族と異なり、目的に従って設計され、規定される。

(2)組織は一つの目的に集中して、初めて大きな成果をあげる。目的の多様化、分散は、企業、労組、学校、病院、教会のいずれを問わず、成果をあげるための能力を破壊する。

(3)明確な使命がなければ、ただちに組織は組織としての価値と信頼を失う。

(4)社会やコミュニティは多元的な存在である。それは一人一人の人間にとっての環境である。これに対し、組織は道具である。

(5)他の道具と同じように組織もまた、専門化することによって目的遂行の能力を高める。しかも組織は限定された知識をもつ専門家によって構成される。従って、組織の使命は明確であることが不可欠である。そして組織の使命は一つでなければならない。


ではまた明日!
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#コーチ #コーチング #ミッション #使命 #価値観 #分権化 #多様化 #成果 #社会的責任 #組織 #読書会

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読書会でドラッカーを読み進めながら(Day2)「知識社会における組織の創造的破壊」

知識
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

興味深いスタイルの「読書会」で、P・F・ドラッカー著

「プロフェッショナルの条件」

を読み進めています。

その読書会のスタイルは

「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」

そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。

従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。

この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。

今日から不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。

この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。

Part1
第2章「新しい社会の主役は誰か」

【組織社会が直面する問題】

(1)知識社会では、専門知識が、一人一人の人間の、そして社会活動の中心的な資源となる。

(2)個々の専門知識はそれだけでは何も生まれない。他の専門知識と結合して、初めて生産的な存在となる。知識社会が組織社会となるのはそのためである。

(3)われわれは、組織社会がいかなる緊張と課題に直面するかをすでに知っている。

(4)安定を求めるコミュニティと変化を求める組織の間の緊張であり、個人と組織の間の緊張である。

(5)あるいは、自律を求める組織のニーズと共同の利益を求める社会のニーズとの間の緊張である。


【組織は創造的破壊のためにある】

(1)社会、コミュニティ、家族はいずれも安定要因である。(中略)これに対して、組織は不安定要因である。組織はイノベーションをもたらすべく組織される。

(2)イノベーションとは、オーストリア生まれのアメリカの経済学者ジョゼフ・シュンペーターが言ったように創造的破壊である。

(3)組織は、製品、サービス、プロセス、技能、人間関係、社会関係、さらには組織自らについてさえ、確立されたもの、習慣化されたもの、馴染みのもの、心地よいものを体系的に廃棄する仕組みをもたなければならない。要するに組織は、絶えざる変化を求めて組織されなければならない。

(4)新しい組織社会では、知識を有するあらゆる者が、4、5年おきに新しい知識を強いれなければならない。

(5)新しい知識を生み、古い知識を陳腐化させるものは、科学や技術とは限らない。社会的イノベーションも同じように重要な役割を果たす。

(6)知識社会が、知識労働者に対し、体系的な学習を一生のプロセスにすることを要求する。


【変化のための仕組みをもつ】

(1)あらゆる組織が、変化のためのマネジメントを自らの構造に組み込むことを要求する。これはあらゆる組織が、自ら行っていることの全てを体系的に廃棄できなければならないことを意味する。

(2)数年ごとに、あらゆるプロセス、製品、手続き、方針について、「もしこれを行っていなかったとして、今分かっていることを全て知りつつ、なおかつ、、これを始めるか」を問わなければならない。

(3)組織は新しいものの創造に専念しなければならない。

(4)具体的には、あらゆる組織が三つの体系的な活動に取り組む必要がある。

①組織は、その行う全てについて、絶えざる改善、日本で言うカイゼンを行う必要がある。改善の目的は、製品やサービスを改良し、2、3年後には全く新しい製品やサービスにしてしまうこと。

②知識の開発、即ちすでに成功しているものについて、さらに新しい応用法を開発する必要がある。

③組織は、イノベーションの方法を学ぶ必要がある。さらに、イノベーションは体系的なプロセスとして組織化することが出来るし、まさにそのように組織化しなければならない。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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#イノベーション #コーチ #コーチング #ドラッカー #創造的破壊 #知識社会 #組織

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ふと振り向けば、そこは「密」?!

今日は!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

このブログで何回がお伝えしております「駅ウォーキング」。

「駅ウオーキング」とは、今年から始めた妻とのouting!東京近郊の駅を起点に、周辺をウォーキングする企画です。

そして今日訪れたのは

「神宮外苑」

1964年の東京オリンピック、そして2020 Tokyo Olympics(実際の開催は2021年)で、一世を風靡した「国立競技場」を見てきました。

空には雲一つなく晴天に恵まれ、かつ、暖かい金曜日。今日を逃しては訪れる機会は無い!

と、勇んで出かけました。

そして、今日の一番のハイライトは

「密」

???

はい!

国立競技場からぐるっと歩いて「神宮外苑イチョウ並木」に向かいましたが、色づいたイチョウよりも目を引いたのは

「人込み」

自分たちを棚に上げて言うのは失礼ですが

「考えることは皆、同じなんだな!」

しかし、本当に綺麗でした、イチョウ並木!


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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#イチョウ並木 #コーチ #コーチング #神宮外苑

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企業研修にPoints of You®︎を使ってみました!

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日は朝から、ある企業でのリーダー職研修。13人の管理職に一日の座学研修。

初めてPoints of You®︎のカードを使ってみました。

使った部分は研修の冒頭、自己紹介のところ。

最初は?と感じて、動きが止まっていた受講者も

「直感で選んで下さい」

という私の促しに背中を押され、次々とカードを選んでいただきました。

圧巻だったのは、そのカードを使っての

コメント力

皆さん、初めてとは思えないくらいに、時間内に美しく、自己紹介をまとめてくれました!

7時間余りの研修は、あっという間に終了。

受講された皆さんは今日、「満足」を持って帰って頂いたでしょうか?


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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興味深いスタイルの「読書会」に参加しています!(Day1)

興味深いスタイルの「読書会」
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

つい2,3か月前からある「読書会」に参加を始めました。

読書は大好きなので、様々な種類の本を乱読、平行読みをしていますが

「読書会」

に真面目に参加するのは実は初めて、なんです。

世の中に読書会なるものがあることは、もちろん知っていましたが、

「読書は一人で楽しむもの」

という思い込み?があったような気がします。

実は知り合いから誘われたのがきっかけ。

世の中の読書会が、どのようなスタイルで運営されているのか全く知らないのですが、その友人の読書会は一風変わっているように感じて、参加することにしたのです。

そのスタイルというのが、

「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」

そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。

つまり、一人がパラグラフごとに音読して、他の参加者はそれをオンライン越しに聴いている。自分の順番になると音読する。これをしばらく繰り返して、ファシリテーター役の友人が

「では、この辺で一度止まって、感想などを共有しましょう!」

こんな感じで進みます。

そしてこの読書会は一ヶ月に一度の頻度。参加者は総勢で15人から20人くらい。
従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。

私の最初の印象は、正直に言って

「まだるっこしい」

私はどちらかと言うと、どんどん読み進めて、色々なジャンルの本を、幅広く沢山読みたいタイプ。

でも、何回か参加する内に

「これは深く読める。それも他の方々の意見や感想、疑問が聞けるので内容が更に深く体に沁みる」

そのファシリテーター役の友人の本の選択が絶妙、ということもあるかと思います。

今、読み進めている本が

P・F・ドラッカー著「プロフェッショナルの条件」

この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。

不定期ではありますが今後、この場でキーポイントを少しずつ掻い摘んで、投稿していきます。乞うご期待!

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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#コーチ #コーチング #ドラッカー #学習する組織 #読書会

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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day8)「学習する組織であれ!」

学習する組織
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日に引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、私がキーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第2章「経営社員とは何か」

章立て
1.経営者の覚悟(完了)
2.経営社員に必要な五つの基礎力(完了)
3.売れる社員を作る(完了)
4.学習する組織であれ!(本日)


「学習する組織であれ!」

章立て
1.変化へ対応できる組織作り
2.社長も共に学習すべし


1.変化へ対応出来る組織作り

(1)OBM(オープンブックマネジメント)という経営手法を採用している。これは、社内に決算書を公開し、その意味を徹底的に教え込むというもの。

(2)実践も重要だが、同時に理論的裏付けも同時に重要。OBMを通じて「学び癖」をつける。

(3)社内で役に立つ人材を育てるためではない。社員一人一人がより高いステージを目指して生きるために、広く社会人としての力をつけるため、である。

(4)社員と経営者が、互いに切磋琢磨し合うような学び方をする組織。それが「学習する組織」であり、「成果を出す組織」に繋がる。


2.社長も共に学習すべし

(1)学習する組織となるための「仕組み」作りが重要。

(2)その仕組みの一つは「リテラシー教育」。前述した「読み・かき・そろばん・話力・体力」についての基本プログラム。それを経営計画の中にも落とし込む。

(3)もう一つは「個人の成長目標の設定」。これは社長も含めて全社員が実施する。
この目標は「何のために、何を、いつまでに、どれだけ」を明確にする。必ずしも目標は仕事に直結したものでなくとも良い。

(4)効果的な学びのためにはアウトプットの機会が必要。「早朝経営セミナ―」の場で、全社員が与えられたテーマに従って二分間のスピーチをしてもらうなど。

ではまた明日!
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#コーチ #コーチング #学習する組織 #経営手法

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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day7)「社員の市場価値を高める」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日に引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、私がキーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第2章「経営社員とは何か」

章立て
1.経営者の覚悟(完了)
2.経営社員に必要な五つの基礎力(完了)
3.売れる社員を作る(本日)
4.学習する組織


「売れる社員を作る」

章立て
1.社員の市場価値を高める
2.給与制度は成果主義ではなく「実力序列主義」
3.SL経営から「新幹線経営」へ


1.社員の市場価値を高める

(1)経営社員は経営者の視点とスキルを持って自社の業務に取り組む社員。それだけの能力があれば他社でも当然通用する。

(2)自社だけで通用するのではなく、様々な環境変化に対応できる社員を育成するという視点が必要。より高いステージでも活躍できる人材を育てることが経営者の使命。

(3)「市場価値が高い社員は辞めてしまうのでは?」と思われるかも知れないが、心配不要。経営社員が多い会社は生産性が高く、仕事のやりがいや報酬も高いので、むし社員が辞めないようになる。

(4)これを実現するために、社員を出来るだけ「自由な状況」に置くようにする。何でも自由ではなく、会社のビジョンに沿って自らの目標を設定し、行動し、達成する自由である。これが将に「放牧」という考え方である。


2.給与制度は成果主義ではなく「実力序列主義」

(1)経営社員を育てるための給与制度は「実力序列主義」。

(2)成果主義は、各社員の個人的な成果に注目しすぎて、部分最適な視点・行動に陥る。

(3)実力序列主義は、自分の仕事の結果が会社全体にどう影響したか、全体最適を意識した成果配分の考え方。

(4)会社全体の利益を高め、それを配分すれば社員間の協調は保たれる。

(5)従って評価方法は「全方位評価」。全社員が自己評価と、自分以外の社員の評価を行う。小さな組織では有効な方法である。


3.SL経営から「新幹線経営」へ

(1)蒸気機関車(SL)は、先頭の機関車が後続の客車を全て引っ張る。つまり経営者が一人で会社を引っ張っている姿に似ている。

(2)新幹線は多くの車両にモーターが搭載され、それぞれが力を発揮している。新幹線経営とは、モーターのついた車両である「経営社員」が経営者と共に会社を引っ張る経営スタイルである。

(3)どうすればモーター付きの社員が育つのか?それは、会社の発展と社員の成長をリンクさせることが肝要。

(4)会社の将来像に自分の将来像を乗せられるようにしてあげる。こうすることで金銭的なインセンティブに加えて、やりがいのある仕事=理念的インセンティブも示すことになる。


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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day6)「経営社員に必要な五つの基礎力」

基礎力ペンタゴン
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日に引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、私がキーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第2章「経営社員とは何か」

章立て
1.経営者の覚悟(完了)
2.経営社員に必要な五つの基礎力(本日)
3.売れる社員を作る
4.学習する組織


「経営社員に必要な五つの基礎力」

章立て
1.基礎力とは
2.五つの基礎力の詳細


1.基礎力とは

(1)経営社員は経営者と同じ視点で考え、判断し、行動する社員であるので、当然高い能力が要求される。

(2)特に、情報収集と分析、情報発信、構想力・計画力、実行力など。

(3)最初からこれらを社員に求めるのは無理がある。そもそも経営者自身が全てを持っているとは限らない。

従って継続的に基礎力を学ぶ・体得する機会が必要である。
これは「リテラシー教育」である。


2.基礎力の詳細
五つの基礎力を簡単に記述していきます。

基礎力(1):読み
基礎力(2):かき
基礎力(3):そろばん
基礎力(4):話力
基礎力(5):体力


基礎力(1):読み

①文章を読む力:ビジネス書や新聞など、論理的な文章を読むことで培う。

②数字を読む力:決算書・統計資料などを読んで、数字から出来事や背景を読み取る力を養う。

③変化を読む力:仕事やプライベートも含めて、日頃接する人や事象を題材にリサーチする、考察する癖をつける。


基礎力(2):かき

①論理的に筋の通った、分かりやすい文章を「書く」能力:誰も知らないものを、分かりやすく他者に伝えることが必要となる。「データ」と「仮説」に基づく記述力を要する。

②自社や事業のビジョンを「描く」能力:新しいビジネスの仕組みを創り出し、それがどのように将来発展していくのか、ある程度の裏付けを持って表現できること。言葉だけではなく「数字」の活用も必要である。


基礎力(3):そろばん

①財務・会計の知識:B/S(貸借対照表)・PL(損益計算書)の知識

②「BSビジョン」を描く:企業は継続していくものなので、単年度の損益だけではなく、キャッシュフローも勘案したB/Sの姿を思い描くことが必要。


基礎力(4):話力

①論理的に話す力:論理的につじつまが合っているか、一本筋が通っているか?

②共感してもらえる力:論理だけではなく、背後にある想いを伝える。自分の腹の中をさらけ出すことも時には必要。


基礎力(5):体力

①知性・知的能力を支える物理的な体力は必須。

②ストレス耐性など精神的・メンタル面での体力も必要となる。


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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day5)「良い会社とは」

挑戦
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日に引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、私がキーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第2章「経営社員とは何か」

章立て
1.経営者の覚悟(今日)
2.経営社員に必要な五つの基礎力
3.売れる社員を作る
4.学習する組織


「経営者の覚悟」

章立て
1.経営者の心構え
2.仕事を通して社員を成長させる
3.良い会社とは


1.経営者の心構え

(1)経営社員は経営者の代わりが務まるレベル。そのようなレベルの社員が育つ「場」は、生半可な意識では作れない。

(2)経営者が「何としても、うちの社員を成長させるぞ」という心構えが必要。


2.仕事を通して社員を成長させる

(1)自分勝手な経営というのは、社員の人生を考えない経営。

(2)一番問題なのは、仕事を通じて成長できないこと。

(3)成長の機会を提供するということは、社員が能動的に挑戦する機会を提供すること。


3.良い会社とは

(1)企業は「社会人学校」。

(2)経営者はその校長で、社員は生徒。

(3)良い会社とは、挑戦と失敗を通して社員が成長できる会社です。


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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day4)「儲かる仕組みを考える」

儲かる「仕組み」「仕掛け」を考える
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日に引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、私がキーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第1章「あなたには経営者の資格がありますか」

章立て
1.社内に経営者を作る(完了)
2.社員には「稼ぎ方」を教える(完了)
3.「儲かる仕組み」を創る(本日)


『「儲かる仕組み」を創る』

章立て
1.目標と目的
2.「仕事」というものをどう捉えるか?(社員目線と経営者目線)
3.考え方の差が会社を伸ばす


1.目標と目的

(1)世の中で今、目標達成能力の高い人材が求められている。

(2)目標設定は、誰が、何を、いつ迄に、など「5W1H」を明確にすることが大事。

(3)しかし目標設定をする前に、もっと重要なことがある。何のためにという「目的」が必要。経営社員には目標設定の前に、必ず目的を考えてもらう。

(4)経営者は「会社が存在する理由」と「働く目的」を、社員に明確に伝えなければならない。


2.「仕事」というものをどう捉えるか?(社員目線と経営者目線)

(1)社員目線では、従業員ではなく「主業員」という発想が必要。

①仕事は給料を得るためだけではなく、自己成長が得られるものと捉える。

②「能動的」に仕事をすると課題が見えてくる。逆に言うと課題が見えてくるのは、自分が能動的になっている証拠。

③「従業員」は業務に従う人。「主業員」は自らの意思や自律性・能動的に業務に携わる人。

④能動的になると「学び」大きくなる。だから成長する。


(2)経営者目線では、人件費は「投資」、という発想が必要。

①人件費は、その人が価値を会社にもたらすために必要な投資と捉える。

②人件費には給料だけではなく、教育投資も必要。

③生産性、特に「知的生産性」を高めるための投資が必要。知的生産性を向上させることは即ち、「儲かる仕組み」を考えること。


3.考え方の差が会社を伸ばす

(1)小さな会社でも利益は出せる。必ずしも大きな会社が強いとは言えない。

(2)企業の生産性は「知的生産性」が生み出す。小さな会社だが、知的生産性を最大限に活用して大きな仕事は出来る。

(3)経営者の仕事は「経営のアイディア」を生み出し、利益を出すこと。

(4)そのためにはBS(貸借対照表)上の指標から会社の姿を描く。これが長期的に全体最適な経営を求める考え方である。

(5)つまりPL(損益計算書)を下の方、即ち純利益額を出発点にして、必要な売上をはじき出す、という発想が有益。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day3)「稼ぐ人財を育てる」

稼ぐ「人財」とは?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日から木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、私がキーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第1章「あなたには経営者の資格がありますか」

章立て
1.社内に経営者を作る(完了)
2.社員には「稼ぎ方」を教える(本日)
3.「儲かる仕組み」を創る


『社員には「稼ぎ方」を教える』

章立て
1.稼ぐ「人財」とは?
2.右腕より「分身」をつくる
3.「裸の王様」経営になっていないか?


1.稼ぐ「人財」とは?

(1)経営資源の一つである「ヒト」。人材を「人財」に育てたい。

(2)人財とは、経営者の視点で、会社の全体最適を考えられる「経営社員」のこと。

(3)経営社員は経営者の一員、結果責任が伴う。

(4)具体的な結果とは、一千万円の給料を取れること。これは会社に三千万円の粗利をもたらすレベルに相当する。


2.右腕より「分身」をつくる

(1)経営者は社内に、自分と同じ「頭」を持った「分身」を作るつもりで人財育成をすること。

(2)現場で起きている変化に対応した、意思決定が出来る社員が必要である。

(3)経営社員のもう一つの役割は、経営者に提案するということ。

経営者の観点で会社の状況を見て、どう改善すべきか、どのような事業を展開すべきかを考え提案する。


3.「裸の王様」経営になっていないか?

(1)社員は社長の使用人ではない。そういう目で見ていると社員は、社長の顔色を見て仕事をするようになる。

(2)社員は「経営のパートナー」である。

(3)経営のパートナーであれば、業績や課題など会社の全てを包み隠さず伝える。意見を尊重して、批判も受け入れる。成果も配分する。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day2)「『経営社員』とは?」

自律的であれ!
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日から木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めていきます。読み進めて行きながら私がキーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第1章「あなたには経営者の資格がありますか」

章立て
1.社内に経営者を作る(本日)
2.社員には「稼ぎ方」を教える
3.「儲かる仕組み」を創る


「社内に経営者を作る」

(1)社員は経営者の鑑

①社員を嘆いたり、批判する前に経営者はまず自分自身を振り返ることが必要である。

②経営者自身が「自律心」を持って経営をしているか?出来ない理由を探してきて、仕方が無い、と諦めていないか?

③一方、経営者だけが頑張っても会社の成長は無い。経営者の器以上には成長出来ない。


(2)変化は現場で起きている

①グローバル化・IT化・サービス経済化など、世の中は刻一刻と変化している。

②決められたことを「真面目に」やっているだけではダメだ!「変化対応力」が必要である。


(3)経営者視点の社員「経営社員」を作る

①「経営社員」とは、経営者視点を持った社員、つまり、会社全体の損益やバランスを考え、会社の理念・ビジョンに沿った判断が出来る社員である。

②現場で起きている変化を把握した上で、「自分が経営者ならこうする」という発想や判断基準を持つ。

③このような経営社員が増えれば、細かな指示やマニュアルは不要になる。不測の事態が起きても社員が自律的に判断して、速やかに対応が出来るようになる。



ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day1)

放牧経営?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日から再び、別の書籍による

「好みを本を読み進めながら」シリーズ

をスタートします。

このシリーズは、ある著書を読み進めながら、私がキーポイントと感じる部分をブログに書き留めていく、というものです。


今回採り上げる書籍は

「放牧経営」

です。

アーバンベネフィット株式会社 取締役会長である木村勝男氏による異色の本。

副題に

「御社の社員が思うように育たない理由」

とあります。

タイトルにそそられますね!

でも、そもそもどうしてこの本なのか?

実は、私がお世話になっている顧問先の会社の社長さんが、この本を参考に会社運営をしている、とのこと。その社長さんから勧められた、という経緯です。

会社経営に放牧?

楽しみですね!

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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そろそろ「家族旅行」の予定を立てても大丈夫かな???

しまなみ海道!
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今朝のニュースで採り上げられていた

「リベンジ消費」

昨日、東京都心の百貨店には多くのお客さんで賑わっていたようです。

私も私の妻も旅行好き。

早速旅行の計画を立てようということになっています。

コロナ明けということもありますが、一方、他に大きな理由があるんです。

子供たちも少しずつ、そして着実に大きくなり、もうこのタイミングが最後かも?

という寂しさも大きく手伝っています。

正直言えば、コロナも完全に収まっているとは言えず、12月には第六波?が来て、旅行なんてあり得ない、という状況になってしまうかも。

しかし一縷の望みを託して、来年2022年の2月くらいには暖かい場所へ家族4人で旅行!

そんなウキウキ・わくわくの計画を模索しています。

さて、どこに行こうか? 九州は数年前に家族で訪れているので、今回は四国かな?

これから具体化して参ります!

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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実家の両親に会って来ました!

家族5人で水入らず!
気が付くと太陽が西に!
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

コロナが少し収まりつつあることもあって、実家の両親に会って来ました。

今回が本当に久しぶりだったのは、私の兄弟3人全員が実家に一堂に会したこと。

私にはすぐ下に弟、そしてその下に妹がいます。既にそれぞれが独立し、子供たち(両親にとっては孫たち)がいて、実家から離れて生活をしています。

関東圏に住んでいるので実家を訪れることは物理的には難しいことはありません。

しかし、昨今はコロナの感染リスクがあって、各人がバラバラと両親に会いにくることはあっても、我々子供3人が一度に訪問するのを回避しておりました。

つまり、昔(?)の家族5人が子供の頃を過ごした家に集まって、両親と会って話をするということになったのです。

目的は今年米寿を迎えた父の話を聞くこと。

本来であれば今年、孫も含めた拡大家族でお祝いをしていたはずですが、コロナ下では儘ならず、来年に延期。

しかし88歳、元気な父ですが、いつ何が起きてもおかしくないと私は内心、ニュースで知る有名人の訃報にドキッとしています。

そして先日は、台所で転んで頭に7針縫う大怪我をした父。

しかし主役の父というよりも、一番喜んでいたのは母!

久しぶりに旧?家族5人、子供たちと会ってさぞ楽しかったのでしょう。昔話を何度も何度も!

話があっちこっちに飛んで、戻っての連続。

やっと来年の5月に「米寿」の祝賀パーティーすることを決めて、散会しました。

あっという間に、太陽が西の空に沈んでいました!

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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三鷹まちゼミで「コーチング・セッション体験ゼミ」を開催しました!

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日は三鷹「まちゼミ」の日。

え、まちゼミ??

はい!

私の住む東京都三鷹市では「まちゼミ」という商店街活性化のイベントが開催されます。

地元の商工会が主催のイベントですが、商店主が「講師」となって、自店を宣伝する催しもの。

例えば、お茶屋さんなら店主が自分のお店を会場にして、お茶の淹れ方を指南する。

また靴屋さんなら、靴の選び方やシューフィッターの使い方を教える。

私は商店街にお店を持っている訳ではありませんが、折角なので

「コーチング」を広める活動をしております。

具体的にはコーチングとは何か?の説明に加えて

「コーチング・デモ・セッション」

を見てもらうこと。

実は、プロコーチとしてもドキドキです。

なぜなら、何が飛び出すか変わらないから。

始めのお客様に、その場でテーマを決めてもらってパーソナルセッションを提供する。

まさに

「筋書きのないドラマ」

しかし、今日の参加者には喜んでもらえて、本当に良かった!

「色々な質問をして頂いて、気付きがありました」
「そういう切り口があるとは、今まで気付きませんでした」
「こういうセッションが、必要ですね」

ポジティブな感想がお聞きできて良かった!

三鷹まちゼミは11月末まで続きます。

興味がある方は是非、ご参加ください。
参加は無料です!

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお



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会社数字を活かす:経理部門から見える会社・社会とは?(Day14)「課題達成に数字を活かす」

コストとリターンのバランス?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日に引き続き、私の前職である「財務経理職」という仕事を振り返りながら、異なる視点や考え方をお伝えして行きます。

全体は、下記のような流れで書き綴っています。

全体の流れ・章立て
第一部:財務・経理部門の役割(完了)
第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」(完了)
第三部:財務経理部門をどう活用するか(本日)

そして今日はとうとう最終章の第三部、

第三部:財務経理部門をどう活用するか


これまでは財務経理部門の内部に視点でしたが、今日からは

「外部からの視点」で

色々と思うことを綴って行きます。


章立て
1.会社・事業の「定期健診・健康診断」としての活用(完了)
2.課題達成のための「数字・データ」の活用(本日)
3.中長期や将来の姿を「数字」で描く


『課題達成のための「数字・データ」の活用』

今日の章立て
1.「会社数字」を活用する
2.具体的にどんな会社数字を使うのか
3.数字を使うことの効果と制約


1.「会社数字」を活用する

(1)社内では「プロジェクト」と称して、いわゆる小集団活動が盛んに行われます。

自部署の課題を解決するためのプロジェクトもあり、また部署横断的なものもあります。また、社長直轄の全社プロジェクトという、社運を賭けるような大きなプロジェクトもあるかと想像されます。

(2)プロジェクトには「プロジェクト・リーダー」という旗振り役がいます。全体のスケジュール管理から、参加メンバーの人選や役割分担をします。

財務経理パーソンを、このプロジェクト・リーダーの「参謀役」として活用して欲しいです。

(3)なぜなら、財務経理パーソンは会社内の様々な数字やデータに精通しているからです。

数字と言っても単に金額的数字だけではありません。人数や面積、時間などなど、数字で表現できるものに関して財務経理パーソンは基本的に明るいと思います。

(4)また、そもそもの話ですが、そのプロジェクトの成果とは何か、そしてそれが金額的にどのくらいの規模の話なのか?

それを数字を使って全体像を表現し、進捗度をモニターしていく。こんな役割を担う役として活用できると思います。


2.具体的にどんな会社数字を使うのか

(1)上記、プロジェクト管理に会社数字を具体的にどのように使うのか?もう少し細かく見て行きましょう。

(2)例1:ITシステムの導入

①「なぜITシステムを導入するのか?」「システム導入のメリットは?」

当たり前の問いかけではありますが、実は明確に答えを持たずに進められることも多い気がします。

システム導入する経済的便益(リターン)があることは、導入を推進する原動力であるはずです。

②経済的メリットとして想定されるのは、現状に比べて作業工数が下がる(コスト削減)、現行システムに比べて維持コストが下がる(コスト削減)、製造開始から製品完成までに期間や客先納期が下がる(売り上げ増に貢献)などがあります。

③もちろん、システム導入をしなかった時に掛かるコストも算出して、上記②メリットと比較する必要があります。

④これらの数値を算出することによって、どれくらいの規模(金額)のシステム投資であれば採算が取れるのか、が見えてきます。

つまりシステム導入のメリット享受しつつ、投資効果を最大化する金額レベルが見えてくるのです。つまりROIを算出することでプロジェクト全体の管理が容易になります。


(3)例2:新製品開発

①現有製品に代わって、新たな製品を開発・販売するというプロジェクト。製造メーカーでは頻繁に行われているかと思います。

②新製品開発に関する「お金」をいくつか分類してみると、「かかるコスト金額」と「増える売上額」です。

かかるコスト金額は、もちろん開発に関わるコスト。これらには人件費・材料費など試作品作成にかかるコスト。そして量産する際の製造原価。色々なコストがかかります。

③一方、増加する売上額。既存製品の代替品を販売する、ということは既存製品に比べて基本的には付加価値が高い製品、つまり金額は高いはず。

従って製造原価が既存製品と同額ならが利幅が大きくなる。逆に言うとそのように利幅の大きい代替製品を開発しなければ旨味が大きくない、ということになります。

④新製品開発は長期に渡ることが多く、かつ、予測しない事象も数多く発生します。例えば、市場調査によって見積もられた販売数量が、当初の予測ほど大きくない。つまり販売数量が少ないことから採算割れがのリスクが出てきたりします。

その際はどれくらいコストを下げれば採算が取れるか?ということが議論になります。これは「損益分岐点」と言われるもので、非常に重要な視点です。


3.数字を使うことの効果と制約

数字を使うことで得られるメリットは多いですが、一方、制約やリスクもあります。双方の視点で見て行きます。

(1)数字を使うことの良さ・効果

①数字という加算・減算をしたり、比較が簡単に出来るものに活動や成果を置き換えることで、物事の「可視化」が可能となる。

②誰にでも分かりやすい、シンプルな指標を作成し、進捗度を見えやすくする。


(2)数字を使うことの制約・怖さ

①数字、即ち定量的な部分ばかりに焦点を当ててしまい、定性的な面を軽視しがち。

②「数字が絶対」のような片寄った見方が横行するリスクがある。


従って、数字・データ・金額を活用はするものの、ビジネスやプロジェクトのリーダーは定量的だけではなく、定性的な部分にもきちんと配慮して、色々な判断をすることが非常に重要です。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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会社数字を活かす:経理部門から見える会社・社会とは?(Day13)「会社の『健康診断』の勧め」

会社にも定期的な「健康診断」が必要!
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

少し間隔が空いてしまいましたが、今日から再開します。

私の前職である「財務経理職」という仕事を振り返りながら、異なる視点や考え方をお伝えして行きます。

全体は、下記のような流れで書き綴っています。

全体の流れ・章立て
第一部:財務・経理部門の役割(完了)
第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」(完了)
第三部:財務経理部門をどう活用するか(本日から)

そして今日はとうとう最終章の第三部、

第三部:財務経理部門をどう活用するか


これまでは財務経理部門の内部に視点でしたが、今日からは

「外部からの視点」で

色々と思うことを綴って行きます。


章立て
1.会社・事業の「定期健診・健康診断」としての活用(本日)
2.課題達成のための「数字・データ」の活用
3.中長期や将来の姿を「数字」で描く


『会社・事業の「定期検診・健康診断」としての活用』

今日の章立て
1.人間と同様、会社にも「定期検診・健康診断」が必要
2.何をチェックするのか?
3.チェックした後は何をするのか?


1.人間と同様、会社にも「定期検診・健康診断」が必要

(1)皆さんは一年に一度、「健康診断」を受けていますでしょうか?「私は健康だから大丈夫!」と自信がある方も是非、定期的に受けて頂きたい健康診断。

(2)実は会社も全く同様です。「うちの会社は儲かっているし、従業員も元気。お客様にも喜んでもらっている。問題無し!」とおっしゃる経営者・社長さんは少ない、かとは思います。

いくら順風満帆だとしても、会社も定期的に「健康診断」を受けて欲しいと考えています。そのメリットを幾つか列挙してみます。

①会社という「生き物」を、全体感を持って眺めることが出来る。

②他社との比較、自社の過去からの推移、などを改めて眺めてみると見えてくるものがある。

③経営者が感覚的に感じている課題が「可視化」される。または自社の将来・未来を考える出発点になる。


2.何をチェックするのか?
我々の定期検診と同様ではありますが、こんな点がチェックできるかと思います。

(1)財務診断

①これはご想像の通り、いわゆる貸借対照表・損益計算書を使って財務状況を見ます。

②業界内の他社との比較はもちろん、異業種だが同規模の企業との比較も可能です。

下記(2)戦略診断とも関連しますが、業態や業種の転換を検討しているのであれば、この比較も重要です。

③財務診断はまさに「定量的」な視点です。数字を以って色々なものが見えます。

しかし、数字の向こう側、その数字に至った背景など、数字の裏側も勘案することが重要です。(以前ここで触れた「story behind the numbers」という発想です)


(2)戦略診断

①自社が採用している事業戦略がどういうもので、それがどういう形で成果として表れているか、という診断です。

いわゆるマーケティング戦略の「4P」の視点で、現状を俯瞰します。4P とは、「Product(製品)」「Price(価格)」「Place(流通)」「Promotion(プロモーション・販売)」を指し、マーケティング戦略を構成する4つの軸です。

②4Pを見る際に重要なのは、誰が自社の「対象顧客」なのか?そして顧客に提供している「提供価値」は何なのか? この2つの事項を明確にすることが大切です。

③戦略診断は財務診断に比べて「定性的」な視点を多くなります。判断を明確にする、一般化するためには定量的な視点も重要ですが、一方、数字的な視点だけでは不十分な場合が多いです。


(3)将来の計画や「ありたい姿」との差異分析

①財務診断と戦略診断で得られた「現状」を元に、自社が思い描いている将来の姿との比較が最も重要です。

②中長期経営計画を策定している会社であれば、その計画で描いている数年後への道筋と、現状を比較してみる。

その道筋上にあるのか(on the right track) 、それとも下方を走っているのか?

③中長期経営計画の通りには、残念ながら事業展開が進まない、ということが多いかと思います。何が問題・課題なのか? それを全体感を持って診ることが「健康診断」によって可能になると考えます。


3.チェックした後は何をするのか?

(1)皆さんは健康診断で確認した結果を見て何をしますか?企業の「健康診断」も全く同様です。PDCAを回すことで、事業展開をしている企業であれば、これは自明ですね。

(2)つまり課題・問題が浮き彫りになったので、改善や修復のための活動に着手します。

(3)ここで勘案したいのが「優先順位」。限られたリソース、つまり「ヒト・モノ・カネ」で事業展開をしているので、何でもかんでもには手を付けることは不可能です。

(4)ではどういう観点で優先順位を検討するのか?上記と同じ切り口、即ち財務・戦略・将来像、で考えてみましょう。

①財務:
キャッシュをどれだけ生み出しているか?

目先では、日々の資金繰りはどうか?資金ショートを起こして、短期借り入れに依存していないか?

②戦略:現状と採用している事業戦略を「ビジネスモデル」という視点で比較してみる。

③の将来像とも関連しますが、将来に向けて描いているビジネスモデルと乖離しているのであれば、早めの手当が必要です。

③将来像:これは戦略策定と比べて将来像は、もう少し先の未来に置いて考えると良いと思います。

例えば戦略が3年後くらいの時点を到達点としているのであれば、将来像は5年から10年後を見据えて検討したいです。

その際は「世の中がどうなっているのか?」「その時に人間の行動や嗜好・志向はどうなっているのだろうか?」という視点を持って夢想することが必要です。

今日は、ここまでにします。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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"Be curious!" This would be the very phrase we want to keep in mind.

Hello everyone!

I am Yoshio, an professional coach, specializing in supporting business persons who work in companies or organizations.

For a change a little bit today, let me put some notes in this blog in English.

Today's topic is;

"Be curious!"

This is the phrase I pick up the attached calendar for today, November 10.
This calendar is what I got from one of my best friends in New Zealand.

As mentioned earlier, my family and I lived in New Zealand for 5 years, and we still have come close friends out there.

One of our closest friends who comes from the Philippines has sent us such a useful calendar. It includes a kind of guidance or direction on a daily basis.

I would say It is exactly like a 「相田みつを」calendar in English!

Looking at the guidance or direction for today, November 10, you can find the phrase as shown below;

Be curious. Learn about a new topic or an inspiring idea.


So, why don't you have an open mind to everything, and try to find anything different?

And when you find something, you are encouraged to put some notes in your blog! (LOL)


See you tomorrow!
Yoshio, professional coach

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今を時めく「中野信子先生」の講演を聴いてきました!

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日、貴重な機会がありましたので簡単に共有をしたいと思います。

脳科学者

「中野信子」先生

の講演会に出席してきました。


実務にも役に立つ、貴重なお話をお聞きできたので、掻い摘んでお伝えします。

今日の章立て
1.全体の印象・感想
2.コーチングとの関連性の視点
3.日常生活で役立てられそうなこと


1.全体の印象・感想

(1)第一印象は「プレゼンス」がある方ということ。女性という華やかさが手伝っている部分もありますが、存在感が壇上からも伝わりました。

(2)しかし一方、講話をする口調は非常にソフト。話をしながら時おり視線を宙に躍らせ、言葉を慎重に選び、聴衆に噛んで含める感じで話されていました。

学術用語は伝わりにくいので意識的に避けている、もしくは説明をきちんと丁寧にする、という姿勢が伝わってきました。

(3)頭の回転は非常に速そうな感じでした。しかし、それをそのまま口に出さずに、コントロールしながら話していた印象を持ちました。

(4)歴史にも大変興味をお持ちで造詣が深いのか、脳科学と歴史との組み合わせという切り口はとても興味深かったです。


2.コーチングとの関連性の視点

(1)コーチなら誰でも知っている「ピグマリオン効果」の話をしてくれたのは嬉しかったです。

聴衆の殆どが社長・経営者だったので、このテーマは、やはり効くのだと腹落ちしました。

(2)先生から「行動は『言葉』に縛られる」という話がありました。つまり、我々人間は我々が発したり、聞いたりする「言葉」に影響を受けて行動する、ということ。

言い換えれば、「言葉遣い」を変えることで行動が変えることが出来る、ということを意味している。納得!

(3)「自己肯定感」と「自己効力感」の話もありました。


3.日常生活で役立てられそうなこと

(1)イノベーションの視点
先生のお話によると日本人は、世界でもトップクラスの「不安になりやすい」国民らしく、かつ、同調意識が強い、とのこと。この資質がこれまでの日本の強さを支えていたと理解しました。

しかし、今後はイノベーションや価値創造を進める時代。経営者やリーダーは、集団から逸脱する人やアイディアを採り上げ、これまでと異なる価値を生み出す意識を持って欲しい、との強いメッセージを頂きました。

(2)「絆」を作る視点

自己肯定感は、「オキシトシン」という物質が影響している、とのこと。他人から「認められた」経験が、自己肯定感に大きく影響する。

幼少期の「承認体験」が大人になったその後への影響は続くようだが、大人になっても他人とと精神的な「絆」を作る、認められるという経験が自己肯定感を向上させる。これは日常生活でも配慮できる視点だと感じました。


非常に示唆に富みながら、我々の日常生活にも役立てられる内容でした。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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今朝は、雨上がりの「玉川上水」を散歩してきました!

玉川上水の「牟礼」分水取水口
玉川上水
玉川上水沿いの道
玉川上水はどこまで続くでしょうか?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日はいつもの「駅ウオーキング」ではなく、単なる散歩。

雨も上がったようなので、うちの奥さんと気の趣くまま。

東京にも、こんなところがあるなんて。

徳川家光が「鷹狩り」に訪れた時は相当な「森」だったのでしょうね!

今でもその「三鷹の森」の面影は随所に残っています。

「玉川上水」って何?
ひょっとして、あの有名な作家が....した場所?

そんな質問には、ここではお答えしないことにします。

蘊蓄なんか傾けずに、とにかく目の前の自然を慈しみ、そして、楽しむ。

そんな三鷹・井の頭公園・玉川上水が大好きです。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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会社数字を活かす:経理部門から見える会社・社会とは?(Day12)「業務から体得する重要な視点」

「広い視野」「異なる視点」は、どうしたら身に付けられるのか?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も一昨日に引き続き、私の前職である「財務経理職」という仕事を振り返りながら、異なる視点や考え方をお伝えして行きます。

全体は、下記のような流れで書き綴っています。

全体の流れ・章立て
第一部:財務・経理部門の役割(完了)
第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」(本日)
第三部:経理財務部門をどう活用するか

そして今日も第二部、

第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」を、

私自身の反省も含めて綴って行きます。

章立て
1.財務経理部門の存在意義(完了)
2.財務経理パーソンが目指すもの(完了)
3.「ありたい姿」の具体的イメージ(本日)


「ありたい姿」の具体的イメージ


章立て
1.財務経理パーソンが持ちたい「視点」(完了)
2.一年間の業務イベントとその対応(本日)
3.日々遭遇する事象のどこに焦点を当てるのか?


「一年間のイベントとその対応」

今日の章立て
1.財務経理パーソン業務の一年間の流れ(完了)
2.鍵となる業務(本日)
3.業務遂行で留意したいポイント(本日)


昨日、財務経理パーソンが一年間で対応する業務を列挙しました。

様々な業務があると改めて感じると同時に、年中行事やルーチン化すると仕事がおざなりになりがちです。

そこで、幾つか鍵となる重要な業務を採り上げて、その業務での着眼点、及び、財務経理パーソン個人の「スキルアップ」や「キャリア構築」に必要な視点を伝えようと思います。

2.鍵となる業務

重要な業務は挙げたら切りがありませんが、敢えて3つ採り上げるとすると以下の通りです。

(1)四半期決算と業績見通し
(2)中長期経営計画策定
(3)内部及び外部監査


3.業務遂行で留意したいポイント

上記で列挙した鍵となる業務に関して、業務遂行で留意したいポイント、並びにそれが財務経理パーソンのスキルアップやキャリア構築にどう繋がるか、という切り口で綴って行きます。

(1)四半期決算と業績見通し

①四半期決算は今後、年度決算よりも重要になっていく可能性が高い。

なぜなら世の中の動きが速く、企業は顧客・市場の動向をタイムリーに把握し、次の手を打つことが求められる。一年もお客様は待ってくれない。

②従って、四半期ごとに業績分析、及び、その分析に基づく将来の4四半期の業績見積りはより重要となる。

もちろん管理会計の観点で予算との比較は大切だが、競合他社との比較分析も同時に目を向けたい。

③極端な話だが、四半期ごとの業績見通し(フォーキャストと表現される)をきちんと実施することで、年間予算は不要になるかも知れない。

それでなくとも多忙を極める財務経理部門なので、同じような業務を何度も対応するのは時間的にも精神的にも生産的ではない。

第3四半期の終了時に提示される、その先の4四半期見通しは即ち翌期の予算と近いものになり得る。

④なお、業績見通しや計画というものは所詮「見通し・計画」でしかなく、見積り通りの業績になる訳ではない。従っていくら精緻に策定しても「外れる」ことは多い。

数字を的中させようとする作業は無理があるし、不毛だと感じる。従って、後で原因究明が可能となるように予測の「前提条件」を明確にしておく必要がある。


(2)中長期経営計画策定

①将来の見通しという観点では上記(1)の四半期見通し(フォーキャスト)と同様だが、中長期経営計画は事業活動の根幹をなすほど重要な作業だと感じる。

②なぜなら、自社の方向性や事業部ごとの今後の在り方を考える重要な機会だからである。

③自社の企業理念・経営理念やビジョンとの整合も視野に入れながら、数字を使って「青写真」を作成する作業とも言える。

論理だけではなく、右脳も活用した「夢」を描くような発想も重要。「Moon Shot」と表現される「夢の実現」を盛り込むことで経営者はもちろん、社員全員がやる気を出すような計画作成にも是非チャレンジしたい。

④中長期経営計画を策定する際には、まさに「世の中が今後どうなっていくのか?」と「変化・進化する顧客・市場に対して、自社はどういう存在になりたいのか?」を問う必要がある。しかい、これには絶対的な答えは無い。


(3)内部及び外部監査

①私は過去何度となく、いわゆる「監査」というものを受けてきたが、受ける側としては正直申し上げて、嫌な気分を味わうことが多く、楽しいことは非常に少ない。

従って、対応する財務経理パーソンとしてはモチベーションが下がってしまう業務である。

②しかし、ここは視点を変えて、少し冷静に考えたい。つまり自分の「専門スキルの向上」と「異なる視点に気付く」場と捉えたい。

③自分たちが正しいと考えている処理や作業、プロセスを外部的にはどう見ているか、どう捉えているか、を知る機会である。

経理処理では避けられないエラーをどうしたら未然に、最小にとどめるのか?外部者で監査人は様々な実例を知っている。それらを教えてもらえる機会だとも考えられる。

④また、外部者の視点は、財務経理パーソンが将来就くかもしれない職業や業務にも直結している。

経営コンサルタントを目指している財務経理パーソンならば、この視点は是非持って頂きたい。

⑤内部監査については、別の視点が重要である。もちろん監査なので外部監査と同様にエラー探しや手続きの不備をチェックされる。

それに加えて、内部監査人には、その年度の「監査方針」というものがある。これは実はその時点で会社としての重要戦略事項よ懸念点と連動していることが多い。

⑥例えば、経営陣が「リスク管理」が気になっているとすると、各部署がリスクというものをどう捉えていて、それをどう抽出するのか、未然に防ぐためにどういう管理システムを導入しているか?などが監査対象となる。

⑦また製品開発やイノベーションをより強化しようとしている企業であれば、イノベーションを産み出す仕組みや社員への意識付け方法なども監査対象になるかも知れない。

⑧従来の監査から趣を異にしているが、内部監査という手続きを通じて、ある部署での成功例や上手く行った事例・プロセスを、横展開するきっかけを創るという副産物も期待しているかも知れない。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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会社数字を活かす:経理部門から見える会社・社会とは?(Day11)「財務経理パーソンの一年間の業務」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も一昨日に引き続き、私の前職である「財務経理職」という仕事を振り返りながら、異なる視点や考え方をお伝えして行きます。

全体は、下記のような流れで書き綴っています。

全体の流れ・章立て
第一部:財務・経理部門の役割(完了)
第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」(本日)
第三部:経理財務部門をどう活用するか

そして今日も第二部、

第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」を、

私自身の反省も含めて綴って行きます。

章立て
1.財務経理部門の存在意義(完了)
2.財務経理パーソンが目指すもの(完了)
3.「ありたい姿」の具体的イメージ(本日)


「ありたい姿」の具体的イメージ


章立て
1.財務経理パーソンが持ちたい「視点」(完了)
2.一年間の業務イベントとその対応(本日)
3.日々遭遇する事象のどこに焦点を当てるのか?


「一年間のイベントとその対応」

今日の章立て
1.財務経理パーソン業務の一年間の流れ(本日)
2.鍵となる業務
3.業務遂行で留意したいポイント


1.財務経理パーソン業務の一年間の流れ

一年間12ヶ月の財務経理パーソンの担当業務を先ずは、ざっと振り返ってみます。定期的(毎月・四半期・年度)な業務もありますが、3年に一度のタスクや突発的な業務もあります。

私の知っている限りの「イベント」を列挙してみましょう。

なお、業務内容を列挙するに当たり、報告を主な目的とした「財務会計」に関わる業務はもちろん、「管理会計」の業務も含めて、幅広く捉えます。

(1)定期的業務

①毎月:月次決算、及び、予実管理とその報告

②四半期ごと:四半期決算・業務報告・業績見通し

③年度ごと:年度決算(棚卸監査も含む)・税務申告・予算編成・借入枠の更新

④その他:内部監査など様々監査対応

⑤その他、人事管理的な業務:部門としての目標設定・各個人の目標設定と年次評価


(2)3~5年ごと

①中長期経営計画策定(毎年見直しする会社もある)

②従業員意識調査(財務経理部門だけではなく全社対象)


(3)突発的・予期しない業務

①国税庁などの外部監査

②その他


続きは、また明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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会社数字を活かす:経理部門から見える会社・社会とは?(Day10)「財務経理パーソンが持ちたい視点」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も一昨日に引き続き、私の前職である「財務経理職」という仕事を振り返りながら、異なる視点や考え方をお伝えして行きます。

全体は、下記のような流れで書き綴っています。

全体の流れ・章立て
第一部:財務・経理部門の役割(完了)
第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」(本日)
第三部:経理財務部門をどう活用するか

そして今日も第二部、

第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」を、

私自身の反省も含めて綴って行きます。

章立て
1.財務経理部門の存在意義(完了)
2.財務経理パーソンが目指すもの(完了)
3.「ありたい姿」の具体的イメージ(本日)


『「ありたい姿」の具体的イメージ』


章立て
1.財務経理パーソンが持ちたい「視点」(本日)
2.一年間のイベントとその対応
3.日々遭遇する事象のどこに焦点を当てるのか?


『財務経理パーソンが持ちたい「視点」』

1.ROIと効率化
2.キャッシュを生み出す仕組み
3.世の中の動きとビジネスの在り方の関係


1.ROIと効率化

(1)先日、財務経理部門の役割を人体に喩え、お金を「血液」に見立てて体内に行き届いているか、「血流」はどうかをモニターすること、とお伝えしました。

(2)お金が潤沢にある会社は例外として、企業が保有するお金や資産など(リソースとも表現します)が適切に活用されているか、即ちROI(Return on Investment、投下資本回収率)を常にモニターする視点が必要です。

(3)またROIの分子のReturn側、即ち回収される利益やお金を最大化することが、ROIを向上させることに繋がるのは自明です。

従って、事業活動の効率化がなされているか、効率化に寄与するような仕組みづくりが出来ているか? このような「効率化」への視点も重要だと考えます。


2.キャッシュを生み出す仕組み

(1)ROIとは少し論点が異なる視点として、キャッシュを生み出す仕組み、つまり「ビジネスモデル」への関心を多いに持ちたいです。

(2)ROIのI(Invesstment、投資)は金額に置きなおした投資額(土地や設備の購入・会社の吸収合併など)の意味合いが強い気が個人的にはします。

一方、ビジネスモデルでは、ノウハウやアイディア、仕組みと言った目に見えない資産(ソフトな資産とも言う)の活用も含めて事業の在り方を見たり、問いたりするツールです。

(3)「ビジネスモデル・キャンバス」などの分析ツールを使って、自社がキャッシュを生み出す仕組みを確認することで、これまでとは異なった事業スタイルに気付くことがあります。

今まで保有していたが、それ程注目されていなかった資産(ハードやソフトな資産)の再利用を、検討することにも繋がるかも知れません。


3.世の中の動きとビジネスの在り方の関係

(1)最後にこれは財務経理部門だけなく、全て部署のビジネスパーソンに向けての話になるかも知れませんが、「今後、世の中はどうなっていくのか?」という視点を常に持ちたいです。

(2)卑近な例で言えば、コロナ収束後のビジネス状況はどうなっていくのだろうか?

かなり普及した「ネット」取引はコロナ収束後、どれ程「対面・リアル」取引に戻るのだどろうか?

(3)もう少し緩やかではあるが避けて通れない課題である、我が国の少子高齢化。これが自社のビジネスの動向にどう影響するのか?

(4)世の中、顧客・市場が今後どのように変化・進化していくのか?それが自社・自分の仕事にどうインパクトを持つのか? 

これをざっくりとマクロで夢想する癖をつけたいです。

これらの課題は誰も「絶対解」を持ち合わせていません。答えの無い問いかけを自らにして、それを様々な角度で検討し続ける姿勢。これが今後は重要になってくると思われます。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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東京都で唯一の「村」、そして秋川渓谷へ行ってきました!

JR武蔵五日市線の終点「武蔵五日市駅」
日本の滝百選の一つ「払沢の滝」
秋川渓谷
石舟橋から臨む「秋川渓谷」
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日は「駅ウオーキング」の第二弾!

東京都で唯一の村、檜原村にある

「払沢の滝」

そして

「秋川渓谷」

に行って参りました。

「こんな素敵なところが東京都内にあったのか!」

これが偽らざる感想。

特に滝が良かったですね!

この「払沢の滝」は日本の滝百選の一つで、檜原村最大の名所。

JR武蔵五日市線の終点「武蔵五日市」駅からバスで20分。そして徒歩約15分で、こんな秘境?の滝へ。

紅葉にはまだ早かったですが、静寂と滝の落ちる音で、癒されました!


そして、その後はバスで駅へ戻る途中の

「秋川渓谷 瀬音の湯」

に立ち寄りました。


今日は何とも贅沢な「自然三昧」。

東京には捨てちゃもんじゃない!まだまだ知らない自然がたくさん!

これからも「駅ウオーキング」を続けて参ります。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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会社数字を活かす:経理部門から見える会社・社会とは?(Day9)「財務経理部門の提供価値」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も昨日に引き続き、私の前職である「財務経理職」という仕事を振り返りながら、異なる視点や考え方をお伝えして行きます。

全体は、下記のような流れで書き綴っています。

全体の流れ・章立て
第一部:財務・経理部門の役割(完了)
第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」(本日)
第三部:経理財務部門をどう活用するか

そして今日も第二部、

第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」を、

私自身の反省も含めて綴って行きます。

章立て
1.財務経理部門の存在意義(完了)
2.財務経理パーソンが目指すもの(本日)
3.「ありたい姿」の具体的イメージ


「財務経理パーソンが目指すもの」


今日の章立て
1.ゼロベースで考える財務経理部門の「提供価値」
2.財務経理パーソンが目指すもの


今日の章立て
1.ゼロベースで考える財務経理部門の「提供価値」

(1)先日触れた「財務経理部門の存在意義」で、経理のある部分の「機能」は外注できそうだ、という話をしました。

それを踏まえた上で改めて、財務経理部門の「提供価値」は何でしょうか?

もう少し踏み込んで言うと、社内で財務経理部門を抱えることで得られる便益(ベネフィット)は何でしょうか?

(2)お金を扱う財務経理部門ですが、そもそも会社にとって「お金」とは何でしょうか?

会社にとって「お金」は、目的ではなく「手段」である、と私は考えています。人間の体に喩えると「血液」または「血流」のような気がします。

(3)体を動かすために必要な「血液」や、栄養を体内に行き渡らせるための「血流」があるように、会社・事業にはお金が必要です。

(4)そして、自社の事業展開という目的を達成するための「お金」というものを管理し、「血流」つまり、必要な事業に必要な栄養が届いているかをモニターする役割を財務経理部門が担っているように思います。

(5)そう捉えると財務経理部門の「提供価値」は、事業の目的を達成するための血液である「お金」が社内で適切に管理されていること。

そして、適切に活用されているかをモニターし、必要であればアラームを発する部門。

と言うことは、事業戦略をきちんと理解していて、そのためにはどういうリソースが、どういう事業分野で必要で、その充足具合が現時点でどういう状況なのか?

それらを常に監視している役割と言えるかと思います。


2.財務経理パーソンが目指すもの

(1)財務経理部門がその提供価値を生み出すためには、そこに属する経理パーソンはどうあるべき、何を目指す必要があるのでしょうか?

(2)まず思い当たるのな、自社の事業戦略や方向性を正確に理解していること。そしてその戦略・方向性として、事業の目標を「数字」という観点で把握していること。

(3)また、事業運営を行う上で、目標値に対してどこまで達成しているのか?などの判断が必要です。

つまり進捗判断のための数字的・金額的評価基準を持っていること。これはしばしばKPI(Key Performance Index/Indicator)と呼ばれるものでもあります。

(4)それから「財務経理部門」としての戦略、という発想も必要だと感じます。

事業の成長や発展、または不測のリスク、などにお金の備えを常に勘案しておくことも財務経理部門には必要です。

銀行借入がスムーズに出来るような準備や、M&Aなどの取引に備えて知識・経験やノウハウを蓄えておく、という備えも欲しいです。


ではまた明日!
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会社数字を活かす:経理部門から見える会社・社会とは?(Day8)「経理部門は必要か?」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も昨日に引き続き、私の前職である「財務経理職」という仕事を振り返りながら、異なる視点や考え方をお伝えして行きます。

全体は、下記のような流れで書き綴っています。

(仮)全体の流れ・章立て
第一部:財務・経理部門の役割(完了)
第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」(本日から)
第三部:経理財務部門をどう活用するか

そして今日からは第二部、すなわち

第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」

私の考える「ありたい姿」を、自分の反省も含めて綴って行きます。

章立て
1.財務経理部門の存在意義
2.財務経理パーソンが目指すもの
3.「ありたい姿」の具体的イメージ


「財務経理部門の存在意義」


今日の章立て
1.財務経理部門が無かったら、会社はどうなるのか?(本日)
2.ゼロベースで考える財務経理部門の「提供価値」
3.財務経理部門が果たすべき役割


1.財務経理部門が無かったら、会社はどうなるのか?

(1)「え!、経理部門が無い会社ってあるの?」と言って頂けると、元財務経理パーソンとしては嬉しいです。

しかし、実際にそういう会社はあります。正確に言うと、経理の「機能」を外注しているので社内には経理部門が無い、というケースです。

(2)このようなケースは、財務経理部門にとって何を示唆しているのでしょうか?

「財務経理」は飽くまで、機能であって目的が果たせれば、社内だろうが外注でも良い。財務経理パーソンを社内に雇っておく必要はない!?

(3)このケースと対比させて、例えば「営業部門」「マーケティング部門」を同じように考えてみたらどうなるでしょうか?

営業活動を外注する、という発想はあります。実際に実行している企業もあると想像されます。

しかし、営業活動を100%、全て社外に任せるという方法が本当に効果が出るのか?少し疑問が残ります。

(4)一方「マーケティング部門」はいかがでしょうか?

これもマーケティング部門が担当しているある部分を社外に委託するというのはよくあることです。分かりやすい例は「広告宣伝」の部分です。

顧客の購買行動を引き出すための施策は、かなり高度の専門的、かつ、経験が必要。

従ってキャッチコピーやコピーライティングを外注するのはうなづけます。

しかし、自社の真の価値を理解し、それに基づいて情熱をもってマーケティング戦略を考えるという「コアの活動」は、さすがに社外に委託すべき部分ではない、と私は感じます。

(5)ここまで考えて、翻って「財務経理部門」について目を向けるとどうでしょうか?

伝票処理をして、それを会計帳簿に記帳して財務諸表を作成する、というオペレーション的な部分は社外でも、相当部分が対応できると思います。

一方、社内の人間でないと判断できない活動や事業の方向性や将来を決定するような意思決定に関する活動について、つまり

「根幹を成すコア業務・機能」は、社外に委託すべきではない、と言えるかと思います。


では「財務経理部門」における「根幹を成すコア業務・機能」とは何でしょうか?


この論点は明日以降、次章である

ゼロベースで考える財務経理部門の「提供価値」

で綴って行こうと思います。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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